家族会議勃発
「アンタ酷い顔よ…一体何時に寝たの」
「いいだろ別に」
「母さんが言う事も最もだ。俺も余り人の事は言えないが、たまには早く寝るんだぞ」
「分かっているよ兄貴」
「もう和彦の言う事しか聞かないのね、アンタは」
今更の兄の名前だが、名は天風 和彦という。
ゲーマーとして人として尊敬する兄の言う事だけは昔から颯太は聞いてきた。
「それじゃ俺も行ってくる」
「行ってらっしゃい」
「気を付けてね~!」
いつも通り、颯太が朝飯を食べ始めた頃に出ていく和彦は今日も時間に追われている。
「颯太も早く行くのよ」
「母さんは……あぁ、今日は休みか。ちなみに俺の部屋の掃除はしなくていいから」
「知っているわよ。颯太の部屋は男の癖に綺麗だものね」
「男の癖にってなんだよ。兄貴が掃除の習慣を身に着けたから俺も覚えただけだ」
「いいことよ。和彦が真面目でホント助かっているわ。それに比べてアンタは」
「はいはい、俺は兄貴の劣化だからな。んじゃ、ごちそうさん」
母親の愚痴にいつまでも構っているわけには行かない颯太は一度鞄を取りに行くために部屋へ戻る。
「はぁ……今日は大人しく寝ていてくれよ…」
どこから持ってきたのか知らないが、颯太を模した抱き枕を抱いて寝ているレーナを起こさないように気を付けながら鞄を持って部屋を出た。
きっと彼女が起きた時は左目が痛むはずだ。
そんな事を考えながら今日も颯太は学校へ向け、憂鬱な気持ちを抱えて歩き出す。
チャラン―――!
「げッ!」
「あら?誰かの携帯が今鳴ったような?」
授業中、颯太のFDが鳴った。
小町は板書していたため音が出た位置が正確に分からない。
しばらく小町はキョロキョロクラスを見渡したが、誰もが顔を背けるため板書に戻る。
「だ、誰だよ……タツヤか…?つか、これマナーモードとか出来ないのか?」
颯太はメールを見るよりもこれ以上音を出すわけにも行かないので、設定を弄りまくる。
「あった……無音バイブ設定OK…!」
颯太は心の奥からほっとする。そしてこの原因を作ったメールを開くとやっぱりタツヤだった。
メールの内容はどうやら昨日の妹の件のようだ。
『何とか機嫌が直ってくれたぜ!話し合って良かったよ!』
「おお……それは良かった」
颯太は板書するフリをしながら片手でFDを操作して文を打つ。
『良かったな。これで一安心か』
短いが、まぁこれでいいだろう。
颯太は送信を押してFDをポケットにしまった。
「はぁ、もうテスト範囲終わっちゃったし、他クラスと差が開いちゃうのもな……」
「明美ちゃん!もう授業終わりでいいんじゃない!次の時間昼休みだし」
クラスの女子がそう言うと皆それに乗っかるように終わりコールをする。
小町はしばらくオロオロしていたが、やる事を思いだしたのか本当に授業を終わりにしてしまった。
「あ、でも颯太くんと香織ちゃんは先生とお話ししましょうね」
「マジか……」
颯太は椅子から立ち上がって手招きする小町と共に教室を出て行く。
「空いている教室あるから、そこで話し合いましょう」
「面倒だなぁ……うッ…」
「何か言いましたか?颯太くん」
「い、いえ…何でも」
『やばい…!レーナが起きた…!きっと母さんが掃除を始めたんだ!』
掃除機の音で起きたと思われるレーナは完全に不機嫌だ。
左目がじくじくと痛みだす。
「天風くん大丈夫…?」
「あ、委員長。いや、大丈夫」
何だか物凄く久しぶりに話しかけられたような気がする香織に戸惑ってしまった。
『颯太ぁ……』
『は、はい!なんでございましょうか姫様!』
『何この音…』
「いっつうう…!!」
