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大きな狼

作者: 藤本森太郎
掲載日:2011/08/06

一日ひとつ書いていきます。適当に思いついた駄文です。

 昔、山を西へいくつか超え背の高い草の生えた草原を何キロも進み、深い谷を超え、またいくつかの山を越えた所に狼がすんでいました。その狼はとても大きく、人間の大人3人を一飲みしてしまうほどの口を持っていました。その狼は自分の大きさに誇りを持っていました。そしてその狼は人間を邪悪な者たちから守る使命を神様から請け負っていました。

大きな狼は、神聖な場所に住んでいました。そこでは何も食べずとも、飲まずとも、年をとらずにいつまでも生きることができる聖域でした。

 ある大雨が降った日、大きな狼の居る所へとある人間がやってきました。どうやらその人間はある国の遣いだそうです。

 遣いの話によると、我が国王は一度でいいので神に使える神聖なる大きな狼に会いたいというのです。しかしその兵士はとても怖がり、声は聞こえますが姿が見えません。大きな狼は昔神様に、人間には良くするようにと言われていましたので、優しく答え、大きな狼は王国へと向かいました。

 大きな狼は、風よりも速く走り王国へ向かいました。何しろとても大きく、一蹴りで大きな畑を飛び越えてしまうほどだったので、そんなこと朝飯前だったのです。しかしそれより、神の使いでしたから。

 着いたのは夜でした。門を守る兵士が狼に聞きました。しかし姿はありません。

「使いの者はいるか。」

 大きな狼は、自分はとても早く走れるうえ、使いの馬はとても遅いので後から来ると伝え、門の中へと入っていきました。

「わかった、よし入れ。」

 大きな狼は町の中へと入っていきました。お城の周りが城下町でひしめき合い、そこを中心にぐるりと回る城壁に守られ、ドーナツ型にの生き物のようにごちゃごちゃとしていました。中心に聳え立つお城の塔は今にも神に届きそうな荘厳さを放っていました。

 大きな狼は、王様のいる部屋へ行こうとしましたがあまりの大きさに扉をくぐることができませんでした。しようがないので、王様は大きな狼に大広間で待つよう伝えました。大きな狼は待ちましたが、一向に王様は姿を現しません。

 ついに日が昇り、昼になり、また夜が来ました。

 狼はお腹が空きました。生まれて始めてお腹が空いたのです。今までは神聖な満たされた場所で過ごしていましたので、お腹がすいたことがなかったのです。しかし愛しい人間の頼み、大きな狼は待ちました。

 何日も、何日も王様が現れるのを待ちました。どうやら王様は重い病に臥せているようでした。今まで他の生き物を疑ったことがない大きな狼は、早く王様の病が治るよう神に祈りながら待ち続けました。次第に毛並みはボサボサになり、目垢は溜まり、爪は伸び、見る事も拒んでしまうほどやせ細りました。そしてある日、大きな狼は祈りながら死にました。

 王国は何日も何日もお祭り状態になりました。

「やった!悪魔の遣いが死んだ!」

「これで飢餓から救われる!」

「ようやく雨が降ってくる!」

 王国では、大きな狼は悪魔の使いとして伝えられていました。もちろん王様が病で伏せていたのも嘘でした。


 神様は怒りました。そしてその王国に血の雨を降らせ、そこに住む人々を全て溺死させようとしました。しかし神様の隣で大きな狼が言いました。

「我が主よ、どうか人間を責めないでください。無知で愚かで愛しい人間です、いつか神をも冒涜する日がくるでしょう。しかし今回だけは、責めないでやってください。私は私が死ぬのを知っていました。この姿では。悪魔に思われても仕方がなかったのです。生まれるとき、この姿がよいと言った私が愚かだったのです。どうか人間を責めないでください。」

 神様は愛しい赤子を見つめる眼差しで狼を見つめ、腕を下ろしました。

初投稿です。1ヶ月後同じ内容で描いてみたいと思います。どれくらい実力がつくのか楽しみです。個人的にやってます。批判受け付けます。

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