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【白銀の黒帝:5】英雄と魔大陸  作者: 八木恵
3章:英雄学園編
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ダンテ、英雄学園 入学へ 前編

英雄学園の入学式当日。


制服はブレザーで上着は黒で下はグレーのパンツでネクタイは紺でシルバーのラインがはいっている。

ラインの本数で学年がわかるらしい。 ダンテの魔力量は、魔皇帝の息子という事もあり、一般的な魔大陸の魔族の子供より遥かに多い。 

そのため、シュン作成の魔力制御の指輪を2個して一般学生より多く、英雄学園でもやや多いレベルとした。  成長期のダンテの魔力量が今後も増えていくが、シュンは慣れたもので今後微調整していくことになった。


朝食後、入学式が始まる15分ぐらい前にダンテは転移してくのであった。

シュンは部屋へ行き、カールとリンは仕入れに向かうのである。 シュンは相変わらずの引きこもりで、用事がなければ出かけないのであった。


そして、ここは入学式が行われる講堂。

ダンては、講堂へ向かって歩いていると、後ろから「ダンテじゃん」と声がする。 声のする方をみると、ジェフが手を上げていた。


「ダンテも受かったんだな。」と笑顔でいうジェフに、「お前もな」といい、2人で講堂へむかう。

聞くとジェフも同じD組らしい。 また、ジェフは学園での寮生活で昨日入寮したばかりだそうだ。


 講堂に入ると、クラス毎に席が分かれており、D組は後ろのほうで、2人で適当に座るった。 前の方に座る生徒はみな白いブレザーを着ている。 ジェフに聞くと、「あいつらS組だ。 エリートで今年の推薦枠で上位30名のやつらだ。 寮も豪華な1人部屋だぜ。 俺の寮は2人部屋なんだが、ラッキーなことに1人なんだ」という。 「ちなみに、大公家や5大貴族とか上流貴族とかもいるけど、大体が次男や三男とかんなだぜ。 魔大陸行く事が前提だからよ、嫡男は魔道国家の学園か竜騎士学園にいくんだ。」とご丁寧に補足の説明してくれるジェフであった。


すると、入学式が始まり長い話しが続く。。 ほとんどが魔族がどれほど危険か、魔大陸を魔族そして魔王を討伐して取り戻すなどの話ばかりだ。 そして学園長の話になる。

「選ばれし精鋭諸君の生徒達よ、我が英雄学園への入学おめでとう。 わしは、エドワード・ラムゼイである。 3大公の当主でもある。 本校は皆も知っての通り、魔大陸へいき、奪われし文明、そして大陸を忌まわしき魔族から取り戻すことだ。 この4年間で厳しい訓練に耐え、是非魔大陸へむかってほしい。」というと、士気があがる生徒達だった。


新入生代表の挨拶は、聖国の第二皇女であるクローディアだった。 人間にしてはかなり容姿が整っており、ジェフ含めて男子はみな見惚れている。 

「この良き日に私たち180名は英雄学園に入学しました。 私は皇女という立場ではありますが、皆さんと共に切磋琢磨する気持ちで入学いたしました。 実は私は、首席ではありません。 この場をかりて皆さんにお伝えしたい事があります。 聖国では、魔族そして魔王に打ち勝つため、異世界より勇者召喚を試み見事成功しました。 彼らは素晴らしい才能を秘めておりますが、まだ未熟です。 この学園に共に入学し、共に魔大陸へいく仲間を募るつもりです。 是非勇者様と共に学び、協力して魔大陸へ、そして魔王を討伐を目指していきましょう」というと、大きな拍手喝采なる会場だ。


ダンテは、周りに合わせ拍手するが心の中では、魔王は魔界にいて、魔大陸にいるのは父の魔皇帝だってとひとり突っ込みをするのだった。 歪められた歴史についても調べる必要があると思いつつ、勇者がこの学園にいることを知るのだった。。。

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