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【白銀の黒帝:5】英雄と魔大陸  作者: 八木恵
3章:英雄学園編
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ダンテ、英雄学園へ登校初日

翌朝、ダンテが登校するとジェフというよりレンの周りに数名の男女がいた。

ダンテは、そのまま気にする事なく席に座ろうとする。


「お前らもいい加減にしろよな! レンが嫌がってるじゃねーか。」とジェフが怒鳴ると、男女は何かいって席へもどる。


ジェフが席に座りながら、

「お、ダンテ来たのか。 遅いぞ」

「時間通りだ」

「まぁ、そうなんだけどよ」といい、聞いてもいないが、先ほどの男女は勇者を紹介してほしいとレンに言い寄った事。 レンは勇者達と関わりたくないため断ったのに、何度も頼んできてしつこいかったらしい。 そのため、ジェフが間に入ったとの事だ。 それから、ジェフとレンは同室になったらしい。


「レンも可哀そうに。。よりによって、ジェフと同室とは。」

「ひどくねぇーダンテ。 なぁなぁ、レン、そんな事ねーよな」

「うん、ジェフでよかったよ」と言いながら笑うのであった。


それから、ギルが教室に入り、教科書を配布する。

科目は、数学、歴史、地理、魔法・魔方陣学、戦術、魔物・植物学で、学科は午前中のみ木曜日まで、午後は体術と魔法実技は必須で、各自武器によって2つ選ぶ。 1ヶ月間は基礎で、1ヶ月後の合宿後からは、金曜が終日実践でダンジョンへ挑戦となる。


授業が始まり、昼食の時間ダンテ、ジェフとレンは、食堂で食べてた。


「ダンテ、選択なにすんだ? 俺、『剣術』と『斧』だ。」

「俺は、『剣術』と『短剣・ナイフ』にするよ。」

「なんで、女子が選ぶ『短剣・ナイフ』なんだよ?」

「俺、小柄だろ? 正面からやりあうの無理あるから、周り混んで仕留めるのにちょうどいいんだ」

「なるほどな、考えてんだな。 んでレンは?」

「僕 近接戦苦手だから、『銃術』と『弓』にしようかな。」

「自分の身を守るんだったら、近接系の武器扱えるようにしてたほうがいいぞ」

「ああ、レン、ダンテの言う通りだ。 それに、仕留め損なった時には、近接になるからな。」と助言するジェフだった。

「そっか、なるほどね。。『銃』と『短剣・ナイフ』にするよ。 剣 重くてもてないんだ」と納得しながら決めるのレンだった。


それからの学園での生活は、授業、実技の日々である。

レンは、ダンテの予想どおり得意属性は、闇属性であった。 今の時代、忌み嫌われる属性でもないが使い手の少ないのは確かである。  幸いな事に担当教師が扱えることもあり実直に学ぶレンの姿があった。


尚、学園では、自然とダンテはジェフとレンと過ごす事が多くなる。

ジェフは面倒見がいいのか、同室のレンにいろいろ教えたり、放課後2人で訓練したりしているようで、当初なにをしてもクラスメイト達より劣っており追いつけなかったレンであったが、1ヶ月もすると大分基礎ができているのがわかる。 レン自身も何かあるようで必死に、かなり努力しているのであった。



一方、ダンテは、水曜はシュンと日曜はシュンとリンとダンジョンに潜ったり、魔物・盗賊討伐をしたりして過ごし、それ以外は食堂、カフェの日でなけらば模擬戦をしたり、1人訓練場や射撃場で訓練したり、魔術書などを読んで過ごしているのであった。


ちなみに学園入学時点で、14歳であっても英雄学園の生徒は特例で仮ギルドカードから本ギルドカードへ切り替えができる。 この時点で、ダンテは既にランクCになったが特に誰にも言わないままでいる。 理由は、ただただ目立ちたくないからだ。

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