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【白銀の黒帝:5】英雄と魔大陸  作者: 八木恵
3章:英雄学園編
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ダンテ、英雄学園の入学試験へ 前編

そして試験当日の日。

英雄学園は、迷宮都市の郊外にあり、都市から乗合馬車で約30分ほどかかる場所にある。 


魔大陸は、魔導車や魔導電車が主流で、道も舗装されている。 舗装されてない街道を進む馬車の揺れは想像以上に揺れ、初めて馬車にのったダンテは、揺れでお尻が痛くなりと少し酔うのであった。  そのため周りを見る余裕もなく、英雄学園に到着するのだった。


英雄学園に到着したダンテ。

既に多くの受験生が集まっている。 ダンテが受付に受験票と身分証を見せると、指定された更衣室にて、動きやすい格好に着替え、受験番号と同じゼッケンをつけて第一グランドに集合するように案内される。 


もともと動きやすい格好で来ているダンテは、荷物と外装だけ脱いで指定されたロッカーにしまいグランドに向かうと、初等学校の運動着を着ているのか同じ格好の受験生達が多く、ダンテのような受験生はざっとみて、数十名しかおらず少し浮いてるのであった。


グランドで暫くまっていると、数名の教師陣が現れる。

「これより第一次試験の体力テストを行う。 このグランドを周回する。 俺が立っている所がスタート地点だ。 トップに周回遅れになった時点でそいつは失格だ。 番号を呼ばれた奴は失格ってことだ。 あと、倒れた奴もな。 せいぜい全力で走るんだな。 では、初め!」という掛け声で、受験生は慌ててスタート地点へ向けて走り、そのまま走り始める。


1周の距離は5KMほどだ。

ダンテは、真中より前のほうへ移動し様子をみながら走る。 徐々に先頭集団がスピードをあげていく、ダンテも遅れないように先頭集団の二番手集団あたりをキープすることにした。

6周目ぐらいから、先頭集団が最後尾に追いつき始め更に先頭集団はスピードをあげる。 徐々にゼッケン番号も呼ばれ、倒れ出すものがでてきて、走りだして2時間経過したころ半数となり、終了となった。


ダンテは、40位あたりをキープした。 周りは息が切れているが、ダンテは息切れもしていないが、周りとあわせて疲れたふりだけしておく。


一次試験合格者は、その後お昼休みの1時間を挟んで、体術または剣術の試験となり、試験会場となる各訓練場の番号が渡される。 ほとんどの受験生が食堂へ向かっていたが、ダンテはシュンがお弁当を持たせてくれたので、ベンチで食べていた。


すると、赤茶髮の短髪で、茶色の瞳に身長は175CMで身体は大きいが明るい感じの少年が「隣りいいか?」と売店で買ったサンドイッチを持ちながら聞いてくるのだった。


ダンテが頷くと嬉しそうな笑顔をみせ隣りに座ると「俺、 ジェフ・モーガンっていうんだ。 『雷神の斧』の候補生なんだけどよ、推薦枠もらえなくってな試験受けに来たんだ。 おまえは?」と、パンを食べながら話している。


「ダンテ・ドラーツィオ。 すげー田舎から出てきて、腕試しで受けにきた。」と素っ気なく答えるダンデ。

「だからかなんだな。 服装が初等学校のじゃないから気になってな。 お互い受かるといいよな」


その後も、2人は食事をしながら少し会話をする。

ジェフは、魔法が苦手らしい。 ダンテが筆記が心配だというと、ジェフ曰く筆記試験まで残ればほぼ合格らしく、0点でなければ大丈夫とのことで少し安心するダンデである。



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