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最初で最後の明日へ  作者: 黒鶏
2/2

美しい枯れ葉

遅れてスミマセン。

面白いと思ったら、ブックマーク等よろしくお願いいたします。

それではどうぞ。

俺は二度目の意識を取り戻した、俺は混濁した意識の中、生きている事を実感した、意識がしっかりしてきて目を開けると、そこには見覚えの有るようなな無いようなそんな場所だった、どこだか思い出しつつ、俺はこんなことを思った、これはもう逃げられないと、何故なら俺がもう軍のスーツを着てないからだ、ただでさえ着ていても逃げ切れないのに、着ていなければもう無理だ、あっ、僕は思い出した、ここがどこだか、と同時に体を起こす、すると白宮と知らない三十か四十歳ぐらいの綺麗なおばさんがいた。


「起きたのね、ずいぶん遅かったじゃない」


「今って何日だ?」


「今日は10月10日貴方が気絶したのが10月9日だからまぁ1日程寝てたのね」


そう答えてくれたのが、綺麗なおばさんだった、綺麗な人は白衣を着ていて、ベッドがあり、体重計や身長を図る奴、名前はなんだったか忘れたが、ここは絶対に。


「黒井 遊くん、ようこそ軍の」


そうか、思い出したぞ、どこかで見た覚えがあると思ったら、ここは、学校の


「保健室へ」


「なんで、造りが保健室なんだよ」


普通に考えてもおかしいだろう、軍は日本が作った、でかい組織なんだろなのに病人をな済ませるのが、病室じゃなくて、保健室だとか。


「それはね、よくわからないのよ、自己紹介が遅れてちゃったわね、私は豊田 緑《とよだ みどり》っていうのよろしくね」


「貴方には、少しここにいてもらう、能力を使って逃げようなんて考えない事ね」


「白宮、お前はどこに行くんだ?」


「軍の会議よ、貴方の処分のね」


やはりそうか、脱走をしようとしておいて、野放しにしとく訳には行かないもんな、とりあえず、豊田さんにここから逃げれそうなルートをききだしてみるか、難しいだろうが、やらなきゃ、殺られる。


ガラガラガラ


「白宮ちゃん出ていっちゃたみたいだわね」


「豊田さんはなんで、こんな所で働いているんですか?」


「あら、そんな事が気になるの?」


「えぇ、まぁここで働くとしたら一様聞いておきたいので」


「そうね~、私は本当はこんな所にいなかったのよ、多分貴方は知らないでしょうけど、一昨年前は私は前線にでてバチバチ戦ってたのよ」


と言うことは、少なくとも二年前は休戦条約を結んでなかったということか、しかし、まだ戦えそうな体をしているな。

豊田さんの話を黙って聞いていると、色々話してくれた、まず、何故前線からこんな所の保健室の管理しているのかを、豊田さんは前線で戦っていた頃は、回復術の上位の使い手だったそうだ。

しかし、ある時、息子が援軍として勇者と一緒に来た、やっと一緒に戦えると息子は大喜びしたそうだ、だが、自分は上位の回復術氏なので部隊が息子とは離れていて、勇者の部隊についた、勇者がけがをした時に治してあげたり、しっかり自分のするべき事はやつた。

今回の戦いでは勝利して受かれて軍に帰った所、息子は死んでいた、自分の役目を果たししっかり戦ったのにどうして、その日は一日中泣き叫んだ。


「そうね、私が泣き叫んで泣き止んだ時にたまたまテレビがついていたの、テレビになんて書いてあったと思う?」


彼女は涙ぐみなが、話してくれた。


「軍とアークが、休戦条約を結んだって」


豊田さんはこの場でも叫びたいはずだ、もう一日早く条約を結んでくれれば息子は死ななかったと。


「。。。」


俺はなにも言えなかった、なんて言っていいか、わからなかったからだ。


「ごめんね、こんな湿っぽい話」


ガラガラガラ


「もう一度だけ聞くわ、黒井 遊君、軍に入らないかしら?」


「俺は弱くて、逃げて逃げて、ここまで来たんだ」


俺は、保健室のベッドにかかっていたブレザーをとり、ネクタイを締め上げワイシャツを出した。


「だから、一度ぐらい立ち向かってみようと思う」


「私が、こんな話をしたから、同情して決めたの?それならやめて、命がもったいないから」


「違う、同情なんかじゃない!!俺がそうしたいと思ってみたからだ、ただのイキリだよ、カッコ悪く生きて来た俺の最初で最後のイキリだよ」


「もう、どうやっても止められない、いつでも来なさい治してあげるから生きている限り」


「おい白宮、俺を軍に入れろ」


「態度がでかいわね、まぁいいわ、許可します」

次回は未定です。

読んで頂いた方に特別な感謝を!!

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