表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/15

ローザ

前回までのあらすじ:ゴベロおじさんと話し終え、母と妹とも別れて、いざ出発?

新たな登場人物出現の予感、、、

家を出てすぐ、村の中央広場へ向かう。


今年はこの村から鑑定の議に参加するのは2人だ。

中央広場で合流して一緒に会場に向かうつもりだ。



広場で一足先に待っていたのは綺麗なブロンド色の美少女、、、


「もぅ~~~、遅いっ!!!どんだけ待ったと思ってんのよ!!!(怒)」


口をつぐめばだが、笑 


「悪い悪い~、準備に遅れてさー。あっ、そうそう半分ゴベロのせいなんだよー」


とりあえず、ゴベロになすりつけておく。ごめんよ、ゴベロ・・・


「ゴベロさん絶対関係ないでしょーがー!すぐそうやって責任転嫁する!!!」


こう言ってさっきからご機嫌斜め(あっ、考えてみればほぼ常に機嫌悪いわ)なのは3軒隣の家に住む、

ローザという名の少女だ。子どもが少ない村の中で唯一年が近い同士である。

家族ぐるみでもかなり仲がいい。ローザにも3歳年下の弟がいて、親同士話が合うらしい。


ゴベロに関しては、いつもゴベロおじさんと慕って呼んでいるらしい。

ゴベロのやつ、かなり遅いモテ期が来たなって感じだ。可哀想なやつ!



「あんた、何か忘れ物でもしたんじゃないの?水筒とかちゃんと持ってるの?」


ローザが挑発的に聞いてくる。余計なお世話だ、おまえは俺の母親か!!!


「そりゃあ、全部持ってるよ。水筒にタオル、お弁当に地図、それに村長直筆の証明書!」


俺が胸を張って答えると、ローザは意外そうな顔をして


「なんだぁ~、つまんないのっ!ソーマのことだから何か忘れてるかと思ったのにー。忘れてたら思いっきり煽ろうと思ったんだけどなー」


こいつ、性格最悪だ。

ローザは俺にそういった後、自分のカバンの中を探っているうちにどんどん顔が青ざめていった。


「ない、ないっ、ない、村長直筆の証明書がないっ!」


涙目になってカバンの中を漁っている。いい気味だ。


しばらくして、ローザの母親が大慌てで「ローザ、証明書忘れてるわよー」と言いながら駆けてきて、問題は解決した。

朝早く、大声を出しながらローザの母親が駆けてきたものだから周りの村の人達はみんな笑っている。


問題の張本人は下を向いて恥ずかしそうにしている。

仕返しが偶然できて俺は大満足、うれしいことこの上ない。



「さて、準備もできたことだし鑑定の議へ向かいますかー!」


重くなった空気を振り払うように俺は元気よく言う。

やっぱり、女の子泣かせるのはきついからなぁー



村を出てしばらく歩いてもローザは無言であった。


なんか行きづらいなぁーと思いながら歩いていると、ローザが袖を引っ張ってくる。

なんだなんだと思っていると最初の一言が、


「ありがと、」


顔を赤らめながら言ってきた。何がありがとなのか理解に苦しむソーマ。


直後に「煽ってごめんね」と言ってきた。

ツンデレかっっっ! まあ、可愛いから許すっ


普段からそうしてれば良いんだけどなーと思いながら並んで歩くソーマと彼の服の袖を持ったまま歩くローザであった、、、


ローザさん、ソーマさんに気がある?

最後良い感じの雰囲気になってるしーーー!リア充爆発しろ!!!

今は優男のソーマさん、これからどう変わっていくのか楽しみですねーフフフ


よろしければ 評価、いいね よろしくお願いします!

書くやる気も↑↑↑

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