「天風くんやっぱり目が」
「大丈夫!!なんでもないから!」
「颯太くん他のクラスは授業中なんだから静かに」
対策を講じなければ我が目からまた血の涙を流すことになる。
『恐らく掃除機の事だろう。母さんが家をキレイキレイしているのさ!』
『うるさいなぁ……颯太…今日も学校なの?』
『あ、あぁ…学校は行かなくちゃいけないからな』
「ここの空き教室を使いましょう。さぁ、二人とも入って」
『寂しいよ颯太』
「ぐッ…!!」
余りの痛みに膝がカクンとなり、身体が崩れそうになるが何とか倒れずに済む。
「はい!二人のために椅子を用意したから座ってね」
「小町先生はどうするのですか?」
「こういうのは二人きりで話し合いをした方がいいと思うの。先生はクラスに戻っているから、昼休みになったら戻って来てね」
「分かりました」
肩を震わせる颯太は先ほどから辛そうに左目を抑えている。
小町が出て行ったのを確認するなり香織は颯太に駆け寄った。
「天風くん大丈夫?」
「あ……くぅ……だ、大丈夫」
颯太の抑えている手から血が流れ出した。
「天風くん!?せ、先生呼んでこなくちゃ!」
「やめろ!」
教室を出て行こうとした香織の腕を掴んだ颯太は首を振る。
「いいんだ…大丈夫……ちょっとした持病みたいなもんだから」
「あ、天風くんがそう言うなら…これ、ハンカチだけど…」
「ありがとう」
一瞬彼の手が左目から離れた時に香織は見た。彼の瞳が紫色に禍々しく爛々とした目を。
「せ、先日はごめんな。ちょっと強く言い過ぎた…」
ハンカチで左目を抑える颯太は言葉を何とか紡ぎだす。
「あ、私の方こそ天風くんの事情も知らないで勝手に…」
「いや、俺が悪いから委員長は悪くない。ハンカチまで貸して貰って、本当にごめん」
「ううん。天風くんそんなに辛そうなんだし、貸すのは当然だよ」
颯太はそう言って深く頭を下げた。
何だか前なら面倒臭そうに言ったかもしれないが、どうもタツヤの件から委員長が他人には思えなかったのだ。
『落ち着いてくれレーナ!』
『遠い……颯太が遠い…』
『くそ!話をまるで聞いていない…!』
かなりこれは危険だ。
左目の痛みも増す一方だし、何だか悲鳴のような声も聞こえ始めた。
『な、なんだこの悲鳴は…!?これが混沌の力なのか…!?や、やめてくれレーナ!』
「ふふ、なんだか兄さんの言うとおりになっちゃった」
「はぁ……はぁ…兄さん…?委員長は兄貴でもいたのか」
「うん。運動ばっかりしている兄さんなんだけど、いつも私の事を気にかけてくれていてね」
「優しい兄貴なんだな。俺の兄貴もそうだよ。兄貴は本当に立派で、俺が尊敬する唯一の人なんだ」
『お菓子も何でも買ってやるからとりあえず左目の痛みを解いてくれ!!このままじゃ本当に死んでしまうぞ!殺さないつもりじゃなかったのか!』
『颯太はどこ……颯太…私の颯太…』
「天風くんが話すところ久しぶりに見た。いつも聞かれた事しか答えないで、自分の事を全然喋ろうとしないから」
「よく見ているな委員長は。観察眼っていうのか?そういうの」
「どうだろうね。天風くんは学校が――――天風くん!?血が!」
「あ、やば!ちッ!もう!!限界だ!なんで俺があいつの顔色を見なきゃいけないんだああああ!」
『お前いい加減にしろよ!!!この馬鹿野郎がああああああああ!!!!!』
その瞬間颯太の左目からどくどくとハンカチが吸えなくなった血が溢れだした。
「はは……言ってやったぞ…」
「あ、天風くん!?天風くん!?」
「なに?どうかしたの―――颯太くん!?」
気を失って倒れている颯太を見た小町は前日の目から血を流していた事を思いだして、すぐさま彼の上体を起こす。
