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君の好きだった花  作者: 橘 天馬
5/6

なし

そして、君と付き合って1年が経った時に君からの提案で同棲することになった。元々、一人暮らしをしていた俺の部屋で一緒に住むことなった。

ダブルベッドを買う予定だがそれまではシングルベッドにふたりで寝る形になっている。そして、同棲を初めてから2年がたったある日、俺たちにとって悲劇となる事件が起こる。

そして、君と付き合って1年が経った時に君からの提案で同棲することになった。元々、一人暮らしをしていた俺の部屋で一緒に住むことなった。

ダブルベッドを買う予定だがそれまではシングルベッドにふたりで寝る形になっている。そして、同棲を初めてから2年がたったある日、俺たちにとって悲劇となる事件が起こる。


その日は雨が降っていた。ニュースでは明日は晴れの予報でもしかしたら春一番の風が吹くかもしれないと可愛いお天気お姉さんが言っていた。

「ちょっと買い物行ってくるね!」

そう言って部屋着を着替える彼女。

「俺も行こうか?」そう聞くと彼女はいつもの笑顔で

「大丈夫!車借りるね!」

そう言って買い物に出かけた。

彼女が出かけてる間に俺は部屋の掃除に取りかかった。

部屋の掃除が終わり、風呂掃除に入ろうとすると俺のスマホがなった。電話は知らない番号からで恐る恐る出てみると電話の主は警察からだった。正直、電話の内容なんてほとんど耳に入ってこなかった。

「山崎詩織さんが交通事故に遭われました。現在病院へ搬送中です。受け入れ先は千葉東総合病院です。」

俺は言葉を失った。

(詩織が事故?病院へ搬送中?)

俺はすぐに彼女の親にも連絡をした。彼女の親もすぐに向かうと言っており、俺も直ぐに病院へ向かった。

病院の受付で聞くと現在は緊急手術中ということで手術室の前へ案内された。手術室の前には警察の人がふたり待っており、なぜ彼女が事故を起こしたのか?現在の状態を聞かされた。

事故の原因は信号無視をした乗用車が横から追突してきたらしい。追突してきた方の運転手は即死だったらしい。彼女の方はというと全身を強く打っているため現状はどうなるか分からないらしい。なぜ、俺のスマホに電話できたのかというと彼女は車に乗る時に必ず後部座席にカバンとスマホを置く癖があり、スマホは破損はあるものの使える状態で電話履歴から電話してきたらしい。ロックはしてないから簡単に開けられた。

そして、それだけ伝えると警察の人は立ち去っていった。

しばらくすると彼女の両親が到着した。

警察に言われた事故の原因・彼女の現状を全て話した。母親は泣き崩れ、父親はイライラしている。

たった数秒が数十秒・数十分・数時間にも感じさせる。胸が締め付けられ胃がキリキリする。吐きそうだ。俺が病院へ到着して二時間が経過した頃、手術中の電気が消えた。中から医者が出てくる。

「最善は尽くしました。ですが、脳の損傷が大きく目を覚ますかは分かりません。目を覚ますことが出来ても、後遺症が残るかもしれないです。」

そう説明された。医者に続いてストレッチャーに乗った彼女が出てくる。そのまま看護師さんと一緒に病室のほうへ運ばれていった。

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