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第16話:闇に墜ちる町・Ⅱ

ギルドの中は、大きく二つのエリアに分かれていた。

一つは、避難所の機能として、ギルド内のフードカウンターを解放し、炊き出しのように使っている区画。

もう一つは、普段ギルドを利用する冒険者たちによる、作戦会議エリアのようになっている区画。

ただ、やっぱり夜中に突然起きた事だからなのか、いつもより人数は少なめに見える。

勿論私は後者の区画で自警団の2人を探すことにした。



「まずは避難所を増やすべきじゃないか?」

「早いとこ原因を突き止めて復旧させないと、物資が持たないわ」

「何をするにせよ、町にあふれたバグを掃討しないとどうにもできない」


フロアは、剣士のような人、魔法使いのような人、騎士のような人、狩人のような人・・・

様々な強そうな人たちが真剣な顔をして話し合っている。

中には、以前ギルドで見たような人も居る。名前も知らないけどね。



その一角に、見知った2人の姿があった。


「あ、二人とも!」

「ユイも来てたのか!」


私が2人を見つけて、手を振りながら駆け寄っていくと、カイン君が椅子を鳴らして立ち上がった。


「全く、とんでもない事になったわね」


一方のレナール先輩はテーブルに頬杖を付いて、頭が痛そうに喋っている。


「ホント、どうしたものかしらね」

「まあでも、ユイが居てくれれば百人力だからな」

「そ、そんなに過剰評価しないでよ・・・」


私だって、皆のアシストが無いと上手く魔法当てられない位の腕前なんだからさぁ。

とそんな愚痴は心の中に仕舞っておいて、2人が座る卓に座る。


「それに、何が起きてるのかもよくわかってないんだから」

「それは皆一緒。町の退魔石が一斉停止するなんて前代未聞よ?」

「やっぱりそうなんだ・・・」


当然今日の先輩はパフェを食べている余裕なんて無い。

テーブルには、魔導具と思しき物と、このアウフタクトの地図が広げられている。


「まず前提として、退魔石は自力で効力を発揮するの。つまり魔導具のように魔力切れとかは起きない。何か外部からの干渉が無い限りその力は発揮され続けるはずなの」

「じゃあ、やっぱ妨害工作とか起きてんじゃないのか?」

「それは私も気になってたわ。後で見に行こうと思ってる」

「先輩、そんなの分かるの?」

「そりゃあねぇ。エルドレッド家は呪いや封印魔法のスペシャリストだもの」


少し機嫌を取り戻したのか、先輩の語気は少し明るくなった。

相変わらず先輩呼びにチョロ過ぎる先輩だ。


「ま、でも考えてるのは今の所それだけ」

「ふーむ・・・」


私も先輩と同じようなポーズを取りながら考え込んでしまう。

とは言っても、退魔石に関しても魔法に関しても全然知識は無いので、本当にただ考え込んでるだけだけれど。


「んじゃあ、もう止まってる退魔石をしらみつぶしに調べていくしかないんじゃねぇか?」

「黙ってなさい脳筋。このバグまみれの町をうろつけって言うの?」

「まぁ確かに、危険すぎるよなぁ・・・」


・・・


・・・心なしか2人の視線がこっちに向いてる気がする。


「そうなのよ。危険なのよね。調査中は私は戦えないし」

「そうかぁ、あーあ、なんかいい感じの魔法使いでもいればいいんだけどなぁ」


・・・


「もう、今はみんな新しく見つかった遺跡探索に出払ってて人手不足なの、忘れたの?」

「あー、そうだった」


「あのー・・・そ、そこの人とかに頼めばいいんじゃないかなぁ・・・?」


隣のテーブルには、真剣な顔をして作戦会議のような事をしているお姉さんとかがいる。

そう言う人に頼めばいいんじゃないかな・・・


「「そうじゃないでしょ」」


「ですよね!!」


分かってたけど!

どうせ私もマリナさんとああいう約束を交わしてきた以上、やらなきゃならないんだけども!



