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幻想奇譚

人に寄り添う場所、非日常

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。

本日はあまり訪れたことが無い場所へとお邪魔させて戴きました。実は此処を目指して歩いていた訳では無いのです。偶には行く宛てもなく、街を彷徨いたい。そこで迷い込んだお話です。


駅から降りてすぐの繁華街。金と原色と幾何学模様で彩られた路地裏に、私は迷い込みました。実は繁華街はあまり訪れた事が御座いません。お馴染みの場所の付近に無いので、あまり訪れた事が無いのです。あぁ、でも映画の中のようです。

くすんだ赤と白で彩られた提灯と、橙の灯りが、ちょっとした異世界でした。お店から漂う、とろりとしたお酒の匂いに酔ってしまいそうになります。カンフー映画の役者様になった気分です。私は近くのお料理に目移りしてしまって、直ぐに御相手様に捕まってしまいそうですが。

表立った華やかさも素敵です。でもその影でひっそり寄り添うように、優しい光を灯して下さるのも魅力に満ちています……。何時だって此処は誰かに寄り添って下さる場所なのですね。

そうして内心ソワソワとしながら細道を抜けて、道なりを歩いていると一つのお社に出会いました。どうやら本日は縁日のようです。道という道に屋台が並び、定番の品々が互いに身を寄せていました。

見ているだけで楽しめます。艶々したりんご飴やセルロイドの能面、今はまだお昼の真っ只中なので、賑やかさには欠けます。でもこれからもっと楽しくなる事を想像すると、童心に帰った気がして自分の心をぎゅっと抱き締めたくなりました。

全く違うと思ったのです。繁華街の路地裏も、神社で開かれる縁日も。けれども人に寄り添った光や、小さな世界にぎゅっと詰め込まれた縁日品を見ていると、何だか似た世界なのです。

縁日も、路地裏も、私にとっては非日常です。夜の縁日は子供の憧れでした。今の憧れはこの路地裏になるのかも知れません。

どうかこの二つの場所がこれからも暖かく迎えて下さいますように。

縁日って非日常なんですよ。

夜遅くまで出歩いてOKですし、日頃、屋台とか出回ってないですし。

けれども時代遡れば、昔は今よりも神仏と関係深そうでしたし、もっと今よりも身近な日常だったのでは無いかと。

(あ、初詣……。夏詣で……)


追伸《言葉遣いが悪い+気持ちも宜しくない》

りんご飴、初めて戴きました。歯が立ちませんね。

綺麗な薔薇には棘がある。という言葉のように、


ガード硬ってぇんですわ。

(そんな子が好きですよ。気持ち悪いですね。あら、皆様きっとご存知)


まぁ冗談はさておき、渡にとっては初めてで、無縁な場所かも知れません。

お酒得意じゃ無さそうですし、朝方人間なイメージが。

『夜はさっさと家帰って寝る』見たいな。

けどもだからこそ、非日常なんだろうなぁと。

居酒屋から漏れる灯りは好きそうですし。


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