表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
GAME  作者: 普久原 なみ
8/24

第7章 武器

“サァーーーーー”





川の流れる音で、俺は目が覚めた。






「・・・んっ?」







寝ぼけながら周りを見渡す・・・。






「・・・ここドコやぁ?!」






「あれっ?なんで俺こんなトコで寝てんの?・・・

まぁえっか・・・」






俺は、また眠りにつこうとした。




「・・・・。

って、よくないわぁ!!」






俺は飛び起きた。





そして、ポケットから携帯電話を出した。





“パカッ”





“ピポッパポッピポッパポッ”






“ツーーツーーツーーツーー”






「あれっ?おかしいなぁ、繋がらんでぇ。携帯代やったらこないだ振り込んだばっかやのに・・・って圏外やん!!」






俺は近くで流れてる川で、顔を洗った。






“バシャバシャバシャッ”



「・・・ふぅー・・・さっぱりしたわぁ~」





完璧に目が覚めた。






“パカッ”






「10月7日・・・9時12分、俺にしちゃあ早起きやなぁ~(笑)それにしても ここ、マジでドコなんやぁ?」





俺は寝てた場所に戻り、その場に座った。




「あれっ?なんやこれ?こんなんあったかいなぁ??」




さっきは寝ぼけてて分らんかったけど、俺が寝てた場所の近くに少し大きめのリュックサックがあった。





俺はそのリュックを持ちあげた。





“ガスッ・・・”






「うわぁ・・・なんやこれ?ごっつい重わぁ・・・。

中、何入ってんねや?」






“ジィィィィィィィィィィ”







ゆっくりとそのリュックを開けた。


「うひょ~!?なんやこれぇ~!?」






中には、大量の銃が入っていた。






“ガサガサッガサッ”






俺は一つずつその銃を取り出してみた。






“ガチャッ”






「・・・1丁・・・」





“ガチャッ”





「・・・2丁・・・」





“ガチャッ”





「・・・3丁・・・」





“ガチャッ”





「・・・4丁・・・」





“ガチャッ”





「・・・・。」





“ガチャッ”





“ガチャッ”





“ガチャッ”





“ガチャッ”





“ガチャッ”





“ガチャッ”





“ガチャッ”







「・・・なんでや?」






「銃が12丁・・・って!

ってかこれ本物?なんに使うんや!こんなにいらへんて!」






正直、目の前のこの光景に驚きを隠せなかった。


「どうせこれ、オモチャやろ・・・」








“カチッ”





「!」





“ドゴォォオオオン!!”






銃声が、森中にひろがった・・・。







「・・・びっくりしたわぁ・・・」







“バサバサッバサバサッ”







近くの木にいた鳥達が、いっせいに飛び立った。







「嘘やろッ!?なんで本物やねん!しかもこんなに大量に・・・」







“・・・ガチャッ・・・”







俺は銃をリュックに戻そうとした。







「あれっ?まだなんか入っとるわ・・・」







“カサカサッ”







そこには、メッセージの書かれた紙切れがあった。







その紙には、こう書かれていた。





【皆と協力しろ!!】


「【皆と協力しろ】ってどうゆうことや?

俺の他にもまだ誰かおるっちゅう事かいな・・・」







しばらく考えたが、いい考えは思いつかなかった。







「ヨッシャ、とりあえずその他の奴探してみよか」







俺は立ち上がり、このへんの森を探す事にした。







“ガサッ”







リュックを背負おうとした。





「うっ・・・やっぱこれ重いなぁ。どないかせんと・・・そやッ!」






俺は近くに立っとった木の下に穴を掘った。







「よしっ!こんなもんやな」






“ガシャッガシャッ・・・”






“ガサッ”






その穴に銃を隠し、上からそっと土をかけた。







「おっしゃ!だいぶ軽なったわぁ」







俺は銃を4丁持って静かな森の中を歩いて行った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