「さ、そうと決まれば早速出発するぞ!」

「そうね」


いきなり席を立とうとする二人。



「ちょちょちょちょちょちょ、大人の助けとかあった方が良いんじゃないの!?」


いくらあのカニをやったメンバーだからって。


「こういう緊急事態だとね、子供は普通には外出させてくれないのよ」

「・・・と、言いますと?」


レナール先輩は、私達にしか聞こえない小声で言った。


「裏からこっそり抜け出すのよ」

「えぇーー・・・」





案の定、私達はギルドの奥にある、なんか装備とかを着替えられるようになっている更衣スペースのような所の窓を開けて、ギルドの裏路地に出た。

ここはいつも私たちが出入りしているギルドの門の真裏辺りの所で、人気のない2メートルくらいの幅の通路。

道の端っこには雑草が少し生えて居たり、無造作に木箱が積まれていたりといかにもな裏路地だった。


「ここは平時でも料理の搬入とかでしか人が来ないからな。こんな時ならバレねぇよ」

「あぁ、なんか悪い事してる気分・・・」


せめてここアウフタクトでは優等生でいたかった・・・

まあ、四の五の言ってる状況じゃないんだろうけども。


ギルドの正面入り口の方からは、子供の泣き声のようなものが遠巻きに聞こえて来る。


・・・うん。


こんな状況は一刻もはやく何とかしないと。

そう、今は自分のやった事に目を瞑って気持ちを奮い立たせるしかない。


「ここはまだ携帯退魔石の範囲内っぽいが、離れたらどうなるか分からない。慎重に行くぞ」

「ええ」

「は、はぁい・・・」


でも、自然と声は小さくなっちゃうよね。



--------------------------------



町は異変が起きているとはいえ、街灯が道を明るく照らしていて町が闇に包まれたとか、

そういう訳では無い。

だから、パッと見はいつもの町や住宅街とそんなに差は無かったりする。



「あそこ、バグがいるわよ」

「え。どこ?」

「ほら、あの馬車の横」

「・・・あっ、本当だ・・・」


ただ、油断は出来ない。

街灯が照らしているとはいえ夜は夜。

黒いもやに覆われたバグの姿はとても視認しにくい。


向こうは私達の姿を見つけ次第襲い掛かって来る。

あっちに私がどう見えてるのかは分からないけど、白い服を着ている私は気を付けないと。


今も、町は静寂に包まれているとは言い難く、

遠くから人の声や、何かの爆発音、落雷の音のようなものが、あっちこっちからたまに聞こえて来る。

この路地は人気が無いけれど、どこかではまだバグと人の戦いが続いている。





余計な戦いを避けながら、とりあえず最寄りの停止した退魔石の場所までやって来た。

道の端っこにある花壇のど真ん中に置いてある、石と金属で作られた灯篭のようなもの。

こんな感じの物がこの町にはいくつもあって、いつもは青い光を煌々と放っていたんだけど、


今はそんな光は無く、ただ灰色の、まさに石と言える塊が嵌っている。


「・・・どうだ?」


灯篭の前に着くと、3人は身を屈めて周囲の景色に溶け込むようにしながら先輩の様子をうかがう。

意味があるかは分からないけれど、花壇に生えている草花で身を隠すようにしゃがんでいる。

・・・パンツ見えてないよね?



「待って、今調べるから」


レナール先輩が一人立ち上がって、灯篭をまじまじと見ている。

こういう魔法のウンタラが分かるのは先輩だけだ。


「うーん、直接封印させられた形跡はなし、ね・・・・・・でも、確かに違和感はあるわ。何かこう、力が何かにせき止められているような・・・」

「要領を得ないな」

「えぇ、なんて言ったらいいかしら。この退魔石そのものでは無い、何かの力の影響を受けている、そんな感じがするわ」

「何かってなんだよ」

「それはこれだけ見た段階じゃあ、分からないわ」


先輩は灯篭を見るのを止めて、しゃがみ込んでいる私たちの視線に合わせるように同じくしゃがむ。

先輩は全体的に黒いから身を隠せてそうだ。


「もう一か所くらい見ておきたいのだけれど、いいかしら?」

「え、うん。いいけど」

「俺もOKだ」


まぁ、先輩がそう言うなら仕方ないよね。

私が出来る事は特にないんだし。


そう言って3人場所を変えようと立ち上がったその時、


「・・・・・・」

「・・・・・・」


ちょうど道の真ん中を歩いていた、一匹の大きなトカゲのような形のバグと目が合ってしまった。


「あっ・・・」


瞬間、


「シャアアアアーーーーッ!!」


と、そのトカゲは威嚇感マックスの声を上げ、

身体をくねらせながら立ち上がった。


・・・立ち上がった!?


物凄いスムーズだったから普通に言っちゃったけど、トカゲって立つっけ!?

