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【白銀の黒帝:5】英雄と魔大陸  作者: 八木恵
3章:英雄学園編
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ダンテ、英雄学園2年目始業

始業日当日、C組の教室にはいると席が決まっていた。 元D組は固められているようだ。


ダンテの席は窓側最後列で、隣がジェフ、ジェフの前がレンであった。


ダンテの席の前、ダークグレーの髪でショートに碧眼で、身長は180CMで体格は普通で、容姿は中の上でやや目の男子生徒が座り、その前は薄い緑色のセミロングの女生徒と赤茶色で髪をポニーテールしている女生徒と仲が良いのか3人ではなしている。 彼らがダンデ達と同じで元D組だった生徒だ。


ダンテが席に座ると、ジェフが「クラス変わっても隣だな」といい、ダンテも「ああ、場所も同じだ。」と苦笑いしながら会話するのである。 ダンテの身長は、175CMになったが、ジェフの身長が185CMなので身長差は変わらない。 ちなみレンの身長は、173CMで、本人いわく故郷では高いほうだと以前豪語していた。


そして、教室の扉が開くとギルが入ってきた。

「おはよう。 今年はC組を担当するギル・オズボーンだ。 1部は知った顔もいるな。 担当は主に実技だ。 学科も実技も去年と同じだ。 金曜からダンジョンな。 木曜までに、パーティー申請してくれ。 初級ダンジョンの30階層いけたら、中級目指してもいいぞ。 木曜は隔週で合同で模擬戦となる。 んじゃぁ、クラス変わっているもの者もいるから、自己紹介してくれ」といい、窓側の最前列からはじまる。


緑色の髪の女生徒は、クレア・ミラーといい、風魔法が得意らしい。 武器は弓だ。 ダークグレーの髪の男子生徒は、ピーター・ラッセルで雷魔法が得意で、武器は長剣らしい。 赤茶の女生徒は、ニーナ・モーガンで、火魔法が得意で、武器はレイピアだ。


自己紹介も終わり、2年生はこのまま3時限目から授業があるとの事で、ギルが教科書を配りそれまで自由となった。 ダンテは、ジェフとレンと話して、今年もダンジョンを3人で目指すと決めた時、元D組の3人が近づいてきたのだった。


「俺、ピーター・ラッセル、んで、緑色の髪がクレア・ミラーで、赤茶がニーナ・モーガンっていうんだ。 俺の事はピーターでいい」

「私の事は、クレアって呼んで」と微笑みながらいう。

「私もニーナって呼んで」と少し強気な感じでという。


「俺らの事も名前でいいよ。 俺がジェフな、んで、ダンテにレンだ。」と紹介しあう。

「ダンジョンだけど、お前ら今年も3人?」

「ああ、ちょうどいいんだ。 3人のほうが」とジェフが答える。

「だよな。 俺ら、4人だったんだけど、1人D組でさ。 盾役か、近戦に強いやつ探してんだよね。」と困った顔をしながら話している。


「よう、ジェフじゃん。C組になったんだな。」といって、声をかけてきたのは、堅いのいい身長185CMの茶髪でやや強面の男子生徒だった。

「よう、ハロルドか。 何かようか?」

「いやーさ、今まで組んでたパーティー、近戦のやつ多いし、人数も6人になったからな、抜けてお前ところ入れてもらおうとな。 入れてくれない?」


すると、ジェフが、閃いたというばかりに、いうのだった。

「俺らは3人でちょうどいいんだ。 だけど、ピーター達3人が盾役か接近戦できるやつ探してる。 どうだ?」

「お! 俺 ハロルド・タッカーで、土魔法が使えて、近接もできるんだ。 武器は、斧な。 どう?」というハロイドに、ピーターも、クレアも、ニーナも目を合わせて「「「こっちこそ、よろしく」」」とここでパーティーが成立したのであった。


ジェフが「ハロルドは、見た目怖そうだけど、いい奴だから」とフォロー入れている。 ダンテとレンは、やり取りを眺めているのであった。


尚、ハロルドも雷神の斧の候補生で、推薦で学園に入ってきたらしく、ジェフと交流がありレンとも交流があった。 この日から学園では、ハロルドを含めた4人で行動したり、ピーター達も混ざり7人で行動することが多くなる。 ハロルドもピーター達も寮生活で、通学はダンテのみだ。 転移で通っているダンテにとっては好都合である。


意外とニーナが情報通で、学園内の特にSクラスの噂話しなど語ってくれるのである。 ハーレム、逆ハーレム状態ではあるが、彼らは仲は良好らしい。


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