「保健室に運びます!男子を呼んできて!」
「は、はい!」
香織はすぐ小町の声に反応して教室を出て行く。
残された小町は血に染まったハンカチを取る。
「なに…これ……」
右目は気を失うと同時に閉じてしまったが、左目だけは開いていた。しかし、小町と目が合うとその瞳はゆっくりと閉じて行ってしまった。
紫色の瞳は何だか生気が吸われそうなくらいに禍々しく、恐ろしい瞳だったが、どこかその瞳は寂しそうに見えた。
「お、おい!颯太大丈夫か!」
「しっかりしろよ!」
いつも颯太とつるんでいる男子二人が駆けつけて保健室まで運んで行く。
小町は運ばれて行く彼を見ていたが、彼女は先ほどの目が気になり二人に保健室に運ぶよう告げた後も動けずにいた。
「何なのあの目は……まるで生きているような…」
誰もいない教室で小町は誰に言うまでもなく呟いた。
「あれ……ここは…」
「颯太ごめんなさい!」
「レーナ?」
颯太は目を覚ますとベッドに寝かされていた。
彼が目を覚ますと同時にレーナは泣きながら颯太に抱き付いた。
「やれやれ、会社に電話がかかって来た時は何事かと思ったぞ」
「兄貴?あぁ、俺は倒れたのか」
「一体何があったんだ?その子といい、目から流血といい」
「お前…あれだけ部屋から出るなって言ったのに」
「ごめんなさい!ごめんなさい!颯太とのリンクが切れたらいても経ってもいられなくて」
「帰ったら説明してもらうぞ」
「分かった…兄貴には説明するよ」
「父さんも母さんも心配していたぞ。一応学校から真っ先に俺の所に電話が来たから、母さん達には貧血だと言っておいたが、俺には納得のいく説明をしてもらう。学校には車で来ている。それで帰るぞ」
時刻は午後4時、とっくに放課後の時間だった。
「兄貴、どこでレーナを?」
「母さんが颯太の部屋から飛び出した女の子を見たって言っててさ、丁度よく家の前を走って行くその子を見つけたんだ」
「ごめんなさい…」
「もう謝らなくていい。という事は母さんにも見られたか…」
「母さんが見たという事は父さんにもその情報が伝わる。今日は家族会議だな」
「うわぁ…」
「颯太、俺はお前の味方になるつもりだ。恐らく母さんもこちら側につくと思う」
「勝てるか…?この家族会議…」
「勝って見せるさ。なに、父さんが帰ってくるまであと3時間はある。それまでに作戦を練るぞ」
「了解!」
和彦はにやりと笑うと車をゆっくりと発進させた。
「ただいま」
「ただいま」
「た、ただいま……」
家に帰ると母さんは今日は休みという事もあり、既に晩御飯の支度をしていた。
「颯太、今日は分かっているんでしょうね」
「分かっている。戦いだ」
母さんはレーナを見ながらそう言った。
「和彦は」
「俺は颯太の味方になる。母さんもこちら側だろう?」
母さんは何も言わずに腰を折ってレーナ同じ目線になると手を伸ばした。
「うっ…」
叩かれると思ったのか、レーナは反射的に目を瞑る。が、衝撃はいつまでも彼女を襲うことなく、母さんの手はゆっくりと彼女の頭を撫でていた。
「何だか訳ありなんでしょう?お母さんは可愛い子なら大歓迎だよ」
「お母さん……?」
「な?言っただろう?母さんはこちらにつくと」
「あぁ、流石兄貴だ」
「さて、後は孤立させた父さんを無条件降伏させるとしようか。颯太、お前の部屋で作戦会議だ」
「ご飯、食べるでしょう?」
「あ…うん…食べる」
「今日は腕によりをかけて作るから楽しみにしていてね」
レーナは初めての感覚に戸惑った。
