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最強遺伝子チャンネル

「・・・・・・おはようございまーす。ルテラの伊集院恭弥です。えー現在の時刻朝の5時半です。動画の一発目から寝起きドッキリってさ、マジうちの末っ子達に怒られろ。」


限界前でオープニングを撮影をして、スタッフと一緒に室内に移動する。


「ここはどなたのお家ですか?」

「ここは、母方の実家です。」

「大きいですね。」

「多分?親族多いんで。はい、でこの部屋に今回のチャンネル名でもある“最強遺伝子”のメンバーが寝ています。メンバーの半分は昨日頂点を超えてからの帰宅だったので、最悪末っ子達に泣かれるからな。という事で、入室ー。」


静かに襖を開けると、布団が七つある。

カメラスタッフがゆっくりと近づきそれぞれの寝顔を撮影をしていく。

人の気配と物音で誰か目を覚ますかと思ったら、予想以上に全員お疲れのようで誰も目を覚さない。


「俺も布団に戻りたい。」


スタッフからクラッカーを渡されて、一応それを全部引っ張る。

パンパパパパン!!!

クラッカーの音に目を覚したのは、次男と三男四男。


「・・・・・ウルセェ。」

「・・・・・・・・。」

「・・おはよう?」

「とりあえず、3人自己紹介しようか。これ、例のやつ。俺も朝から電話で叩き起こされた。」

「あ?あー・・・・・・。次男の長谷川昴です。フロンティアのリーダーしてます。」

「今何時?」

「5時半すぎ。」

「バカじゃないの?」

「それは、企画した大人に言ってくれ。」

「四男の伊集院柊弥です。モデルをしています。」

「三男、フロンティア所属、長谷川月都です。」

「はい、ありがとう。さて、起きてないのは?」

「学生組の3人。」

「この3人なんで固まって寝てんの?」

「仲良いよねー。」


成人組が話している間も熟睡している学生組をそれぞれの長男が起こす。


「咲弥ー、おはよう。」

「ン?んー・・・・・。」

「梛月ー?ごめんおきてー。」

「・・・無理。やだ。眠いー。」

「桃ーちょっと起きろ。」

「スーくんもう朝?」

「いや、違うな。」


兄から起こされ寝ぼけまなこで、向けられたカメラに気づいた、私と咲弥は“最悪だ”と両手で顔を隠す。


「何これ?」

「例の企画です。」

「あー?アレか。えーと、五男の俳優伊集院咲弥です。」

「長女の声優の長谷川梛月です。」

「・・・次女の長谷川桃です。」


と、目をこすりながら未だウトウトしている桃の隣にいる昴くんはそのまま桃の身体を支えてる。


「では、ここでご紹介です。俺と柊弥と咲弥が伊集院家の実の兄弟です。昴と桃、月都と梛月が実の兄妹です。所属している事務所は兄妹で同じだったり、違ったりしますが、俺の母さんの2人の弟、つまり叔父さんの子供が昴、桃兄妹と月都、梛月兄妹です。俺からみたら、全員母方のいとこになります。今回全員お仕事を頂くことが増えて、共演の話や変な報道とか出る前に自分たちの口から公表しておこうと話し合いで決まりました。

これから、この7人でこのチャンネルを楽しいものにしてければ良いなと考えていますので、どうぞこれからこの7人をよろしくお願いいたします。」


“よろしくお願いしまーす“と全員で挨拶をする。


「そして、スタッフ、第一回って真面目にすべきだから、なんで寝起きドッキリだったのかちょっと説明して欲しいです。」

「両事務所の指示と、素の7人の姿をみたいという要望があったからだそうです。」

「ファンからの要望ってこと?」

「ネットとかのコメントがメインらしいですけど。」

「そうなんだ。」

「次からは事前時ご連絡をお願いします。おやすみなさい。」


と、咲弥の一言で収録は一度終了した。

その後、もう少し仮眠しようという話になって、スタッフはリビングで俺たちはお布団にダイブして目を閉じた。




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