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私たちは、のろわれている =片付けられない女子の脱·汚部屋=

作者: バナナブレッド

私たちは、のろわれている。


テレビなどでも取り上げられているように、片付けられない女子や男子は、一定数存在する。

我が同士よ!君たちだ!

絵や歌が下手でも誰も非難したりしないが、片付けられないと動物以下のように詰られ、そしられる。本人も、困り果てているのにである。

私自身、幼い頃から怒られてばかり、叱られてばかりで辛かった。

自分自身、自分は最低だと思っていた。

片付け本やハウツー本もお腹いっぱい読んだけれど、なぜか出来ない。

ある日、気がついた。

無意識に脳が、片付けをイヤがっているのだと。

意識は、いつも「片付けなきや」と思っている。

毎年、私の年始の目標は、断捨離とダイエットである。

しかし、無意識で「物を捨てることは、悪いことだ!」と思っている自分に気がついた。

そりゃ、片付くわけがない。

まず、意識を切り替える。

物より大切な物。家族や自分の心と体の健康。

物を捨てることは、悪いことではない!

捨てる勇気を持つのだ!

私たちは勇者だ!のろいに打ち勝つのだ!

捨てるべし!

捨てるべし!

捨てるべし!

明日の○ョーになりきって、ゴミをゴミ袋に入れるのだ。

「もったいない」は、のろいの言葉。

「いつか使う」は、のろいの言葉。

もしも、そのいつかが来た時には物の海に埋没して行方不明、いつか使う日は、永遠に来ない。


「物を大切にしなさい」「もったいないから、食べ物を残してはダメ」

と言われて育った。

汚屋敷ではなかったけれど、ごちゃごちゃと物の多い家で育ち、それが当たり前だった。片付けられない人は、親もその傾向があるように感じる。

私の親世代は、物のない時代に幼少期を過ごしているので、物があることが幸福なのである。

よく片付けろと言われたが、片付け方を習った覚えがない。学校でも片付け方なんて、教えてくれなかった。

一年使わない物はゴミ。賞味期限が切れたらゴミ。リサイクルに持つて行く?そんなマメな人だったら、汚部屋にはならない。捨てるべし。まったく趣味じゃない頂き物の食器。衝動買いした服。サイズアウトした服。ボロボロのタオル。捨てるべし。

ゴミをゴミとして認識できない、のろい。

もったいないののろいを解くのだ。

今日も、私は戦っている。脱出は、もうすぐだ。

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