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200文字小説

チューインガム(200文字小説)

作者: 暁 乱々

「勇二君、これめっちゃおいしいで」

 彼女がチューインガムを差し出してきた。

「ありがとう」と俺はガムを口に放り込む。


 ん、なんだこれ?


「なぁ、お前の味覚、大丈夫か?」

「私が食べたときはおいしかったんやけど」

「嘘つけ! 全然味せぇへんで」


 彼女はクスリと笑った。


「勇二君が食べてるのは中古のガムやもん。私が一回食べて、新品っぽく固め直してん」


「お前、こういうのは堂々としろ!」

 俺はガムを吐き捨て、キスを交わした。

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― 新着の感想 ―
[一言] 主人公は勇者ですね。 ガムを作り直す過程の手間隙を考えると、恐ろしいです。わたしならガクブルで逃げ出します。 それでもどうしてなのか? この女子をなんとな〜く可愛いとも思ってしまいます。だっ…
[良い点] 後半の勢いに笑いましたwww
[一言] 中古のガム(笑)。 ホラーですね。でもキスはOK。
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