第1話:目が覚めたら知らない場所で全裸だったんですけど!?どうなってるんですか!(怒)
私は目が覚めると知らない場所にいた、周りは草原で、たまに吹く風は優しく肌を撫で…
「ん?」
私は違和感を感じた、それは全身で風を感じたからだ、だから少し視線を下にずらす。
「は?なんで裸なの?」
訳が分からなかった、気がついたら草原にいるし、全裸だし、クッソ恥ずかしいんですけど!?
「な…なんでこんなことに…」
思い出せ…思い出すんだ私…っ!何があったのかを…!
そうして頭を振り絞るとすこーしずつ思い出してきた──
〜〜〜回想〜〜〜
『──〜♪』
私は少し鼻歌を歌いながら歩いていた、この時は確かコンビニに行こうとしていたはずだったんだが…
『は?』
あっ!思い出した!確か歩いてる時に急に地面が光だして下を向いたら魔法陣みたいなのが下にあったからそれに驚いてそこで意識を失ったんだ!
〜〜〜〜〜〜
私はここで目覚める前のことを思い出してこう言った。
「うわっ!てことはここっていわゆる異世界ってやつなのか!?」
私は興奮と不安で少々取り乱してしまった、私はこういう異世界モノの小説とか漫画が大好きだから興奮したが、しかし父は最近体調をよく崩してしまっているので心配なのだ、だからどちらかと言うと不安の方が少々大きい。
だが、ここで取り乱していてはいつまで経っても状況は変わらないだろう。
そう思った私は1度深呼吸をして落ち着くことにした。
「スーーー…ハーーーー…ふぅ…とりあえず状況を整理しよう。」
まずは1つ、ここが恐らく異世界であること。
もう1つは何故か服が無くなっていること。
他には記憶の最後に魔法陣みたいなものがあることから恐らく召喚系の魔法か何かで呼び出されたことから帰れる可能性がある。
とりあえず一旦これくらいでいいだろう。
「さてと、これから先どうしますかね…」
私はこれからのことをどうするか考えつつ少し周囲を探索してみることにした。
もしも服に使えそうなものがあったらそれを使って少しでも体を隠したい、一応これでも15歳のうら若き乙女なのだ。
そうしてしばらく探索していると…
「ギギャ!」
「え?」
突然緑色の小人、異世界モノでよく雑魚キャラとして出てくるゴブリンかなにかだろうか?それが現れて私の方に寄ってきた。
その目は良い獲物を見つけたという目をしていた、さらには下腹部が膨張していて興奮しているということもわかった。
「ギギャギャ」
「ヒッ!逃げなきゃ…」
もしも捕まった時何をされるのかをこの一瞬で想像してしまった私は逃げなければという気持ちでいっぱいになり、走り出した
「はっはっはっ…」
「ギギ-!」
かれこれ1分くらいだろうか、全力で走り出した後、私はゴブリンを巻こうとしているがここは草原、見晴らしがよく、巻くにはとてもじゃないが向いているとは言えない。
「あっ」
私は少し疲れてきていたので足元にあった石に気付かずに躓いて、転んでしまった
「ギギャ-…」
「ヒッ!嫌…来ないで!」
転んだ私をこの後どうするかを考えているであろうゴブリンがジリジリと近寄ってくる。
私は恐怖で涙を流していた、そのとき…
「ハァー!」
ゴブリンの首が飛んだ。
「え?」
突然の出来事に情報を処理しきれなかった私は少しの間フリーズしてしまった──
──それからだいたい2、3分経った頃、私はようやく自体を飲み込み再起動した
「えっと…さっきはありがとうございました…えーっと…お名前って…?」
「私?私はレミア!レミア・ドミュレット!一応勇者をしてるんだ!」
「レミアさんって言うんですね!改めて、助けていただいてありがとうございました」
私がそう感謝の言葉を伝えるとレミアさんは私にこう言った
「まぁ私が助けてなかったらどうなってたか分からないし助けられて良かったよ!それじゃあ元気でね!って言いたいところなんだけど…その格好じゃあねぇ…」
「そっ…そうですよね…」
「あっそれと聞きたかったんだけど、なんでこんなところで全裸なの?」
「それは…」
恐らくここで気が付いたらここにいて服も無くなってるんですと言えば何かしらしてくれるのだろうか…レミアさんの性格上恐らくしてくれそうではあるが、とりあえず信用できるまでは異世界から来たって事は言わない方が良さそうかな。
そう考えているとレミアさんが話しかけてきた
「もしかして言いたくないやつだった?」
そう聞かれて私は直ぐに否定した
「いえ、別にそういう訳では無いんですが…」
どうする、ここでもし町まで送るなどと言われても私はこの世界出身じゃないだろうしそもそもこの辺の地理なんて一切分からない、となれば…
「実は記憶が無くて…なんでこんな所にいるのか、なんで服が無いのか、ここがどこなのかなど何も分からなくて…」
少し心苦しいけど記憶喪失のフリするしかないよね…!
そう言うとレミアさんはこう言ってくれた
「そっか…それなら自分の名前はわかる?」
「それは分かります。零…レイって言います!」
「なるほど、レイって言うんだね!ならそれだけ覚えてるだけでも十分!とりあえず私の持ってるこのマント着といてね、中の方は私の着替え貸してあげるから着といて」
「えっ!良いんですか?」
私がそう聞くとレミアさんはこう答えた
「流石に記憶喪失で裸の子をこんなところに放置して行くなんて勇者の名が廃るし、個人的にも置いていくのは心苦しいからね!」
「レミアさん…ありがとうございます!」
「まぁ私もこの近くの街を目指してたからちょうど良かったよ。」
「感謝してもしきれません…」
私は嘘をつくことに対して若干心苦しいと思いながらレミアさんに貸してもらった服とマント、靴を身につけてから、レミアさんと一緒に近くの街まで歩くことになった。
ちなみに内心まだ動揺していて勇者について聞くのを忘れていたことに気付いたのは最寄りの街まで歩いている途中のことだった─
ちなみにですがこの勇者、百合の気があるので実はレイと××××できたらいいな〜とか内心考えてる地味にヤバいやつです。
ですがその辺に目を瞑ったら割と普通に人格者ですので人気者です。
ちなみにですがもしゴブリンに捕まっていたらヤラれる直前に力が覚醒してゴブリン達が殺されてました




