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「うー寒い。」

「どーも、最強遺伝子達の桜組です。」

「ねぇ、まわすって聞いてない。」


神社の初詣の列に並んで、咲弥で暖をとりながらカメラをもている恭弥くんに文句を言う。もちろん小声だし周りのガヤガヤとした音でバレないだろうという事で、カウコン終了後桜組の4人で事務所近くの神社にやってきったのだ。

ライブ後って、アドレナリンが出まくってるから逆に目が冴えるんだよねー。そのテンションのノリなんだろうな。と考えながら長男の恭弥くんについて3人とも神社にやってきた。

みんなグルグルマフラーを巻いて、咲良ママからクリスマスプレゼントでもらった色違いのニット帽をかぶってピッタリくっついている。


「我々つい先ほどまで、事務所のカウコンに参加していてライブ終わりのテンションで撮影しています。月組の3人は何をしているんだろうね?」

「・・・・寝てると思う。」

「メンズ2人は仕事終わりで帰宅中じゃね?」

「僕、甘酒飲みたいなー。」

「柊弥くん自由。」

「飲みたくない?」

「神社で配られる甘酒って米麹の方なの?」

「わからない。」

「米麹なら飲もうかな。」


そんな会話をする。途中一度カメラを止めて、手水で手と口を洗ってお参りをして列から離れる。

再びカメラを回し始めると、4人でおみくじを引いた。


「さあ、開けて!」

「私、大吉!」

「俺も。」

「僕は、小吉。」

「俺はー・・、吉。待ち人来らず」

「え?そこ?仕事運とか健康運とか見ようよ。」


なんて3人でケラケラ笑いながら最年長の背中を叩く。

神社の隅っこで甘酒を飲みながら写真を撮っているところも動画に収めた。人が少ない所で4人ひっついて最後のコメントを撮る。


「梛月がそろそろ限界なので、終わりにしたいと思います。」

「桜組は今年もアニメに、ドラマに映画にバラエティに、歌やダンスもたくさん頑張ります。」

「今年も応援よろしくお願いいたします。」

「じゃあ、またねー。」

「みんな、おやすみー」


手を振って動画を止め、頑張って寮まで歩いて帰宅した。

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