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【白銀の黒帝:5】英雄と魔大陸  作者: 八木恵
3章:英雄学園編
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ダンテ、英雄学園1年目の授業でダンジョンへ 前編

今週から毎週金曜はダンジョンの日となる。


月曜の朝の朝礼。

「今週の金曜日からダンジョンに行ってもらう。 最低3名でパーティー組んでいけ。 お前らは、まず初級ダンジョンだ。 今年中に30階層いけば上出来すぎだ。 15階層まで行ければ、進級できると思っていいぞ。

初級ダンジョンに行くのに、本来はギルドランクD以上必要だが、本学園の生徒に限り学生証提示すればはいれるからな。 ついでにギルドランクもあげとけ。 パーティー決まったら、昼休みまでに俺のとこに来いな。 以上だ」というと、教室内が騒がしくなる。


すると、ジェフが「なぁ、俺ら3人でいいよな。」聞いてくる。

「ああ、他の奴いても面倒そうだ、レンもいいか?」というと、頷くレンであった。


レンもここ1ヶ月の頑張りで強くなり、もともと他生徒より出来のよいジェフとダンテは、このクラスでは一目置かれていた。 そのため、パーティーの加入の誘いがきたが、”もう決まった”といって断るのであった。  昼休みに、ギルの所へ申請して完了した。


尚、ダンジョンの日は特に学園に行く必要はなく、ダンジョン入口の検問で学生証とギルドカードを提出するのである。 検問所にて、入退場を管理しているのである。 通学のダンテは、ジェフとレンとはダンジョン入口で待ち合わせする事にした。


◇◇◇

当日、検問所では学生や冒険者で長蛇の列だった。 合流した3人は、雑談しながら列に並んでいる。


「ダンテってさ、何階層までいってんだ?」

「30階層だな」

「「えーーーー」」と叫ぶ2人。

「だって、お前って、迷宮都市きて半年も経ってねーだろ?」

「ああ、30階層っていっても、あれだ保護者達と行ったんだ。 ずっと走りっぱなしだったからな。 道なんて覚えてねーぞ。」

「ダンデの保護者って冒険者なのか?」

「うーん、暇潰しにダンジョン潜るけど、食堂のシェフ兼オーナーだな。 っつても、食堂も道楽だって言ってるし。」

「お前らの家が1番謎だよ。 食堂やって、ダンジョン潜ってが、暇潰しと道楽って、すごいな。 金持ちの、腕利きの冒険者だったんだなきっと。」

「羨ましいよね。 隠居生活みたい。」

「今日の帰り、食堂よっていいか?」

「今日は営業日だし、いいけど。 夜は結構 酒のみが多いぞ」

「「いいじゃん。 いきたい」」とハモった2人だった。


それから、3人は初級ダンジョンに入り、マッピングしながら攻略する。 途中休憩を挟みながら、昼食の時点で3階層だった。 「5階層目指して、戻るか」というジェフに、ダンテも「ああ、今日中にはさすがに10階層は無理だしな。 マッピングして、来週再挑戦だな」


「どういうこと?」とレンが聞く。

「そっか。 レンは、知らなかったな。 このダンジョンな、5階層毎に階層転移の魔方陣があって入口に戻れんだ。 が、10階層毎のエリアボス倒さねと、振り出しにもどる。 また1階層目からやり直し。 マッピングが重要なんだよ。」

「だから、先生が今年中に15階層目指せなのか。 マッピングできないと、常に時間かかるってことか。」「そういう事。 ダンテがいて良かったよ。」


それから、3人は魔物を倒しながら5階層を目指すのであった。。

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