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第十一章:残された謎
太郎と花子は、枯れた井戸の謎、そして自分たちに起きた不可思議な現象について話し合った。しかし、答えは見つからない。
先代の巫女である幸恵は、桐生に惹かれていた。しかし、巫女は純潔でなければならないというしきたりによって、二人は結ばれることはなかった。その悲劇の末に、幸恵もまたマイクロマシーンに適合できずに亡くなってしまった。
桐生がその謎を解き明かそうと試みたが、彼もまた力尽きた。二人が知りたかった真実は、もはや誰にも解明できないかのようだった。
「いつまでも逃げているわけにもいかないわね。」
花子は、そう呟いた。このまま逃げ続けても、自分たちの運命は変わらない。
「昔、祖母から聞かされた話があるの。」
花子は、幼い頃に祖母から聞かされた、巫女や神社についての歴史を思い出し、それを太郎に語り始めた。
太郎と花子は、その古い伝承の中に、自分たちの運命を解き明かす鍵が隠されているのではないかと、希望を抱いた。
二人は、その伝承を頼りに、残された謎を解き明かすための、新たな旅を始めるのだった。




