閻魔様登場!
そして、僕達はデスティニーの中を慎重に探索していた、
すると、後ろから何者かに声をかけられた。
僕達はすぐさま臨戦態勢にはいった、だがその人は顔見知りだった。
「ハルト!どこで何をしていたんだ、めっちゃ心配したんだぞ。」
その声の正体は地獄の第一層、等活地獄の管理者 ギル・グレイシス本人だ。
「お久しぶりです。」
「誰だこの人?」
すると、トラがギルさんには聞こえないくらいの声で事情を聴いてきた。
「昔に面倒をみてもらったことがあるんだよ、前に言った両親の何百倍も頼りになる。」
そう僕達がコソコソと話しているとギルさんが再度聞いてきた。
「その実は・・・・・・」
そして、ギルさんに僕は親に捨てられたことトラのことを簡潔に話した。
ギルさんは呆れた顔をして
「まぁ、あの人達ならやりかねないな。
とりあえず閻魔様に話つけとくから、
別室でもう少し待つよ。」
〜別室に移動後〜
僕達は
「それにしても、よくあそこで精神を崩壊せずに数年も耐えたね、僕なら無理かも。」
「いや、実は剣を振る練習をしてて、」
そう話していと、突然部屋のドアが開く。
そしてその入ってきた方の姿を確認した、そして僕はその入ってきた者の姿を確認した。
赤いゴツい服に、王と書かれている派手な帽子、その姿を見て僕とギルさんはすぐさま頭を下げた。
その姿を見たその人は「そんな事しなくていい」とフランクに話した。
まさにその人こそ、死者の罪を捌き、ここの王として存在する、閻魔様その人だ。
「久しぶりだな、ハルト」