まさか地獄に捨てられるとは!
このは現世で死んだ人が来る死後の世界。
そして僕は十王の父と母の間に生まれた。
だが、母には愛がなく父も母に夢中で僕は愛がなく必要最低の金で育った。
そしてその環境で7年がった、
「おはようございます!」
そして僕は7歳になり学校に入学した、だがここは生徒が僕しかおらず先生も一人しかいない、次期十王を育てる施設のようなものだった。
そして今日もいつものように授業を受けていた。
「え〜え、ということで人は一度死んだら元には戻れず、生をうけます、だがそれは一度しか起きずもう一度死んでしまったらその魂は前の魂と分離して天国か地獄に行きます。
わかりましたか?」
突然聞かれ少し聞き逃していた僕は少し驚きながら、
「はっ、はい!」
と素っ頓狂な声を出してしまった。
それに先生はため息をつきあきれ顔で言ってきた。
「あなたは次世代の十王になるんだからもっとシャキッとしなさい!」
それは僕が失敗や腑抜けたことをすれば必ず言われる言葉だった。
僕はとりあえず相槌をうちその授業を乗り切った。
そして休み時間すぐに現世についての本をみた。
色々な食べ物、娯楽、兵器、そして刀、僕は刀や武器が好きだった、どのくらい好きなのかというと構造や材料すべてを知っているほどだ。
そして僕は刀を模して素振りをしていた。
するとドアが゛ガチャ゛という音がして先生が入ってきた、
「コラっ、早く座りなさい!」
そういい怒られ僕は急いで座った。
そして授業が終わり僕は親の帰りを待っていた。
父は地獄の王閻魔様を手伝う役人で忙しいのだ。
たが、無能だ!
歴だけの実力がない男、話に聞けば母や閻魔様に手伝ってもらってるそうだ。
そして帰ってきてからも空いた時間で僕は刀を持ち素振りをしていた、僕は刀もすきでいつも練習していた。
「疲れたな」
そうため息をつきながら僕は帰ってくる時間を予想していた。
「あと10分くらいかな」
そして十分経ちちょうど゛ガチャ'といいドアが開いた僕はドンピシャだなと思いながら玄関に走り一応「おかえりなさい」と言った。
だけど帰ってきたのは母だけだった
「父さんは?」
母は何も言わず強引に手を引っ張った。前から母は怒り、叱りつけ、冷たい態度を取っていたが、僕に暴行を振らなかった。
「離してよいたいよ」
流石にこの人の腕力には勝てない、
そして僕は驚きの事を言われた。
「前々から要らなかったの!貴女は地獄に堕ちてもらうわ!」
そして僕は抵抗もできないまま連れて行かれた。
そして僕はどこかに落とされた。
そこには、一面真っ赤でマグマが溢れていた。
僕はさっきまで脳が処理できてなかったが今追いついた。
「ええ、僕捨てられたの!」
捨てられたという事実に。