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2時間後リビングに姿を現したのは、私と桃の2人。部屋着のまま出ててきて、スタッフに挨拶をする。


「おはようございます。2人ともスッピンですみません。」

「おはようございます。今から洗顔だけして、梛月ちゃんと朝ごはんを作ります。」


2人で一度洗面所に行く。

そして再び戻ってくれば、柊弥くんと咲弥が起きてきてた。


「おはよう、柊弥くん、咲弥」

「おはよう、シュウくん、サクくん。」

「2人ともおはよう。」


と挨拶をして、2人とも洗面所へ移動した。

その間に私と桃の2人で朝ごはんの準備を始める。

お米を研いで炊飯器にセットする。


「梛月ー、卵取ってくるけどいくついる?」

「えー、それはおじいちゃんに聞いて。10個あれば、十分だけどあるのかな?」

「じいちゃん聞いてみるわ。」

「よろー。」


上着を着て、外に出て行った咲弥を追いかけていくカメラマンと同じくエプロンをつけている柊弥くんに質問をするスタッフがいる。


「卵っていうのは、鶏がいるんですか?」

「鶏いますよー。小さい頃から泊まりにきた時は朝、卵をとりに行くのは咲弥ですね。」

「梛月ちゃん、お魚使って良いっておばあちゃん言ってたっけ??」

「一度冷蔵庫空にしたいからって、連絡はもらってたから大丈夫だよ。」

「僕、お味噌汁作ろうか。それとも桃と変わる?」

「シュウくん、お味噌汁作ってよ。」


と2人が会話をしている隣で、冷蔵庫の残りを確認しながら何を作ろうかと考える。

昨日の晩御飯の残りもあるからそれと、おばちゃんが作ってくれた佃煮と・・・・。コーヒーは咲弥に入れてもらおう。

と考える。


しばらくして、卵とほうれん草を持って咲弥が戻ってきた。


「どうしたのそれ。」

「じいちゃんが食べろって。」

「なるほど?そしたらおひたしも作ろうか。」


咲弥から卵とほうれん草を受け取る。

ほうれん草は軽く洗って、ラップに包んでレンジで温める。

卵はボウルに割って入れて砂糖とお湯など長谷川家のレシピで卵焼きを焼く。

料理が出来上がってきたら、咲弥がテーブルを拭いてご飯を食べれる準備をしている。


「さて、残りの兄ズはいつ起きてくるんだろうねぇ?」

「俺、起こしてくるよ。」

「ごめんねー。あとで、コーヒー入れてくれると嬉しい。」


と、咲弥に言いながら料理を仕上げながらお願いをする。

その間に柊弥くんと桃の3人で料理を食卓に並べて、料理で使った道具を洗っているうちに恭弥くんと、昴くん、月都くんの3人が起きてきた。


「おはよー。」

「おはようございます。」

「はよー、手伝えなくてごめんね。」


とそれぞれ挨拶をして洗面所に消えていった。


《起きたらすぐに洗面所なんですね。》


「あぁ、小さい頃からの朝の順番だな。朝起きて、顔洗って歯を磨く。」

「しなかったら両親から、怒られる。」

「目を覚してこーいって」

「懐かしい。」


そう話しているうちに、全員揃ったので恭弥くんが全員分のご飯をよそう。


《お茶碗カラフルですね。》


「あぁ、これファミリーメンカラ?です。」


《ファミリーメンカラ?》


「従兄弟内でのメンカラです。昴が黒、月都が黄色、柊弥が水色、咲弥が青、桃がピンクで梛月がミントグリーンで、俺が赤です。」


とお茶碗の色をカメラマンに見せる。


「ばあちゃん家にある俺らが使うものは基本的にこの色で準備されてます。」

「キョウちゃんとシュウくんと、サクくんと梛月ちゃんは家でもこの色使ってるの?」

「俺達の家はそう。」

「私の所は、物ごとに色を統一してる。家では、この色あんまり使ってないよね。歯ブラシとか?」

「あー、そうだね。意外にもメンカラ使ってないかも?」

「そっちの事務所は寮があっていいよねー。」


《ん?恭弥さんと柊弥さんが一緒に住んでいて、咲弥さんと梛月さんが一緒に住んでいるのですか?》


「あぁ、サクラエンターテイメントは親族、兄妹は同い部屋になりますよ。2LDKの間取り。その代わり年長者組に囲まれた部屋の配置になりますけど。」

「僕と恭弥は別々の時期に入寮だったから、恭弥は2年間だけ1人暮らしの部屋だったよね。で僕が入寮する時に2人部屋になって、咲弥と梛月は同じ年だから初めっから選択肢は、僕たちとの4人部屋か、2人部屋かだったよね。」

「ね、そこは両親の希望が通るよね。選択肢として」


なんて社員寮の話をしたりして、恭弥くんの挨拶でご飯を食べ始める。


「はい、手を合わせて〜、いただいまーす。」

「いただきます!!」


《学校みたいですね。》


「ウチは、いつもこんな感じだよね〜。」

「ね。ご飯作らなかった組が後片付けの担当。」


ご飯を食べている間も、ずーっと喋っていて仕事の話だったり、学校の話だったり、買い物行きたいだとか、あれが欲しいとか色々情報交換をしたりする。

全員が食べ終わった後、再度手を合わせて“おごちそうさまでした。”と挨拶をする。


「ということで、これから俺らの日常だったりミニゲームだったり、従兄弟達で事務所の垣根を越えて動画を上げていきたいと思います。では、今回はこの辺りで。」

『まったねー!』

「次回もお楽しみに!」


と、動画の差つつ映画終わるとスタッフさん達は撤収作業を初めて、寝坊3人組が片づけて掃除をして、祖父母に挨拶をして家をでた。




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