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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

異界の狭間(はざま)で ― フォックス大尉と魔法の戦場 ―

1943年、南方戦線での戦闘中、大日本帝国陸軍中隊は敵潜水艦の攻撃を受けるはずだった。だが、突如として彼らは次元の狭間に飲み込まれ、気が付くと見知らぬジャングルの海岸に立っていた。そこは、かつての地球とはまったく異なる異世界。魔法が実在し、剣と騎士が支配する封建社会が息づいていた。

中隊を率いるのは、元学校教師で地理を愛した大丘博(ひろし)大尉。  副官円利(えんり)少尉、参田須(さんだす)軍曹と共に、彼らは異世界での生存をかけた厳しい現実に直面する。

調査のためジャングル奥深くへ進んだ偵察班は、粗暴で非人道的な異世界の冒険者集団と遭遇。さらに、王族の一団が突如襲われる現場に出くわす。襲撃者たちは王位継承第二位の姫を暗殺しようとしていたのだ。勇敢にも大丘たちは戦い、王族の護衛は壊滅。だが姫を守り抜き、襲撃者を退けることに成功した。

捕らえた敵から聞き出した情報は、現地の封建貴族である男爵の騎士団が大軍を率いてこちらに向かっているという衝撃の知らせだった。魔法と剣が飛び交うこの異世界で、日本兵たちは最先端の火器で応戦せざるを得ない。だが、戦力の差だけで勝てる戦いではない。異世界人の魔法、荒くれた冒険者たちの凶暴さ、そして複雑な封建社会の陰謀……それらすべてを乗り越えなければ、生き延びることはできない。

大丘大尉は教え子たちに「地理を制する者は戦場を制する」と説いた教師の誇りを胸に、未知の地を分析し、部隊を導く。円利少尉、参田須軍曹ら小隊メンバーもそれぞれの個性を活かし、異世界の荒波に挑んでいく。

「ここは地球ではない。だが、俺たちが歩んできた道と同じく、生き抜いてみせる」

異界での新たな戦場、彼らの挑戦が今、始まろうとしていた――。
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