どうしてこの人達は私を怖がらないのだろうと。混沌を知らないのもあるが、それでも見ず知らずの人間に対して普通に接してくる事が理解出来なかった。
「さて、颯太。俺に説明してくれ」
それから颯太は自分の身に何が起きたのか、その全てを和彦に説明し、証拠としてレーナがゲーム機を使って色々してみたり、ナノデバイスという小さな粒子を集めてレーナが見た記録を映像として和彦に見せたりしてみた。
「とても現実とは思えないが、レーナがやって見せたことに嘘偽りはないようだ」
「っていうことは」
「とりあえず信じる。じゃないと話は進まなさそうだしな。まずお前達に起きた出来事は棚上げしておく。次は父さんだな」
「父さんは厄介だ」
「そこまで厳しいの?」
「厳しい……いや、どちらかと言うと面倒臭いんだ。色々と」
「だが、母さんがゴリ押ししてくれるかもしれない。前から一人くらい我が家に女の子が欲しかったと言っていたからな」
「そんな事言っていたのかよ……」
「金の話を出しそうな気がするが、我が家は3人働きだ。父さんは課長だし、母さんもパートで働いている」
「兄貴は大企業の期待の新人だしな」
「そんなもんじゃない。とりあえず金銭的な問題は完全にこれで押し切れるはずだ」
「父さんは娘とかそんな話はしなかったのか?」
「何も答えなかったな。それがYESなのかNOなのか。どちらにせよ対策は練っていて問題はない」
レーナは暇なのか颯太のベッドで抱き枕と遊び始めた。
「ただいま~」
『なんだと!?』
下から聞こえてきた父さんの声に颯太と和彦は驚愕する。
「ど、どうする兄貴!」
「は、早すぎる!余りにも早すぎるぞ父さん!馬鹿な!あの父さんに何があった!」
「定時はいつも7時のはずだ。なのに何故今日に限ってこんなに!」
「考えられるのは………―――はッ!」
「兄貴!?」
「お前だ!お前が倒れたと聞いていつもより早く上がって来たんだ!」
「お、俺のせいなのか!?」
指を刺された颯太は震える手で自分の手の平を見る。
「何てことだ…!」
「どうする…!」
「まだご飯は出来てないからそこで待っていなさいよ。何だか颯太から話があるそうだし」
『母さん!!』
「ナイスだ母さん!」
「いいぞ!ナイス時間稼ぎだ!」
「ふむ、そうか。それで颯太は大丈夫なのか?」
「ええ、全然何ともなかったって。和彦と元気に帰って来たわ」
「それならいいんだが」
部屋の扉に聞き耳を立てる二人は安堵の息を漏らす。
父さんが颯太の部屋まで上がってくることまで考えていたのだ。
「よし、もう少し時間はあるようだ。それでさっきの話の続きだが――――」
和彦と念入りに打ち合わせをする颯太の目は本気だった。
レーナはそんな事は知ってらずか、抱き枕を抱きしめたまま先ほどの出来事を思い出していた。
『いただきます』
「い、いただきます」
まるで首筋にナイフを当てられているような息苦しさを感じる今日の晩御飯。
本日のメニューは皆に大好評のドライカレーとレーナのために特別に作られた手作りのナンである。
実においしい。
「レーナ、そのナンはこのドライカレーを乗せて食べるんだ」
「あぁ、なるほど」
先ほどから借りてきた猫のようにカチカチのレーナに食べ方を教えると、ナンと一緒にドライカレーをパクリと食べた。
「おいしい」
「良かった。外国でドライカレーって余り馴染みないと思ったのだけれど、お口にあってよかった」
外国から来たと思っている母さんは、笑顔でドライカレーとナンを食べるレーナを見て一安心する。
『ごちそうさまでした』
「ごちそうさま…でした」
母さんが片づけを終えるまで誰も喋らない。
「はい、お茶」
