5秒
そう、ここまでの展開は予想り、僕達の手のひらの上だったのだ。
そうして、僕達は今作戦を実行するチャンスを伺ってたのだ。
だが、それに気づいてない愚かな愚民は調子にのっている。
「さてと、どう調理するか迷うわー、だけど別の管理者が来たら面倒ね早くしないとね。」
一刻も早くコイツを殺したいと思ったが、ここで先走って本物の武器を盗られたら取り返しのつかないことになる。
僕のドリルを何かにしようとしても5秒くらいかかる、その前に僕が殺られる。
ここは冷静に行こう。
「ちょっとまて、俺からやれ。」
すると、後ろからそう発する声が聞こえた。
その人物はトラだ。
おそらく、とらは油断させるために命乞いをした。
「誰よあなた」
ババアの意識がこっちからそれた、しかしジジイが僕をみている、行動が出来ない。
「あー思い出した。あなた主人を殴って地獄送りにされたガキじゃない。
大体ミナミと一緒に出てきたってところね。」
その発言を聞きジジイがトラの方に意識が行った。
「あの時のクソガキか!」
ジジイがトラに怒鳴りながら言った。
「知らねーよただ当然の結果だ。」
その挑発にジジイは激怒し、トラに近づき蹴った。
「なんだとクソガキ!」
『チャンスだ。』
僕はその瞬間トラの行為を犠牲にしないために作戦を実行し、パンツにしていたドリルをあるものに変えた。
それに気づいたババアはすぐに僕に武器を使い作ったものを盗もうとした。
だが、
「甘かったな!」
僕はその武器を盗んだ。
そう、僕が作ったのはババアと同じものだ。
そうして、ババアは閻魔様達に制圧された。