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オープニングで自己紹介を終えた私たちはリハで決められた位置に立つ。
最初は2チームに分かれて行うミニゲームを行う。
私のチームは、紬と和樹、相手のチームは龍と春にぃ、寺くんの三人で先に5点っをとった方が勝ち。
1つ目のゲームは、クイズ対決で私のチームが圧勝。2つ目は護身術、剣術、騎士に基づいて体の頭、腕、背中、膝に風船をつけて早く相手の風船を全部割ったほうが勝ち。
アニメでは、全員剣術は使えるしロッティ、カルロス、ウィリアムは魔力量も多く魔法も使う。
アナも侯爵家の娘なので基礎魔法は使える。
だから、まぁミニゲームでもその要素を取り入れたゲームをするのだけれど・・・・。
「なんで大将戦が私とジョージなのかしら?普通は同じ王族のカルロス様ではなくって?」
「いやー、おかしくなあいですよお姫さん。王族が対象というルールはありません。これもこちらの戦略のないです。」
戦略だと言われてしまえば何も言えない。
「そう。戦略と言われれば仕方ないわね。では、全力で参ります。」
と、にっこり笑みを浮かべる。
結果としては僅差であったけれど私が勝った。
本当に危なかった。
「ふー、私の勝ちですね。」
と勝利を宣言すれば紬ちゃんがタオルを持って近づいてきた。
「シャルロッテ様おめでとうございます。一度お召し物を変えに参りましょう。」
「そうですわね。みなさま、申し訳ございませんが一度下がらせていただきますわ。アルフレッド様後の事をお任せしてもよろしいでしょうか?ヴァンも引き続き警護を任せますわね。」
「かしこまりました。」
「お任せ下さい。」
2人の返事を聞いた後、紬ちゃんと一緒に舞台袖から履ける。
私は衣装チェンジに。紬ちゃんは舞台袖で出番が来るまで待機だ。
衣装チェンジをした私が舞台袖に戻ってくるとルテラの4人が待っていた。
周りにいるスタフもソワソワしている。
「お疲れ様」
「お疲れ、梛月。歌番組じゃない舞台に一緒に立つって変な感じだな。」
「なんでよ。」
「アニメが絡んだ舞台は僕たちも初めてだから、よろしくね。」
「んふふふ。こちらこそよろしくー」
とルテラと軽く挨拶をしたところで、紬ちゃんに手紙を持たせる。
それをアルフレッド焼くの春にぃに渡してもらうように頼む。もちろん音読してくだしと伝言も付け加えた。4人はポップアップでの登場なので、舞台下に潜って行った。
イヤモニからカウントがスタートする。
『スペシャルゲストの登場です!!』
という声と共に、パァァァンという大きな破裂音と共に一気に飛び出したフロンティアの姿を確認をして、私は再びセット裏の階段に再び移動した。
“不器用に生きる君が大切で、とても愛おしく想うよ”
と、恭弥くんのセリフからイントロが流れ始める。
キャー!!という歓声が会場に響き渡る。キャスト達の戸惑いの声も聞こえるけどそれはそれで面白い。
今期のオープニングはルテラ。エンディングは安定の私で、本日第3期のオープニングとエンディングの初披露と放送開始便をこの後に発表をする。
ルテラの曲が終わった所で、壇場に上がってイントロが流れるのをまつ。
“輝く星々、はるか彼方の地上にまで降り注ぐ。その光は、全てを包み込んで傷ついた心を癒すのでしょう”
ピアノのイントロからどんどんテンポアップで曲は進んでいく。第階段から大きくジャンプしてステージに着地をするとキレッキレのダンスを踊りながら歌う。
そこになぜかルテラがバックで踊り出して、最後に決めポーズをするとルテラの4人とハイタッチをする。
恭弥くんには軽くハグをした。




