恋~簡易ver~
これは解説小説です。あらかじめ前作の『恋』をご覧になることをお勧めします。
「いったぁぁ!!」
マジくそ痛すぎる。なにこれもう何度目!?
「先生、心臓付近の肋骨が痛むのです」
「ああそれは心の病ですね、心臓だけにププ」
想像するだけで、重すぎ足にくる。ああ痛い。
告白なんてさ、ぶっちゃけ無理じゃね?だって昼間の学校だよ。ふつーはもっとさ、夜景の見えるロマンチックなさ。いやまぁ、一応色々聞いてみたけどさ。嫌われない程度には。
「せんせー、何歳?」
「え、63!?話題合いませんねwwwwww」
「え、てかなに見てるの?」
「は?参考書?真面目すぎつらたん」
まじスリリングだわ。
心オープンにするのって、ほんと勇気いるのにさ、私のやってることってさ、そんな努力を無駄にしちゃうことなんだよね。
ええ、ええ。逃げましたとも。なーんも無かったことにしようとしましたよ。辛いんだもん。
でもさ、消えないんだよね。逃げられないし、忘れられない。明日になっても、そうでしょ。
あー。悔しいなぁ。心が痛いよ。
「『好き』って、言えばよかったナ」