白いドリルと黒い大剣
トラの言葉で僕もノリノリで行こうとしたが、流石に問題点が多すぎて無鉄砲すぎたのでトラを飛び止めた。
「いや、さすがにまて!」
すると行く気マンマンだったトラは振り返って不思議そうな表情をした。
「なんだ?早く行くぞ。」
素っ頓狂な態度でトラは言ってくる。
「さすがに無鉄砲すぎる、作戦とかはあるのか?」
まぁ、少しはなにか根拠があっていっていると思いたい。
そしたら、トラは真顔で返してきた。
「あるぞ」
「あるの!」
ええ、出会って関わり数時間、大体の人柄はわかると思っていたけど予想外なこともあるんだな!
「じぁあ根拠ってのを説明してくれるか?」
とりあえず、根拠を聞いてから判断するほうがいいだろう。
「何事もやってみないとどうにもなんない。」
「根拠になってない!」
「まぁいいだろ、とりあえず探すぞ!」
「わかったよ。」
もう僕はヤケクソになった。
そして旅が始まった。
そうして数時間話しながら歩いているとこんなことを思いついたなった。
「そいえば、どうしてこんなとこに来たんだ?」
こんな疑問が出るのも当然だろう、数時間しか関わっていないが、なんとなくトラの人柄はわかる、
トラは別に凶悪な奴というわけではないだろう。
じゃあどうしてこんなとこ来たのか?
「あぁそれはな、俺が閻魔をぶん殴ったらここに来た。」
閻魔様をぶん殴る、それは僕からしたら絶対ムリな話だ。
確かに閻魔様は真ん前で判決を決める、だがその間にはナニカがあり絶対に閻魔様に触れる事が出来ない。
「え、どうやって???」
そして、トラに今思ったことを伝えた。
「え?おれが受けた時にバリアなんてなかったぞ。」
そんな事ある!
まぁそれは置いといて、何でそんなことをしたんだ?
「そいえばどうしてそんなことをしたんだ?」
「それは企業秘密で。」
〜そして、出会ってから三年程がたち〜
僕達はほぼ諦めていた。
「ないね〜手がかり。」
「ないな~手がかり。」
ニ年くらい前は精力的に活動していたが今はゆった〜〜りやっている。
そして歩いていると・・・あれっ何か歩くね?
トラもそれに気づいたようで、僕達は全速力で近づいた。
そしたら、なんか黒い大剣と白いドリルがあった。