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四神ビャッコ

『香織!右です!』


「はい!」


「ぐあッ!」



香織は矢を射続けていた。



『走って!』


「移動ね!了解!」



都市から離れた位置に存在する森の木から飛び降りた香織は、背後をチラリと見てから樹木に紛れるように逃げる。



「このままじゃティアさんと合流できそうにないわ…!」


『まさか森に身を隠そうと思ったプレイヤーがここまでいるとは思いませんでした…』



地図的に言うのならば、香織は地図の右端に位置する森。そして詩織は中央の繁華街。

詩織が香織の下まで駆け付けるのに時間はかなりかかる。もちろん詩織には既にFDで場所を知らせているが、彼女も途中でプレイヤーと遭遇する事を考えると合流は相当先の事になりそうだ。


それに香織は狙撃したら位置を変え続けている。その理由は場所を知られないためなのだが、逃げ続ける香織にも限界がそろそろ来ようとしていた。



「追いつかれそうね……もう少し私にも速さがあれば…」


『すみません……私にはこれ以上速くすることは…』


「謝る必要はないわ。ただ、いつも颯太くんとティアさんの速さを見ていたから、つい欲が出てしまっただけよ」



バランスに属する3世代のアルテミスを超える速度を持つ神器が香織に迫っていた。


これまでの相手とは一際違う速さを持つ敵。

颯太、詩織より速度が上かもしれない敵に香織は表情を一瞬だけ曇らせる。



「とりあえず今出せる速度を維持しながら迂回して森を抜けるわよ」


『了解です。マップにマーカーをつけておきます』


「ありがと」


「お姉さんかな?さっきからユキナの友達を狙撃していたのは」


「えっ!?――――きゃっ!」



真横から声が聞こえたかと思えば、頬に凄まじい衝撃が走る。

香織は颯太から教わった受け身で立ち上がり、襲撃者を睨んだ。


ユキナ―――と言ったプレイヤーはレーナと同じくらいの身長の小さな女の子だった。

銀髪ショートヘアーに目は炎のように燃え上がる真紅の瞳。

頭には獣の耳がついており、腕には虎の太い爪、足にも虎の爪が装備されていた。

服装は白い虎の紋様が入ったオリエンタルなデザインだった。



『気づきませんでした……私は3世代目の神器ですから、1世代、2世代目の接近を事前に知ることは出来ない……』


『アルテミス?』


『香織…ティアさんを早く呼んでください。今の私達ではビャッコに勝てません』


「ん?お仲間呼ぶの?いいよいいよ、まとめてやっちゃうから」



背中でFDを操作しようとした香織の動きを見破ったユキナは天真爛漫な笑顔を浮かべて近くの石に座る。



「………感謝するわ」


「ユキナね、暇なんだ」


「暇?」


「皆弱いの」



メールを詩織に送りながら香織はランキングを確認した。

すると、目の前のユキナというプレイヤーが現在の1位に輝いている事が分かり、額に汗が滲む。



「ガイエンは混沌使いに負けたくせに笑っててさ、ユキナも混沌使いと戦いたかったよ」


「颯太くんと?」


「あれれ?もしかして混沌使いのお知り合いさん?」


「え、ええ、お友達よ」


「ホントなの!?うわぁ、あなたとお知り合いになればユキナも混沌使いと戦えるかな?」


「そ、それは分からないけれど、颯太くんなら戦ってくれるんじゃないかしら」


「やったー!ねね、フレンドパス交換しようよ!」


「え!?こんな戦いの最中に!?」


「え?ダメなの?」


「い、いえ、別に構わないけれど…」