でも、目の前のそれは、S字を描いて後ろ足と尻尾でバランスを取って立っている。

黒い靄に覆われてなお、前足の爪は鋭そうだ。

大きさも2メートル程あったものが立ち上がっているため、目線は私たちとほぼ変わらない。


「・・・こいつっ!」


見つかってしまったものはしょうがないと、カイン君は持っていた剣を引き抜きながら花壇を踏み越えて道路に飛び出し、その勢いのままトカゲバグに斬りかかる。


「それっ!」


それは、いつの間にか斬りかかってた、と言えるくらい素早くてスムーズだったけれど、

トカゲはその身を一回転させるような身のこなしでその一撃を躱し、剣は石で舗装された地面にぶつかり甲高い音を響かせる。


その次の瞬間には、カサカサと4足歩行に戻ったトカゲが目にも止まらぬスピードで走り出し、その勢いのまま道路に面している店の壁を上り出す。


「なっ、壁!?」


確かにトカゲがコンクリート塀上ってるのは見たことあるけど、

このサイズのトカゲでそれは見たこと無いよ!?

っていうかこのサイズのトカゲそのものを見たこと無い!


そんな事を考えている内にトカゲは2階ほどの高さへと昇り、


「シャーーー!」


威嚇の声を上げて、その鋭い爪をかざしながら私たちの方へとジャンプしてきた。


「嘘でしょう!?」

「あ、危ないっ!」


両手を高く掲げての咄嗟のバリア。

身の安全の優先度が高いから、バリアの展開ばっかり早くなっていく。

あまりに咄嗟なので、範囲は本当にそのトカゲの分くらいしか無い小さなバリアと言うかもう傘みたいなものだけど、それでもトカゲの奇襲を防ぐには十分で、


バンッ!


と鉄板に重い何かが落ちるような音がすると共に、トカゲは再度そこからジャンプして路上へと着地する。

地面に着地したトカゲは、また前足の爪を見せびらかすような2足歩行へと体勢を変えた。


「こいつ、なんてスピードだ」

「いきなり厄介なヤツと出会ったわね・・・」


トカゲは、チロチロと赤く輝く舌を出したり入れたりしている。

元々バグ全般が真っ黒い体に黒い靄を纏い、生気の無い赤い瞳をしているもんだから気色悪いったらありゃしない。


「でも、とにかくやるしかない!」


カイン君は、そんなトカゲに向かって、剣を握りなおすとまたダッシュで向かっていく。

しかし、カイン君が振るう剣は、トカゲに軽々と躱されてしまった。


「・・・私達も応戦するしかないわね」

「は、はいっ」


私も、両腕に周りに被害が出ない程度のそこそこの強さの雷の魔力を貯める。

木造の壁がちょっと焦げる程度。


いや本当はそれも良くないのかもしれないけどね。


それを、地面や壁を縦横無尽に走り回るトカゲへと発射する。

雷程では無いけれど、それなりに恐怖を感じるビシャーン!と言う音と、一瞬周囲が明るく照らされる閃光、それらが右手から左手から、2発、3発とトカゲに向かっていくが、その全てが見切られているように躱されていく。


「なんで当たんないの!?」


雷なんて、とんでもない速さで飛んでくはず。

実際カメラのフラッシュみたいな光とほぼ同時に壁に焦げ跡を残しているのに、トカゲには当たらない。

雷には指向の力もあるし、狙った所にはちゃんと飛んでるはず。

・・・私がノーコンなだけ?


呪詛縛式(じゅそばくしき)・・・っ!蜘蛛糸(くもいと)!」


先輩も、この路地に張り巡らせるように、紫色に光るワイヤーのような糸を射出してるけど、それらをトカゲは悠々とすり抜け、時にその鋭い爪で引き裂きながら動き回る。


「ああもうっ、なんて素早さなの!コイツ!」

「しまった、俺が引っかかった!!」


トカゲを捉えられないどころか、カイン君がそれに引っかかって足を取られる始末。


当然トカゲはただ逃げ回るだけでなく、こちらに敵意を向けているので、時折その爪を振りかざして襲ってくる。


「バリアーっ!」


その度にバリアを張って凌いではいるものの、四方八方から飛んでくるその攻撃に頭が混乱しそう。


「どうする!こっから逃げるか!」

「逃げ切れると思う!?」

「・・・無理!」


カイン君もトカゲの一撃をなんとか剣で防いでいるけれど、防ぎ切れていない攻撃が徐々に着ている鎧に傷を付けていく。


「・・・なんとか動きを止められたらいいんだけど・・・」

「そうね・・・」


先輩は、出していたワイヤーが効果無い事を悟り、それを回収して次の一手を考えている。

その間私も、雷の密度を上げてトカゲを牽制する。

結局1発も当たっては居ないけど、反撃の回数は減ってる。


「・・・そうだ」


先輩が、ふと何かを思いついたようにポンと手を叩いて、

私の方を向いて来た。


「ユイさん、あなた氷の魔法使えたわよね!?」

「つっ、使えるけど・・・?」

「じゃあ、私のカウントで、氷属性を強めたエーテルをこの辺り一帯に思いっきり放出して頂戴!」

「わ、わかった・・・!」


どうなるかは分からないけど、何か逆転の一手があるならやるしかない!


