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さて、ケモ耳を放置した後、再び森の中を散策し(あて)もなくぶらぶらしたわけだが、いつの間にか深い森を抜けていたらしい←


日の暮れ方からして今は恐らく夕方頃で、街は行き交う人で溢れかえりうるさいくらいに賑わっていた。



街の大きな通りには屋台の様な店が(のき)を連ねたり、酒場や宿、武器屋、雑貨屋らしき建物などだいぶ栄えているようだった。



あ、因みに此方(こっち)の字も読める様だ。

日本語と字体が全然違うが不思議と脳内変換されるみたい。









『(んー、とりあえず金稼がないとなー。何処か物が売れるところ、あればいいが…)その前に物の相場調べるか…。』





誰に言うでなくボソッと呟いた。

何にしろその土地の特徴、相場を知っておくことは後々役に立つ。情報があるのとないのでは効率という観点からしても全然違ってくるからだ。



わたしは周りで飛び交う会話に耳を傾けつつ、軒先の屋台を見て回ることにした。


































「はーい!いらっしゃい!果物はいらないかい?今ならなんとお買い得!この艶々して甘い新鮮なリオルの実、1個90アルスだよ!他じゃ買えない大特価!さぁ早い者勝ちだ!買った買った~!」



「へぃらっしゃい!焼きたて揚げたて!ピグルの串焼きにピリカの唐揚げだ!串焼き1本120アルス!唐揚げは5個で150アルスだよ!熱い内にどうだ?」



「新鮮な魚はいかが~?マグーにクダイ、ブルーラグ!何でも揃ってるよ~!」













改めて街の中を歩くが、やはりすごく賑やかで活気溢れてるようだった。歩いている最中も耳を過ぎ去って行く声を参考に物の相場を考えていくと、大体の相場は元の世界と変わらない印象を受けた。


そこから導いた相場は以下の通りー




1.まず、お金の単位は【アルス】と呼ばれている。


恐らく元の世界で言う1円の単位はなく、10円の単位から始まっているようだ。


2.更に単位 (ごと)に使われてるコインの色が違っている。


例えば、、


10の単位だと銅貨=1枚10円

100の単位だと銀貨=1枚100円

1000の単位だと金貨=1枚1000円

10000の単位だと白金(プラチナ)貨=1枚10000円


みたいな?



んで、

銅貨10枚で銀貨1枚

銀貨10枚で金貨1枚

金貨10枚で白金(プラチナ)貨1枚


のように増えていくのは元の世界と変わりないようだ。


ただ、白金(プラチナ)貨みたいに大きな単位のお金はあんまり好まれていないらしい。

武器とか大きな買い物するなら便利だろうけど、食材などの細々(こまごま)したものを買う場合は店側がおつりを出すのが大変らしいのだ。


とりあえず持つなら細かくしておこうと思った。




まぁ、そんなこんなでお金については理解できた訳だが、早速(さっそく)物を売れる所はないかと辺りを軽く見渡してみる。



『』


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