チューインガム(200文字小説)
「勇二君、これめっちゃおいしいで」
彼女がチューインガムを差し出してきた。
「ありがとう」と俺はガムを口に放り込む。
ん、なんだこれ?
「なぁ、お前の味覚、大丈夫か?」
「私が食べたときはおいしかったんやけど」
「嘘つけ! 全然味せぇへんで」
彼女はクスリと笑った。
「勇二君が食べてるのは中古のガムやもん。私が一回食べて、新品っぽく固め直してん」
「お前、こういうのは堂々としろ!」
俺はガムを吐き捨て、キスを交わした。
「勇二君、これめっちゃおいしいで」
彼女がチューインガムを差し出してきた。
「ありがとう」と俺はガムを口に放り込む。
ん、なんだこれ?
「なぁ、お前の味覚、大丈夫か?」
「私が食べたときはおいしかったんやけど」
「嘘つけ! 全然味せぇへんで」
彼女はクスリと笑った。
「勇二君が食べてるのは中古のガムやもん。私が一回食べて、新品っぽく固め直してん」
「お前、こういうのは堂々としろ!」
俺はガムを吐き捨て、キスを交わした。
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