ユキナから送られてきたフレンドパスを受け取り、香織も釈然としないままユキナに自分のフレンドパスを送って、二人とも無事フレンドとなった。



『ビャッコ!?分かった!すぐ行く!』


という詩織のメールを受けてから、香織はユキナと会話をしていた。



「ユキナのギルドね、シンっていうセイリュウ使いのプレイヤーが仕切っているんだけど、正直ユキナはあそこのギルド嫌いなんだ~」


「なんで?その四神というものは集まって初めて力を発揮するものなのでしょう?」


「そうなんだけどさ。今年はスザクもいないし、3人集まっても意味がないんだよね」


「つまらないの?」


「シンは余りユキナと気が合わないから嫌い」



そこまで言ってユキナは思い出したかのように顔を上げた。



「そだ!ユキナ良いこと考えたよ!」


「どうかしたの?」


「香織のギルドに行けばいいんだ!そうすれば混沌使いといつでも戦えるし、嫌いなシンからも離れられる!」


「ええええ!?ほ、本気で言っているの!?」


「うん!本気!」


「香織ちゃん!!」



ユキナと香織の間に詩織が飛び込んできた。



「ん?この人が香織のお友達?」


「え、ええ……ティアさんっていうの」


「香織ちゃん大丈夫!?」



詩織は両手に苦無を持ち、香織を背中に隠していつでも庇えるようにユキナからジリジリト離れる。



「あの、ティアさん」


「うん!分かっているよ!ビャッコだよね!1世代目の危険な神器――――ってあれ?」



詩織は一向に武器を取り出さないでニコニコ笑っているユキナに拍子抜けした。



「ユキナね、今日からあなた達のギルドに入る事にしたの」


「……………………どういうこと?」



目を白黒させながら詩織は、目の前のユキナから目を離して背後にいる香織に尋ねた。



「颯太くんと戦いたいらしくて……あと、ギルドマスターのシンさんっていう人が嫌いって言っていたわ…」


「それは……」


「セイリュウの神器使いだよ~」


「……………四神で仲間割れ…?」


「みたい…」


「えっと……ユキナちゃんでいいのかな?」


「うん、いいよ~」


「その、武器を取り出さないのは…既に同盟を組んだつもりでいるから…?」


「そうだよ?ギルド同士で殺し合うのは嫌だしね」



香織と詩織は顔を見合わせた。


『あれ、この戦い勝てるんじゃ…?』


という意味を込めて。




「ボルケーノだ!優先して倒せー!!」


「くそ!なんで俺ばっかり!」


『すまぬ……』


「お前が謝んじゃねえよ!!」



先ほどから狙われ続けている竜也は舌打ちをしながら襲撃者たちを撃退する。


颯太達と特訓をしたせいか、神器の改造段階もかなり進み、純粋な火力では颯太を上回るほどになった。

だが、多数の敵との戦いは未だに慣れず、竜也は香織同様に撃っては逃げての繰り返しだった。



「ドラゴンファイアー!!」



龍の口が道路を焼き尽くす炎のブレスを吐きだした。



「ぎゃああああああ!」


「くそがああああああ!」



炎に焼かれてリタイヤしていくプレイヤーを見て竜也は少しだけ笑って見せる。



「ざまあみろってんだ」


「貰ったぁ!!」


「しつけえよ!」



ビルの影から剣を持った男が飛び出してきたが、竜也は砲口をアスファルトに向けて火炎弾を撃ち出した。


火炎弾は地面に激突すると、火柱を立ち上らせて竜也を守る炎の壁と化す。



「うおっと!?」


「おらぁ!プロミネンスレーザー!」



凝縮された炎のレーザーが炎の壁を突き破ってその先にいる男の身体を貫通する。



「嘘…だろ…!?」



一瞬でHPバーが真っ黒になった男は驚愕の表情のままポリゴンを散らした。



「ふぅ、疲れるぜ…」


