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3 最強装備!?

まず、自身の格好は学校に行けるような格好だ。ステータスの装備欄に書かれている服をインテリジェンス化していく。さすがに、パンツをインテリジェンスするのは気がひけるので…だって、パンツが喋るんだよ?気持ちわるい…


『うわぁ!』

『なっ!』

『ひゃ!』

『な、なんだ!?」

『……っ…』


驚きの声が頭に響く。男の声と女の声が二つだ。インテリジェンスって、そんな驚くのか?


『なあ、エレス。インテリジェンスってそんな驚くのか?』


『私も驚きましたよ…。こうして、感情は得ると驚きますよ!』


『そうか…。まあ、仕方ないよな〜』


エレスと話していると、頭の中に若い男の声が会話に割り込んでくる。


『なあ、おふたりさん!こいつは、どうなってんだ!?』


『そうです!どうなてるんですか!!』


『えーと、俺のスキルで意思を生み出した?って、ことです…。あ、俺が君たちの持ち主でジンっていいます。』


服に自己紹介とか…よくよく考えると恥ずかしいよな…

俺に続いてエレスも自己紹介をする。


『こんにちは。私は、魔法の杖のエレスチャルと言います!』


『まさか、主と話ができるとは…』


『確かに、今までの記憶はあるけど感情なかったわね…』


『すごいですぅ!』


二人、割り込んできた男の声が学生ズボン。次に女の声が、学生服の上着だ。最後の女の声がワイシャツだ。

そういえば、三つインテリジェンスしたのだが、三人しか聞こえなかった。


『まあ、とにかくよろしくな……。あ、靴の声が聞こえないんだけど…失敗したのかな?」


すると、靴がいきなり小さくなった。いあたたたたた!!!!


『いたたたたた!!』


『ご主人様!ど、どうしたんですか!!」


『いや、靴が小さくなって!いててて!』


『人が黙ってりゃー、勝手に失敗したとか抜かしてんじゃねーぞ!』


ヤンキーのような強烈な喋り方だ…。声的には若いな。


『革靴なのかい??』


『おう!さっきはびっくりしてな!声が出なかったぜ!』


『よ、よろしくね…?』


『おう!よろしくなジン!』


『して、主。今なにからなにをするんだ?』


『そうよ。どうするの?』


『まあ、とにかく移動はしたほうがいいよね。んじゃ、ぶらぶら歩いていくよ』


俺は、あてもなく森を歩いていく。革靴なので革が硬く靴擦れになり少し歩いているだけで、足が痛くる。ちょうどいい切り株も見つけたので一休みを提案する


『少し休むよ…ふぅ…』


『早いぞ主。筋肉が足りなんだ。まったく、鍛えろ』


『そうよ!早いわよ!まだ、全然歩いていないわよ!』


『そうはいっても、ご主人様は人間ですので、私たちとは違うのですよ』


エレスが、対抗してくれるが押しが弱いようだ…。このままだと、歩くことになるのか?…

すると、靴が突然縮んだ。先のように小さ過ぎず、履いていることを忘れるくらいフィットしている。


『俺にいい案があるぜ!』


『いい案?』


そういうと、靴が地面を蹴り前に進んだ。足がいきなり進んだので、バランスが取れず頭から地面に倒れた。


『いっててえええ!!!なにすんだ!!!』


『実験から分かったんだが、俺は靴だ。だから、靴としての動きはできるって事だ。最初サイズを変えることができたしな。そんで、歩行を補助することもできると思ってな』


『え?どういうこと?』


どうゆことだ?靴は靴としての動きはできる?…てか、口調がアレな割に靴って冷静だ…意外だな


『そういうことか!わかった、俺もやってみよう』


『あ、あ!私も!!』


『どうゆうことなんですかぁ!!わかんいですよぉ…」


上着だけわかってないみたい…。まあ、口調的にアホっぽいし?…

すると、ワイシャツと学生ズボンが体にフィットする。学生ズボンが、レディースのようにピチピチになっている。ワイシャツもピチピチだ…


『では、行くぞ?』


『私はいいわ?』


『おう!』


『『『せーの!』』』


そういうと、体が強制的に歩いている。しかし、疲れることはなく、感覚でいうと電動自転車的な楽さだ!そして、力を入れなくとも体が動かされる。楽だ〜

最初はゆっくりと歩いていたのだが、数分も経て慣れたのか、すごい速さで走っている。多分、新東名の車と同じくらいじゃないか?体感速度で100kmは出てるだろ!ものすごい風が俺の顔に当たる。顔の肉がっっ!!


『すごいですね!ご主人様!早いです』


『エレス!呑気にそんなこと言ってんじゃない!か、顔が!!』


『あ、すいません!『エアプロテクト』!」


エレスが風魔法のエアプロテクトという風系の魔法を防ぐ魔法をかけてくれたので、あの暴風が収まった。

倒れている木々を華麗に飛び越え、踏み越えて進む。いろいろな獣にも出会ったが、一瞬で通りすぎるのでよくわからなかった。

何分走っているか、わからない…が、森を抜けたみく。周囲は草原になっていた。そして、走るのも止まった


『まあ、こんなものか』


『そうだね。森を抜けたみたいだし』


『それにしても、息ぴったしだったな!考えてることも共有できてるみたいだし、突然走り出しても合わせられるな』


なんか、三人が仲良くなってるな…。なにこれ。体育祭で優勝したクラスの仲間みたいな…まあ、これはこれでいいかな。仲悪いより、仲良い方がこれからも楽だろう。


『お疲れさん。これからは、走るときに一言言ってくれ…顔が…。まあいいか。それで、三人は疲れていないのか?』


『分かった主よ。そうだな…疲れていない』


口調的にも疲れている様子はない。本当に疲れていないとすれば、少し怖くすら感じる。だって、永遠に走り続けられるんだぜ?…


『そういえば、ご主人様。インテリジェンスで消費する魔力ってどれくらいですか?』


『魔力?わかんないな。確認してみる』


ステータスを開いて魔力を見てみる

ーーーーーーーーーー

名前 シン アマノボリ

年齢 18

lv 1

職種 未設定

ステータス

   HP  100

   MP  100

   STR  100

   VIT  1000

   AGI  100

装備 

   胸部:学生服上着 ポリエステル混紡ワイシャツ 

   腰:本革ベルト

   脚:学生ズボン 

   足:学生靴

スキル 

   観察眼

   インテリジェンス化

称号 

   勇者

   創造神の加護  


ーーーーーーーーーーーーーーーー

減っていなかった。


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