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悪役令嬢やめる!

私はただの乙女ゲームオタクだった、はずだった……。気がつくとそこは見知らぬ馬車の中。


「ここは……?」


思い出す。そう、私は転生したのだ。それもDEADEND確定の悪役令嬢に!


「なんだ、前世、思い出しただけか………は?」


いや、まて!はあ?!これはゲームの中じゃん?!前世でプレイした悪役令嬢乙女ゲーム!その名も

「『DEADEND VILLAINESS』!!」


悪役令嬢が主人公のゲームなのだが、このゲームはDEADENDを回収して行く乙女ゲーム!ENDを回収するごとに新たな真実を知り、真のENDへと至るゲーム!


いや、まて、本当に待って……じゃあDEADEND確定じゃん!?


「嘘だぁああああっ!!」


「お嬢様、どうかされましたか?!」


頭を抱えて叫ぶと目の前にいた使用人が驚きながらも心配そうに声をかけてくれた。


「だ、だだだだ、大丈夫よ!ありが……」


はい、DEADEND!目の前にいたのは使用人のクロッカス。しかし、実はこいつの正体は悪役令嬢(わたし)が没落させた貴族の息子で悪役令嬢(わたし)を恨んで復讐の機会をうかがっているアヴェンジャー!


はい、くそ!死んだー!


「ううぅ……」


「お嬢様?本当にどうされたのですか?!具合でもお悪いのでしょうか?」


「お黙りなさい!」


「え、あ、はい!」


「嘘つき嘘つき嘘つき!!本当は心配なんて微塵もしてないくせに!!」


なんて、怒鳴っても何にもならない。どうすれば?!


「決めたわ……」


「?……何を、ですか?」


「私、悪役令嬢やめる!!」

不定期連載ですがよろしくお願いします。この物語は短編で投稿した『DEADEND VILLAINESS』の連載バージョンです。

少しでも面白いと思われた方は下の☆☆☆☆☆を★★★★★に変えて評価したり、感想等をいただけると励みになります。よろしくお願いします。

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