『竜也、まだまだ来るぞ』


「まだ来るのかよ!!」



そろそろぶち切れそうな竜也が武器を再び構え直した。




「これだけの手勢だ!一気にやっちまえ!」


「……」



颯太と言えば300人近いプレイヤーに囲まれていた。



『颯太……』


「大丈夫だ。俺は負けない」


「混沌使いといえ、大勢の攻撃には対処できないだろ!」


「よく人をここまで集めたな……」


「お前の事をよく思っていない奴なんていくらでもいるんだよ!」


「……なるほどな…」



その言葉が少しだけ胸に突き刺さった。



「やっちまえ!!!」


『うおおおおおおお!!』


「ちっ!やるしかないか…!」


「まぁ待て待て」



颯太が大剣をホルターから抜く瞬間、颯太の周りに巨大な氷の壁が出現した。



「誰だ!?」



指示を飛ばしていた男が声がした方へ振り向く。颯太も男に釣られて顔だけ声のした方へ向けると、こちらへ歩いてくる一人の女性がいた。


長い金髪は膝まで伸び、端正な顔立ちにレーナとはまた違う、透き通るようなスカイブルーの瞳をしている。

青色が主体の色となった軍服と帽子を着込み、何より目を引いたのは背中にある巨大な大剣。颯太の持つ大剣は黒色の斬るというよりも削ぎ落すような荒い感じだが、彼女が持つ大剣は氷で出来たような流麗な大剣だった。



「ふふ、君の活躍はずっと見ていたぞ。颯太」



女性は巨大な氷の壁を飛び越えて颯太の隣へとやってきた。



「あぁ、身構えなくていい。私は颯太の味方だ」


「あ、あなたは…?」


『こ、この感じ……ニヴルヘイム…!?』


「そうだ。私の神器はニヴルヘイムという実態を持たない特殊な神器だ。リンクした時から一心同体になっているのだよ」


「ニヴルヘイム……」


「私の名はクレア」



女性にしては長身の彼女はクレアと名乗った。

クレアは颯太に背を向けると剣を氷の壁ごと一閃して見せる。


バキィイイン――――!!!!


キラキラと舞う青い氷の破片が散り、そして氷の中に飛び込められていたプレイヤーのポリゴンも散って幻想的な光景を見せた。



『1世代目の神器ニヴルヘイム………身体を持たないでプレイヤーと一体化する珍しい神器……もう竜巻とか地震みたく現象として捉えた方がいいね……』


『どれくらい強いんだ…?』


『即死禁止なら私より強いかも………まだ覚醒はしてないからいいけど、覚醒すれば空間凍結も出来るようになる恐ろしい神器……』


『空間凍結!?そ、それって時間を止めるっていう事か!?』


『そうだね……1世代はこんなのばっかだから嫌になる』


「どうした、颯太」


「あ、いえ。なんで俺の味方に?」


「それは、私が気に入ったからだ!」


「えッ!?うぼッ!?」



クレアは敵が怯んでいる事を良い事に突然颯太を抱きしめた。



「ずっとこうしたかった!実はこう見えて私は恥ずかしがり屋で、今まで颯太の事は影からこっそり見ていた。しかし、今回のブロック分けで私は運命を感じたのだ。だから思い切って行動に移してみたのだが――――ん?どうしたのだ?」


「うぼッ!うううう!(い、息ができねええ!!!そして早口過ぎるぞこの人!!)」


『ちょっと!颯太に何するの!息できないじゃない!』


「おっと、すまなかった」


「ぶはぁ!!な、何するんですか!?」


「いざ戦いが始まってからというもの。一体颯太はどこにいるのか分からず走り回っていたのだが、ゾロゾロとそこの奴らが颯太を襲う計画を立てていると知ったのだ。これは颯太のピンチに駆けつけて好感度アップを狙ってみるのが一番だと思い、こうして無事颯太とハグ出来て私は嬉しいというわけだ」


