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4 異世界の国に侵入とギルドカード

誤字脱字はゆっくり直していきます。

今は深く考えず読んでくださいw

インテリジェンスした衣服のおかげでかなり遠くまで来たみたいだ。草原なので、見晴らしが良く獣の気配もないのでここからは自分で歩いていく。

鳥の鳴き声や風が木々を揺らす音がする。見たこともない赤く毒々しい雰囲気のキノコや、少し発光している大木など。やはり異世界なんだなーって再確認できる。

しばらく歩いていると城壁が見えてきた。四方が分厚い壁で囲まれている。これなら巨人が来ても大丈夫そうだな…

その前に、インテリジェンスソードなどは、聞いたことがあるがこの世界ではどのような物になっているかわからないので隠すことにする。厄介なことになりそうだし。


『なぁ、エリス。インテリジェンスはあまりバラさない方がいいよな?』


『そうですね…あまりバラさないほうがいいと思いますよ』


『まあ、見た目じゃわからないと思うし、会話も俺にしか聞こえないと創造神も言っていたし大丈夫だろ』


『そうですね!』


エレスとの決定を他の衣服にも伝え、城壁に向かっていく。

だんだんと巨大な鉄製の門が見えてきた。門には二人の槍を持った衛兵立っていた。この世界初の人間との接触だ!!なんかうれしい…

衛兵はこちらえを見ると、すぐ話しかけてきた。


「めずらしいな、旅人か?」


「ええ。そうなんですよ〜」


「そうか。身分証を見せてみろ。」


はいっ出ました!身分証!運転免許?それとも、パスポート?てか、どっちも持ってねーし…。一か八か!


「そ、それが、身分証をなくしてしまったのですが…」


「そうか。なら、ステータスを確認する。これに触れてみろ」


衛兵のは懐から手のマークのある銀色の板を取り出した。俺は恐る恐る、手のマークに合わせて右手を乗せると銀盤がうっすら光った。直後に、レシートのように細長い紙が銀盤から出てきた。おそらく紙には俺のステータスが載っているのだろう。衛兵は銀盤から紙を取り、俺と紙を交互にみたあと名前や年を聞いてきた。確認のためらしい。その後、衛兵の首にかかっていた四角形のアクセサリーの先をスライドさせ紙に押し当てた。衛兵はすぐにアクセサリーを押した紙を、こちらに渡してきた。


「これは仮入国証だ。身分を証明できるもんを作って、一週間以内にここに仮入国証と一緒に持ってこい。俺の名前はルーメントだ。さもないと、奴隷堕ちだから注意しろよ。」


「ありがとうございます。あの…身分証はどこで作れるのでしょうか?」


「は?…ああ、冒険者ギルドとか商業ギルドぐらいか?」


「そうですか。ありがとうございます。」


「おう。ようこそ。城壁のユノセティ国へ」


ユノセティがこの国の名前みたいだ。いい響きだな〜。

門から街に入ると、すぐ広場になっていた。広場は石畳になっており、中央には女神や天使の噴水がある。噴水の周りにいろいろな人がいる。みな共通してローブを着ている。まずは、身分証を作るため冒険者ギルドに行くことにした。


あ…道がわからん…。


近くを通り過ぎようとしていた恰幅のよい優しそうなおばさんに、思い切って話しかけた。


「突然すいません。冒険者ギルドはどこにあるのでしょうか?」


「ん?なんだい!冒険者かい!若いのにね〜」


おばさんは見た目通り、いい人みたいだ。だが、声がでかい…


「冒険者ギルドだったね!ギルドは、この門前広場を抜けて、大通りの突き当たりだよ。まあ、このまままーすぐ行きなさい。大きいからわかるわよ。」


「ありがとうございます。助かりました。」


おばさんにお礼をいい、歩き出す。教えられた通り広場を抜けて、いろいろなお店が並んでいる大通りを抜けると発見した。いやーでかいなっ!!大通りの店はおそらく一階〜二階だと思うが、冒険者ギルドは四階くらいまである。冒険者ギルドの中に入っていく。

冒険者ギルドの中は、吹き抜けになっていて休憩用のベンチや机などある。受付の隣には、大きな掲示板がありたくさんの紙がピンで留めてある。おお!想像してた通りだ!!

コートを着込んだ魔法使いのような男、長身のムキムキ肌や防具にたくさんの傷のある冒険者や、大太刀を背中に背負った黒髪の女剣士などが5つあるギルドの受付でやりとりしている。空いているのは、二つ。一つは目の下にクマができ頭が寝癖でボサボサになり、ギルドの制服を着崩して寝ている男。もう一方はストレートに伸びた黒髪を真ん中で分け赤縁眼鏡の女性…あれ?どっかの旅団の看板娘見たいだな…この二つなら決まってるだろ!


「冒険者ギルドへようこそ。依頼ですか?」


「い、いえ!登録です!」


「え?あ、そうなんですね。では、身分を証明できるものはお持ちでしょうか?」


「え、えーと…仮入国所でもいいですか?」


「ええ。大丈夫ですよ。お預かりしますね」


黒髪の受付嬢に仮入国所を渡した。いや、やっぱり男か女かって言われたら女でしょ!俺も男だし?感じ良さそうだしラッキーだな!

受付嬢は仮入国所を、机の右側に置いてあったティッシュボックス程度の箱の上に乗せる。すると、仮入国所が薄く光った。青く淡く光はとても、綺麗だった。すぐに、箱から「っぴぴ」と音がなるとティッシュボックスが開き一枚のカードが入っていた。


「はい。こちらがギルドカードになります。初回は無料ですが紛失した場合は金貨1枚で再発行になりますのでお気をつけてください。最後に、不備がないか確認をお願いします。」


ギルドカードには、名前。ランク。クラン。と順に書かれている。それしか書いてない。作るまで神秘的な感じだったのに、このカードはシンプルか…なんか、怪しいな…


「大丈夫です」


「作成は以上になります。では、ギルドの説明いたしましょうか?」


「ええ!お願い済ます!!」


「はい!まず、冒険者ギルドは町の貢献と治安維持を目的に存在しています。まあ、近隣のモンスターの討伐や森へ採取に行っていただくことがおおいですね。クエストと呼ばれています。それと、どなたでも報酬さえあればクエストを依頼することができます。そして、依頼されたクエストはクエストボードと呼ばれるあちらの掲示板に張り出されますので、受けたいクエストがあった場合は掲示板から剥ぎ取り受付に申し出てください。

そして、冒険者ギルドの仕事は、ギルドカードの作成。モンスターや採取素材の分布調査。ハンターランクの試験。勇者と魔族の情報収集。などです。」


「勇者ですか?…」


「ええ。勇者です。ご存知ないですか?」


「え、ええ…」


「勇者とは、異世界から来て、神の加護により特別な力を持った人間のことです。現在は700名ほどですかね。」


700?…多くね?…。俺より強いやつとか居るんだろうな…。なんか、萎えてきた…

やっぱ、勇者ってバレたくないな…


「わ、わかりました…」


「わかってなさそうですね…ふふふ、習うより慣れろですよ。では、がんばってください 」


「はい!がんばります!」


さて!新しくギルドカードも作ったことだし初クエストを受けよう!これが、俺の無双の始まりだ!

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