閻魔様に会いに行こう!
僕達は地獄から脱出してどうしようか考えていた。
「さて、どうするんだ?」
トラが僕に疑問を投げかけてくる。
「う~ん。」
僕が考え込みとりあえずだした結論は。
「とりあえずトラを天国に送る。」
僕は淡々と言ってみせた。
「そんな事できるのか!?」
トラは驚きながら言ってくる。
「ん〜、まぁ話を聞く限り本当の閻魔様ではなさそうだったから、掛け合ったら何かをしてくれるかもしれない。」
「よく1,2年前のことを覚えてるな。」
トラはどうでもいいことを気にしている。
すると、トラが僕に質問を投げかけてくる。
「ミナミはどうするんだ?」
「僕は僕を捨てた親を地獄に送って僕と同じ苦しみを味あわせる。」
「怖ぁ」
トラは少し怖がっていたが、まぁ気にしなくてもいいだろう。
「兎にも角にもとりあえず閻魔様のところへ行こう。」
「だな!」
トラは頷きながらついてきた。
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そして僕達は人には気づかれないよう来た。
「いや懐かしい昔はよく憧れたな。」
そう、ここは死人の罪を見て死人の運命を決める場、゛デスティニー゛だ。
いかにも厨二病くさい名前だ、センスが問われる。
そして僕達はその中に無理やり入った。