「早口過ぎる.......それで途中までは理解出来たのですが、最後おかしいような…」


『うん、私もおかしいと思ったよ』


「まぁまぁ細かい事は気にするな。さて、そろそろ片づけるとしようか。どうやら私のニヴルヘイムで凍ってしまっているようだしな」


「いえ、敵が固まっているのは、神器以外にもクレアさんの行動もあると思います」


「ふふ、なら私がここで颯太にキスをしたらもっと凍るかな?」


「か、からかわないでくださいよ」


「そうだな。では、行くとしよう」



クレアは帽子をかぶり直して大剣を地面から引き抜く。



「颯太に惚れて貰うためにも頑張らなくてはな」


「……………」


『反応に困るよね』



颯太は敵を前にして軽い現実逃避をしていた。





「颯太、よく頑張ったな。お礼に私が抱きしめてやろう」


「ま、またか!?うぼッ!?」


「何をしているのかしら…颯太くん…」


「……颯太、誰それ…」


「この人が混沌使い?」


「颯太……お前、いつの間にそんな女性と付き合っていたんだ…」



3時間程度で終了した1回戦のフラッグファイト。

颯太はカナリアの広場に戻って来るなりクレアに抱き付かれていた。

そこへ香織、詩織、ユキナ、竜也の4人が現れ、詩織と香織に至ってはジト目だった。



「ぶは!こ、この人はクレアさん。危ない所を助けて貰ったんだが、何故俺がこんなに好かれているのか分からないんだ!」


「一目惚れという奴だ。さぁ、颯太。私を君のギルドへ入れてくれ」


「あ、ユキナも入れてよ!」


『ビャッコ!?』


「なッ!?ビャ、ビャッコが何故!?」


「おや、ビャッコの神器使いか。混沌とは仲が悪いはずじゃなかったのか?」


「おいおい何の冗談だよ……」



颯太は飛びのき、クレアは眉をひそめ、竜也は深い溜め息をついている。



「はぁ……私が説明するわ」



香織は自分たちのブロックで起こった出来事を皆の前で話した。



「なるほどね。ガイエンと戦ったが、そこまで悪い奴じゃなかったしな。入団を許可するよ」


『颯太本気!?』


「ホント!?やったー!」


「私が駆けつける前に颯太はゲンブと戦っていたのか」


「何とか勝ちましたけどね」


「悪い奴はシンなんだよ。ユキナとガイエンはただ颯太と戦ってみたかっただけだし、裏でこそこそしているのはユキナの性に合わない」


「警戒すべきはセイリュウか……」


「ユキナ、ここにいたのですね」


「本当に抜けるつもりだったとは。ビャッコは何も言わなかったのか」


「うへえ……シンとガイエンだ…」



颯太達の背後にシンとガイエンが現れた。

シンは一見してみると爽やかな好青年のように見えるが、ユキナの会話を聞いた後だとその表情の裏に見える闇が颯太は気になる。



「颯太、と言ったか。先ほどの一撃。なかなか響いたぞ」


「アンタとは正直何度もやりたいと思わない」


「はっはっは!では、また公式の場で会おうぞ。ユキナ、行くぞ」


「えええ!?ユキナもうシンのギルド嫌だ!」


「ユキナ、あなたの言いたい事も分かりますが、もう少し待っていただけませんか?ギルドマスターとして僕にもやらなければいけない事がありますから」


「む~………香織、そっちのギルドに遊びに行っていい…?」


「え、ええ、大歓迎よ」


「分かった……もう少しだけシンのギルドにいてあげる」


「ありがとうございます。混沌使い、そして香織さんと言いましたか。ユキナがお世話になりました」



最後に笑顔を浮かべてシンはユキナを連れて去って行った。

シン達が完全に去ったのを見届けて皆の肩から力が抜ける。



「あれが今年の四神か」



ボルケーノが龍の姿で彼らが去った後を見ながら呟いた。



「嫌感じ。ゲンブとビャッコのプレイヤーはいいとして、セイリュウのプレイヤーは嫌な感じがする」



レーナも口を尖らせながらそう言う。



「皆、とりあえずアジトに行こう」



新たなメンバークレアが加わった事により、アジトではささやかなお祝いパーティーが開かれた。



「クレアさんの入団と皆第一回戦突破を祝って、乾杯!!」


『かんぱーい!』



