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【白銀の黒帝:5】英雄と魔大陸  作者: 八木恵
3章:英雄学園編
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ダンテ、英雄学園2年目後期の日々①

そして後期も始まり数週間が経過したある日朝礼。


「知っての通り来月末に2年に1度の武道大会が開かれる。 学生の部は各学園の代表6名で5戦し3勝した方が勝ちという団体戦のトーナメントだ。 大人の部は、各傭兵団でルールは同じだ。 でだ、この学園からは、毎回3年と4年のなかから選抜をだすんだが、皇女の提案により、2年はS組も選抜に出る事なった。 あんま、このクラスは関係ないが、武道大会まで学園内ぼ訓練場は代表優先になるから、気をつけろよ。 あと、武道大会期間中は、教師が警備やらで駆り出されるで、学園は休みだ。 大会観戦するもよしだが、他校の生徒とかも来るから問題起こすなよ」


生徒達は、休みという発表に嬉しいそうだ。


ジェフが「なぁ、せっかくだから見に行きてーよな。」というと、レンも「だよね。チケットとか取れるのかな」と話している。 ピーター達も話しに加わり、やはりチケットの話しでなにやら入手困難らしい。


そんな話しを聞いた夕食時、ダンテが武道大会の際に学園が休みになるとシュンに伝えている。


「ダンテ、んじゃぁ、休みの間 何すんだ?」

「クラスメイト達は、見に行きたいとか言ってけど、俺 興味ないし、まだ考えていない。」


「カール、人員確保だな」と俺はニタリと笑った。

「ええ、ではダンテにも働いてもらいましょう。」とにっこり笑うカール

「働くってどういう事?」

「ふふふ、大会期間中、商会で屋台出さないかとせがまれましてね。 カフェと食堂で2店屋台すると、流石に3人だときついので、ダンテにも手伝ってもらおうと。 売り子ですよ。 私と一緒にね」

「かまわねぇーよな?」

「わかった」というしかないダンテ。 シュン達に言われたら断る事のできないダンテなのだ。


◇◇◇

それから大会も間近になる昼食時、ダンテ達は学園の食堂にいる。


「学生の予選のチケットは確保できたけど、決勝は無理よね。」とニーナはがっかりしながらている。

「そう言えば、この学園の代表って決まったのか?」というとダンテの質問に皆んな信じられない顔でダンテを見る。

「お前ってさ、興味ないことスルーだよな。 生徒会長のジオドリック・ラムゼイ、副会長のサイラス・アンディントン、勇者のコウキ、セドリック・オールディス、コンラッド・アンディントン、ヴィンス・イグニスの6人だ。」とジェフがいう。 


誰が誰かわからないダンテに、ニーナが補足する。 ニーナ情報曰く、コウキは、ジオドリックに負けたらしく、その後友情が芽生えた。 サイラスは、コンラッドの兄で、聖女の逆ハーレムの一員だとかの情報もくれるのだった。


「だから、チケットとれねーかなー」とボヤいているジェフ

「そうだ、シュンさんに貰ったんだった。 俺、行かないからやるよ。」とダンテがジェフに渡したチケットは決勝のチケット6人分であった。

「行かないって、てか、それ決勝じゃない。 なんで持ってるのー」とニーナ叫ぶと、

「ニーナ、煩いぞ。 食堂の手伝いするんだ、大会期間中。 もともと興味ないしな。 チケットは、シュンさんが常連に貰ったんだと。 だけど、シュンさんも食堂で忙しいから、誰かにあげろって貰ったんだよ」「そうだったのね。 チケットありがとう。」

「おお、いや、マジ嬉しいよ。 ありがとうな、ダンテ」

「うん、シュンさんにお礼いっておいてね」とそれぞれ感謝を言われるのだった。

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