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最後は3人でのハロウィンパーティということでセットのお菓子やジュースなどを飲みながら、最近の近況やプライベートでハロウィンパーティをしたりするのか?などスタッフさんからの質問を答えながら撮影を始めていく。
まずは、高校を卒業して半年経ちますが新生活(一人暮らし)は慣れましたか?と言う質問。
「桜我、一人暮らししてたの?」
「え?聞いてないけど、生活できてる?」
「ちょ、酷くない?!」
あははは、大笑いをしながら2人で桜我を揶揄う。
「だって、桜我いつもママに起こしてもらって言ってたじゃん。どうなの?」
「・・・朝早い時は起こしてもらってる。」
「誰に?」
「月都くん。」
「ん?お兄ちゃんに?」
「月都くんて、家出たって聞いたっけ?」
「聞いてないなー。フロンティアはどういう家の住み方になるのかさえ知らない。だって、昴くんだってまだ実家暮らしのはずだけど。」
「電話で起こしてもらってるの!」
「モーニングコール!!お兄ちゃん優しい!」
「成人組はお世話好きだから。」
「あははは、よかったね。末っ子で。」
「そういう、なっちゃんと咲はどうなんだよ!」
「えー?私たちは生活の変化ないよね?」
「ないよな。強いていうなら家事の負担がお互いの仕事の量によって偏る。もしくはソファーで寝落ちする率があがっただけで、後は何も変わらない。」
「そろそろ秋冬の模様替え準備したいよね。とは言ってるよね、リビングの。」
「あぁ、そういえばそうだったね。自分の部屋は終わったの?」
「全然。激悩み中。」
「ちょ、ちょ、ちょ、待って!え?2人同棲してるの?!」
「言葉悪いな。会社の寮に高1から一緒に住んでて、そのまま1人部屋に移動とか面倒が増えるだけだから、そのまま同居を続けているだけですー。」
「うちの会社の寮は、基本的に親族もしくは兄弟姉妹じゃないと同室にはされないしね。」
「ね。だから、恭弥くんと柊弥くんも1人より2人のが楽だからそのまんまだよね。」
「確かに。」
「それでいうと、桜我の会社には社員寮はないの?」
「あるよ。俺、4月から社員寮だもん。」
「フロンティア全員でシェアハウスも、楽しそうだよね。」
新生活に関しての会話はそれで終了して、次の議題に移る。
“3人は喧嘩をした事ありますか?”
「俺はない。課題とかを後回しにして、2人に怒られた事はたくさんあるけど。」
「あー、そんな事もあったね。私は小さい頃はよくしてた。咲弥と。」
「同じ歳だからね。俺、生後3ヶ月の写真からもう梛月が一緒に写ってる。俺のアルバム俺単体少ない。他の従兄弟たちも写ってるけど、梛月が1番多い。だから、掴み合いの喧嘩してる写真とかもある」
「え?なんでそんなに仲良いの?」
「そんなの、いっぱい話したから。考えとかさ、なんだろう相手の考えがわからないから喧嘩になるわけで、自分の意見を言って相手の意見を聞いて、なんで?を突き詰めるからかな?」
「うちの家族って、そういうの長いよね。家族会議。梛月の所とか特に長かったんじゃない?」
「お父さん、家にいること少なかったからね。私は、高校生活桜我と喧嘩した記憶ないけど、咲弥並みに仲良しだと思ってるよ?」
「確かに、桜我への距離バグり出してたよね。卒業まじかとか。」
「俺も、桜我と仲良しだと思ってる。」
「え?ちょ?はぁ?!」
私と、咲弥の告白に耳まで真っ赤になった桜我のほっぺたを両サイドからつっつく。
完全に学校のノリで次の質問に移動する。
順調に質問に答えていったのだが、この3人が揃うと脱線もよくするわけで時間が押してきて、そこからはものすごくハイペースで質問に答えていった。
雑誌が発売されたのは10月上旬。
雑誌の表紙も3人で飾ったのは2人の人気のおかげかすぐに重版が決まったらしい。
SNSの方も、表紙からまず購入して中のインタビューについての内容に、悪ガキすぎるという評価を受けたり、桜我がここでも末っ子扱い。などのコメントで賑わっていた。
ちなみに、咲弥のキョンシーは咲弥ファンにブッ刺さり、、梛月ちゃんと一緒にハロウィンパーティしてほしいなどのコメントもあったらしい。
ハロウィン当日どうしたかというと、伊集院3兄妹と私でみんなキョンシーの格好をして写真を撮って、ハロウィンパーティという家族ご飯をしたという事をSNSに写真をUPした。
この4人の中でSNSをしているのは、私と柊弥くんの2人。
他の2人はブログだけなので、私と柊弥くんのフォロワーはきっと2人のファンもいるんだろうな。
と思っている。