テーブルに広げられた料理に早速ありつく竜也を颯太は苦笑しながら自分も大きな骨付き肉を手に取る。



「噂は本当だったな。颯太が宝の地図ダンジョンで最高級ギルド建設券を引き当てたというのは」


「厳密的に言えば俺じゃないですけど、まぁ運が良かったです」



さも同然に颯太の隣に座ってワインを優雅に飲むクレアに颯太は答える。



「ん~……」


「どうしたんだよ?ティアさん」


「いやね、あたし……クレアさんの顔どっかで見たことあるような…」


「私もどこかで見たことあると思っていたわ」


「こうすれば分かるかな?」



クレアは小さく笑ってから帽子を取った。そしてそれを見た香織と詩織は息を呑む。



「あぁ!!ま、まさか読者モデルのクレア・フィールストンさん!?」


「や、やっぱりよね!?ここ最近モデル活動してないって聞いていたけれど、まさかランゲージにいるとは思わなかったわ!」


「変装の意味をかねて帽子を被っているのだが、分かる子には分かってしまうか」


『すまん…誰だ?』



颯太と竜也がほぼ同時に同じ言葉を発した。



「まぁ男性は知らなくて当然だ。私は所詮ファッション雑誌にたまに載る程度だからな」


「いえいえ!そんなことありませんよ!クレアさんのモデル体型は女の子が憧れる理想の体型なんですから!」


「熱いな……ティア…」


「見たところ皆私の年下だと見たが、そうなのかな?」


「はい!あたしは16歳です!」


「私も16です」


「俺は18だぜ」


「あぁ、俺は竜也のひとつ下で17です」


「3歳差か!うんうん!年下はますます私好みだ!」


「うお!?」



まるで自分のぬいぐるみを可愛がるようにクレアは颯太を抱きしめる。



「と、という事はクレアさんは20歳なんですね」


「うむ、私は今年で20歳だ。モデル活動は高校1年の頃からしていたからな、それなりに歴はある」



クレアを引きはがした颯太はテーブルの野菜を皿に分ける。



「あのクレアさん、どうして颯太くん何かを、そ、その……す、好きになったんですか」


「先ほども言った通り、一目惚れだ。どこが惚れたかというと、颯太はな、笑うととても可愛いんだ」


「えっ!?お、俺どこで笑いましたか!?」


「君がカナリアに来た時だ。初めて見たファンタジーの世界に君は私の心を射抜く笑顔を浮かべた」


「確かに颯太、あの時とても嬉しそうに笑っていたよね」


「くそ……自分の話しがここまで恥ずかしいとは…」


「颯太って年上に好かれるのな」


「あぁ!可愛い!颯太の恥ずかしがっている顔もまた一段と!」


「ああもう!いちいち抱き付かないでください!」


「クレアさんってこういう人だったんだね」


「私もちょっと驚きだわ……でも…これはちょっと」


『颯太くんが取られる危機!』


『颯太が取られる危機!』


と、その時二人はそう思ったのであった。

うわ………後書きめちゃくちゃ書いていたのに、なぜか投稿しようと思ったら後書きも上の文章も途中で切られるというね……もうポケモンのことについて語っていただけにちょっと残念です。


しかし、余り小説の内容に触れないのもどうかと思いますよね。

ではでは、今回の新キャラクターの紹介を軽くしておきます。


まずはクレアですね。クレアはニヴルヘイムという1世代目の神器を使うプレイヤーです。

神器の能力をすべて解放し、そして神器とのリンクが最大に達したときに生まれる覚醒能力では空間凍結というものを習得します。

彼女が何故軍服かというと、ニヴルヘイムと言えば北欧神話ですよね。んでもって、北欧神話と言えば最終戦争ラグナロク。戦争と言えば軍隊とか兵器です。そこから軍服になりました。


次はユキナです。

ユキナはビャッコの神器使いです。覚醒能力はまだ明らかになっていませんが、本気を出したアルテミスの速度に軽く追いつくことから、相当な速さを持っていることが窺えますね。


さて、なんだか颯太の周りが軽いハーレム状態になってきたので、そろそろ男のキャラを増やそうと思っていますが、どのタイミングで登場させるのかが問題です。

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