意味が分かると突っ込みたくなる話集その1
一応、あとがきに簡単な解説を書いておきますので、意味が分からなかった人は参考に。
【カウンター席で注文】
昼食を取るためにとある飲食店に入った。
お店は混雑しており、入るとカウンター席に通された。
しばらくすると、右隣には中年のおじさん、左隣には若いお姉さんが座った。
メニューを見ていると店員が注文を取りに来たので、僕はひとまず持っていた重い荷物を右隣の席に置き、店員に注文を言った。
【混雑してきた店】
仕事が終わり、ようやく昼食をとることができる。
ひとまず店に入り、いつものカウンター席に座る。
携帯をいじりながら出されたお冷を飲んでいると、昼時だからかどんどん客が入ってくる。
あまり長居していても店に悪いと思い、僕は店を後にした。
【ネットがつながらない!】
家から帰って部屋に入り、上着を脱ぐ。
そしてデスクトップのパソコンでネットやろうと思いパソコンの電源を入れた。
いつも通りネットサーフィンでもしようと思ったが、どうもネットにつながらない。
おかしいな、なんでだろう、と思ってモデムや配線、設定をいろいろ調べた。
よく見たら単に停電してるだけだった。何でこんなに調べまわったんだろう。
【ロリコンな下着泥棒】
最近は下着泥棒などもあまり見られないが、それでもごく少数はいるようだ。
この男も、下着泥棒をしようと、住宅街の庭先を見ながら、洗濯物を干している家を探していた。
ひとまず洗濯物が干している家を見つけたので、玄関に回り込む。
表札を見る限り、どうやら四人住んでいる核家族のようだ。
ゆっくり玄関のドアノブに手をかけて回してみる。鍵がかかっているので、誰もいないのだろうか。
誰にも気づかれないようにゆっくり庭に周り、洗濯物を物色する。
すると、熊のイラストがプリントされているパンツを発見。
ロリコンな彼は誰も見ていないことをいいことに、そのパンツを手に取りクンカクンカし始めた。
「おい、お前、何やっている!」
不意に、後ろから男の声がした。どうやら家主の旦那らしい。
彼は思わずパンツ片手に逃げ出した。家主もその後を追ったが、泥棒の方が足が速く、追いつけなかった。
ひとまず家に帰り、警察に通報した。
「まったく、とんでもないやつがいたもんだ」
電話が終わり、旦那がつぶやくと、居間から大きなおなかを抱えた妻が顔を出した。
「本当ね。やっと一人目の子供ができるって時に、こんなことが起きるなんて」
【拡散希望】
あまり絵を描くことはないのだが、久しぶりに時間をかけた絵がうまく描けたので、Twitterで【拡散希望】と書いて公開した。
一日経った頃見てみると、何人かにリツイートされていたので、確認のために自分のツイートを見た。
すると、一緒に添付してあった絵の一部が欠けている。
次の日リツイートが増えたのでまた確認すると、機能よりもさらに絵が欠けている。
リツイートが増えるたびにどんどん絵が欠けてなくなっていく。
うーん、おかしいなぁ。たくさんの人に絵を見てもらおうと思ってつぶやいたのに、絵の方が拡散したのかなぁ。
こういう、短い文章量でうまく「意味が分かると怖い話」系を作るのは難しいものです。
とりあえず、解説。必要ないとは思いますが。
【カウンター席での注文】
こういうのは、実際状況を思い描いてみるといいんですよね。
右隣に中年のおじさんがいて、左隣に若いお姉さんがいて、僕は右隣の席に荷物を……あれ、右隣って。
【混雑してきた店】
そういえば、店に入ったはいいがお金がないとかの理由で注文しないで出て行ったらどうなるんでしょうかね。
【ネットがつながらない!】
デスクトップで充電式のものとかあるんでしょうか。最近ノートパソコンでずっとやってるからなぁ。
【ロリコンな下着泥棒】
最近は少ないかもしれないですが、相手方の両親の家に住む人もいるんじゃないかと思うんです。
しかし、だったら一体誰のパンツなんだと。
【拡散希望】
一枚のイラストが断片化されて拡散されるって、どんな状態なんだろう。