雷の牽制を止めて、全身の感応器を意識する。

外に出てしまったエーテルはまだ感じ取れないけど、体内の物なら胸や手以外のものもなんとなく感じ取れるようになった。

それを氷に変換するように意識する。


「行くわよっ、3・・・2・・・」


先輩も足元に紫色の魔方陣を浮かべて、何かの魔法の準備をしている。

一方の私も、あの時出来た600倍全部、とまでは到底行かないけれどそれなりに強い氷の魔力が全身を駆け巡っているのが分かる。

・・・そしてそのせいかちょっと体温が下がってる気がする。


「1・・・今よ!」


先輩の掛け声に合わせて、全身の魔力を全方位に吹き散らす。

ただのエーテルじゃ無くて、氷の属性に寄っているので、実質氷魔法のようになって、エーテルは冷たい冷気となって辺りを包み込む。

というよりも、エーテルで留でておけず氷魔法としてちょっと発現しちゃった分もあるので、少し雪が混じってる。


呪詛滅式(じゅそめつしき)禍つ剣(まがつるぎ)っ!!」


と同時に、レナール先輩も何か物騒な感じの事を口走りながら、地面の魔方陣を強く踏み抜く。



流石に全方位に隙間なく吹きすさぶ冷気はトカゲも躱す事が出来ず、そのまま直撃するが、

所詮エーテルでしかないのでダメージは与えられ・・・


・・・っては無いんだけど、明らかに動きは遅くなった。

なんというか、冬眠前の冬のトカゲみたいな・・・



・・・なるほど!



トカゲは爬虫類だから寒さに弱いんだ!




「流石、氷属性の減衰の力は動きを鈍らせるのにピッタリね」



・・・んー違った!


氷属性の特性の方だった!

よく考えたらこいつトカゲ型のバグであって、別にトカゲそのものじゃないや!!



氷の力を受けて、小走りする人程度の速さになったトカゲの足元に、今度はさっきレナール先輩が踏み抜いた紫色の魔方陣が出現する。


「これなら当てられるわ!」


先輩が叫んだ直後、

魔方陣からこれまた紫色の刃のようなものが飛び出して来て、

下からトカゲを貫いた。


「・・・うわっ」


一瞬ビックリして引いてしまったが、

よく考えればマリナさんも似たような事をやってる。


しかし、それによってトカゲは地面に縫い止められ、その場を動く事が出来ずゆっくりとしたペースでもがいている。


「どうよ!これが私の封魔の呪いよ!さぁカイン、トドメを刺しなさい!」

「オーケー!!」


何故か先輩が一気にブチあげテンションになってるけど、

それはそれ。

先輩の掛け声と共にカイン君がダッシュで、


・・・なんかちょっと遅いダッシュでトカゲの元に向かっていく。

もしかして私の氷のエーテル、カイン君にも効いてる?


「とぉりゃあぁぁぁ!!」


それでも、トカゲは動けていないので、カイン君がどんどん距離を詰め、

振りかぶった渾身の一撃が、トカゲの胴体を真っ二つにした。


「シャァアアァァァァ・・・・・・・・・」


トカゲは、最期の断末魔を上げながら、他のバグ同様に、黒い煙となって霧散していく。


「や、やったよね・・・?」


なまじ大きい分、煙の量も多くてまだそこがどうなっているかは分からないけど、

バグが死ぬときは皆こうだし、多分倒してると思う。

暫くその様子を見てると、


「えほっえほっ・・・このバグの煙多くないか・・・?」


煙が晴れると同時に咽ながらカイン君が出て来る。

そこにはさっきのトカゲは跡形も居ない。

ところで、バグが死ぬときの煙って吸っても大丈夫なのかな?


「カインお疲れ!!」

「あ、あぁ、レナールもな・・・っていうかなんかテンション高くないか?」


やぱりカイン君もそう思う?

今のレナール先輩、何故かカイン君にハイタッチを要求してる。

そんな問いに先輩は、


「・・・テンション高くしてないと寒いのよっ、今この辺り氷の減衰の力で満ちてるからっ!」

「あー、道理で体が重い訳だ!」


「あ、私のせいなの!?」


そう言えば寒いと思った!

やっぱ全力の氷魔法、生足半袖ヘソ出しじゃキツイって!!

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