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流星
妖精が飛んだ軌跡を想う
ああして 色々な場所へ
幸せを届けているのね
神さま 私のところには
どんな星が降りますか
どうしたら掌に乗りますか
夜風に体温を奪われ
鈍色の日々に気力を削り
蝶番の破片に血を流した
指先が痛いのです
一瞬の奇跡に流れる涙も
唇にしみるのです
どう動けば治りますか
天の神さま
降らせている星をもって
耳にかじりつく悪魔を討ってください
星の妖精さん
儚い輝きをもって
この心を正しく縫い直してください
雨のような光の筋道に溢れる闇夜
蠢く望みは在るべきでなく
どの涙が真実なのかも定かではない
あいしてはだめ




