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2度目の学園祭

夏休みも終わり季節は秋。

もうすぐ最後の学園祭が行われる時期だ。

本番まで後2週間を切ったところで、テンションがいつにも増してぶち上がってる桜我が登校してきた。


「なっちゃん!!咲!!!聞いて!聞いて!聞いてーーーー!!!!!」

「朝からうるさっ。」

「マジで、うるさ。」


両手で耳を塞いで私は笑ってるし、咲弥はぐったりしている。

教室に入ってくるなり、大興奮で収取がつかない感じのテンションだ。桜我が元気なのはいつもの事だしフロンティアでもムードメーカーポジションだから通常運転といえば、通常運転。


「あれ?咲、具合悪い?」

「咲弥はお仕事で寝不足だからその声のボリュームを下げてくれる?それで、何かビックニュース??」

「あのな、今度の学祭いつも外部からゲスト呼んでたじゃん!今年、俺らが出ることになった!!」

「俺らって、フロンティアで出るの?」

「そう!!!」

「じゃあ、俺たち三人では今年ステージ立たないの?」

「それも出る!!」


という、桜我の言い分もわかるし高校最後のお祭りは私としても楽しみたい。1年生の時にミニライブをした。だから今年も三人でミニライブをするつもりで、セトリや振り入れも初めている。

それに私も咲弥も次のドラマ決まってるし、アニメの方も決まっていてさらに私はアルバムリリースを控えている。桜我は確かツアー中だった気がする。


「まずは学祭当日のスケジュール確認をする。私と咲弥が桜我単体ではなくフロンティアと共演して良いのかを事務所に確認をする。みんなそれぞれありがたいことにお仕事頂いているからね。各自確認してグループに連絡を頂戴?練習時間の合わせとかもあるからね、よろしく。」


そう言えば、“了解”と返事が返ってきた。

話がまとまったところで各自自分の席に戻ると、桜我は休んでいた分のノートを写したりしている。

私は従兄弟のグループにメッセージを送信していた。

従兄弟のグループは父方の従兄弟全員のグループで母方は、年下ばかりなのでスマホを持っていない。

父方の従兄弟は、私の父を含め全員芸能界という世界でお仕事をさせて頂いている。

伊集院三兄弟と私が、サクラエンターテイメント。

お父さんとお兄ちゃん、昴くんと桃ちゃんがムーンプロダクトに所属している。

そのムーンプロダクトに所属しているのが先ほど大興奮で教室に入ってきた桜我。

夏休みに映画を三人で観に行ってから桜我の私へ接する距離が遠くなった気がしているのだが、原因はよくわかっていない。

その、桜我は昴くんと月都くんと同じグループのフロンティアに所属している。

サクラエンターテイメントもムーンプロダクトも私と月都、父が親子で、昴、桃、伊集院三兄弟が親族という事を、お互いの事務所の上層部は知っている。

ちなみに従兄弟達と親族と公表するのは年明けにする予定だ。

ただ、私と月都くん、お父さんに関しては、もう少ししてから様子を見てからの公表予定である。

なので年内は、フロンティアとは共演NGのはずである。

だから、フロンティアが学祭に参加するということは、一度事務所に確認が必要になる事案なのだ。

ちなみに、フロンティアが来るという事をマネの天音ちゃんには連絡をして事務所の確認をしてもらっている。

今日、私と咲弥はドラマのクランクインしててそのドラマのの放送開始日は、学祭の前日。それに合わせて主題歌を歌う“フロンティア”が学祭に来るのはまぁ冷静に考えてしまえばそうなのかなー?と線で繋がったので色々詰んだかもしれないと思ってしまった。

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