出掛かり探しの旅
さっきの出来事があり、僕達は打ち解けていた、特に僕は久しぶりの人間にテンションが上がって少しコミ症なのに問題なく話していた。
そして僕はずっと気になっていたことを聞いた。
「現世ではどんな物があるんだ?」
そう、現世についての質問だ!僕はずっと現世について実際の人間に聞きたかった。
だがソイツは申し訳なさそうに
「ごめん、俺箱入り息子だったからわからねぇ。」
だがどうしても聞きたかったから食い下がらずき聞いた。
そしたらトラが思い出したみたいな表情をして話始めた。
「実はな50年前から゛能力゛を持つ人間がたびたび出てきているんた!」
それは僕には到底信じられなかった、こっち本で読んだのは能力というのは現世の本の中の話にしか出てこないと思っていたからだ!
そして話しているうちにそいえば名前を聞いてないなと思った。
「そいえば名前なんて言うんだ?」
「あぁ、そいえば言ってなかったな!、俺はトラ・ガーティフルだ。」
そして話が一段落するとトラが当然の疑問をぶつけてくる。
「そいえばここから出れ無ぇのか?」
そしてトラは頭上を指差した、すると上には僕達が墜ちてきたでかい穴があった。
「いや無理だね!」
僕ははっきりと伝えた。
だがトラは信じず、食い下がらなかった。
だから僕は理由を言った。
「ここから裁判所までは100億キロ以上はある。
よじおぼれても上には上がれないし、そもそもあそこまで行けない。」
するとトラは落ち込んで、
「そうか~」
と力ない言葉で言った。
「そいえば、何でトラは地獄に来たんだ?」
そしたらトラは少し苛つきながら喋った。
「ああ、実はな、なんか閻魔の代わりとかいうジジイが俺の顔がムカついたからここにこさせられたんだぜ!最悪だろ!」
「あぁ、最悪たな。」
とりあえず僕は相槌をうった。
そして話疲れた僕達は寝た。
翌日トラに叫ばれて僕は起きた。
そしたら急に突拍子もないことを言ってきた。
「行くぞ!!」
え?行くってどこに、え?え?
「行くってどこに?」
トラはそれを摘み取り僕に理由を話した。
「あぁ、地獄探せばなんか手がかりがあると思ってな!お前は昨日の話的にずっとここにいたんだろ。」
「突拍子もないな。」
「そんなこと言ってないで早くぞ!」
そしてそっから出掛かり探しの旅が始まった。