そして全ての食器の片づけが終わり、母さんが皆の分のお茶を出して椅子に座ると父さんは目を開いた。
「今回の家族会議だが」
「ちなみに父さん。俺と母さんは颯太の味方だ。あなたは既に孤立している事をお忘れなく」
「むッ!?か、母さん!?」
父さんの表情が瓦解した。
「今回の家族会議はこの女の子。カオスモーメント・レーナを我が家に住ませるか、否か」
和彦が場を支配した。
「母さんがそちら側になった理由はなんだ」
「娘が欲しかったから。男ばかりの我が家に花が欲しかったから、だ」
「レーナちゃん、ずっとこのお家にいていいのよ」
「うん。皆優しいから私大好き」
「父さんはこの純粋無垢な笑顔を悲しみに変えるのか?なぁ、兄貴」
「あぁ、その通りだ。父さん、あなたはこの小さな女の子に対して出て行けと言えるか?」
「二人して貴様ら…!」
「言えないのだろう?さぁ、許可したまえ!何なら多数決を取ってみるか?既に結果は見えていると思うがな!」
「わ、我が家の金銭的な問題がな」
「別に一人増えたところで何も問題はないわよ。むしろあなた達の小食っぷりに母さんは胸が痛いわ」
「む、むぅ…」
「こ、これ喧嘩しているの?なんで?私のせい?」
レーナは少し泣き出しそうな目で皆を見渡した。
「私、お利口さんにするよ?部屋からも出ないし、怒られないようにするから…」
「アンタこんな小さな子供になんてことを言わせるんだい……見損なった」
恐らくレーナの言葉は颯太に言っているのだろう。
颯太には彼女の今にも泣きだしてしまいそうな顔が酷く胸に突き刺さった。
「レーナ、喧嘩しているわけじゃないんだ。これは話し合いって言ってもうすぐ終わるから、待っていてな?」
「うん」
しょんぼりと顔を伏せたレーナの頭を颯太はゆっくりと撫でた。
相当颯太に怒られたのが響いているらしい。
「分かった……許可する。こんな小さな子供の前で話をする内容ではないし、会社にいた時から既に母さんから話は聞いていた。父さんは少し反対だったが、流石にこんな小さな子供に出て行けと言えるほど非情な人間ではない」
「父さんを脅す形になってしまったが、とりあえず我々の勝利だ」
「レーナ、今日からお前は俺達の家族だ」
「家族……私が…?」
「あぁ、家族だ」
レーナは目の前に座る父さんを見た。
「どうした?」
「お父さん?」
「なんだか小さな子供にお父さんと言われるのはくすぐったいな」
「悪くはないだろう?」
「ふん、さて家族会議は終わりだ。母さん、ビールとつまみを」
「はいはい」
一安心した母さんは冷蔵庫からビールとちくわきゅうりを出してくる。
父さんはそれを持つなり、リビングのソファまで行ってしまった。
「さて、部屋に戻るか」
「うん」
「俺はお父さんとお酒でも飲むよ」
家族会議は父さんを脅す、レーナの純粋無垢な言葉によって勝利を収める形で終了する。
後書き悩む………ちなみにこれを打つだけで私は数分間機能停止していました。
何も書くことないので、最近私の身の回りで起こったことを一つ。
私に姉がいるのですが、どうやら姉のPSvitaが少し故障してしまったようで、電話をしたのですよ。そしたら色々と面倒なことでして、何でも姉はPSNのIDであるメアドを間違って打っていたらしく、次はPSNのID変更と一緒にパスワードも変えることになったんです。
姉は人見知りで、全部私が電話対応しまして事なきことを得たのですが、そのID変更のメールが3日かかると言われて相当姉がイライラしていたのを覚えています。
うわぁ……こいつレーナかよ…って自分の作品のイライラに合わせながら内心で笑っていました。