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【白銀の黒帝:5】英雄と魔大陸  作者: 八木恵
2章:迷宮都市へ
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迷宮都市のギルドへ

翌日、朝食後、カールは情報収集のためすぐに出かけ、シュンとリン、ダンテは冒険者っぽい服装に黒の外装にフードを被りギルドへ向かうのである。


ギルドについたシュン達。

ギルドの一階は食堂になっており、奴隷の魔族を連れた冒険者達が何人か食事をしており、魔族は床で食べている風景が見られる。 ダンテは、それを見て唇を噛み締めるも、シュンとリンに促されて受付に向かう。


受付に向かう途中、屈強な男達がシュン達の前に立ちはだかり「おいおい、若造が何のようだ」といってくる。


 (っち、テンプレってやつか。)と俺はボソッ心の中でつぶやいた。

「受付に用があんだ、邪魔だどけ」と俺は面倒だなと思いつつもいう。

「俺たちはブロンズで、『疾風の鷹』のメンバーだぞ。 知らないのか?」と偉そうに言っってくる。


 俺は、まじテンプレだわ。 もう、まじ面倒くさいな。


外野は「あちゃー、『疾風の鷹』ってこの辺の荒くれもの集団だぜ。 ブロンズっていったらランクBだ。 あいつら変なやつに絡まれたな」と口々にいっている。


「ああ、知らねぇーな。 んで、ブロンズってなんだ?」

「そんな事もしらないのか! ギルドランクBってことだ。ビビったか!」といってカードを見せてくるのだった。


 俺は、これ以上のテンプレを避けたくなった。。 次は、ママのとかか?


「あーなるほどな、んじゃぁ、これでいいか?」といって、俺のギルドカードをみせる。 ランクAである。

屈強な男達は、俺のカードの色にビビり「失礼しました」といって走りさっていた。  

外野が「おい、あれシルバーだよな」「まじかよ」「すげー」といって騒がしくなっている。


周りが騒がしくイラとしってしてきている俺だが、必死に我慢した。 これ以上の面倒ごとは勘弁だ。

俺も大人になったなって、自画自賛しておく。

「邪魔はいなくなったみてぇーだし、 とっとと受付いくぞ」といい、俺たち3人は受付へ向かうのだった。


シュン達のやり取りをみていた受付嬢は緊張している。

「ご、ご用件は?」というと、リンがダンテをさしながら、「この子の戦闘系の依頼の許可をもらいに。 どうすれば、許可もらえます?」ときくとダンテの仮ギルドカードを確認するのだった。


「ギルドランクA以上の2名の推薦と、あと試験官と模擬戦をしていただき、その結果 戦闘能力が十分ありと判断されれば許可がでます。 ただし、仮カードランクがDになるまで、単独は認められず、一般ギルドランクB以上の方最低1名の同行が必要です。」

「では、私と彼が推薦です。 試験はすぐできますか?」とリンとシュンのカードを見せる。

「はい、確かに推薦者2名確認しました。 試験官を準備しますので、地下訓練場のここでお待ちください。」といって地図をみせる。


シュン、リン、ダンテ3人は、訓練場へむかう。

「昨日からの疑問なんですが、いつの間にギルドカードを作ったんですか?」

「一昨日、王都のギルドいって、マスターに作ってもらったんだ。 まぁ、その後、記憶消したけどな。 目立ちたくねぇーし。 厄介事に巻き込まれたくねーしな。」と俺がダンテにいう。

「黒帝の権力だ。 あんまり気にすんな。 ダンテ」と小声でいうリンにダンテも頷くのだった。


俺たちが訓練場で10分程度まっていると。 受付と共に試験官の男性がくるのだった。

「君が、ドラーツィオ君だね。 今から僕と模擬戦をする。 武器はあそこにあるのを自由に使っていい。 魔法は初級までだ。」とう試験官の言葉を聞いたダンデは武器を選びに行く。

ダンテは双剣使いらしく木刀を2本もち、相手の試験官はバスターソードの刃が無い武器を持っている。


「負けても戦闘能力を見るだけだからね。 」と伝える試験官に、頷くダンテ。

両者が準備が整うと、

受付嬢の「はじめ」という合図で両者ぶつかる。


試験官もなかなかの腕前で、数分間の攻防が続く、試験官が初級の土魔法をダンテにぶつけると、風魔法(魔術)で防御するダンテ、その隙にダンテの死角に周り込み斬りつけるが、ダンテがかわし防御するのだった。


そして、お互いの合間から離れるのだった。

「もう十分だ。 終了。」という言葉で、模擬戦が終わるのだった。

「これでも僕ランクSなんだよね。 合格だ。 ランクCに上げてぐらいだけど、規定だからね。 君ならすぐ上がるよ。」と頬を掻きながら話す試験官だった。


俺はダンテの戦闘を見ながら、魔皇帝のいったとおり基礎は出来てんだなと思うのであった。

俺たちの3人はギルドの1階の受付に戻り、ダンテのギルドカードを更新してもらうのだった。

その後は、ダンテが人間社会が初めてというのと、俺たちも久しぶりのため、帰りは迷宮都市を散策は食堂へ帰宅した。。


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