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ミルキーウェイ
真上に横たわる輝きの中
いつも1等星を辿る
また見てるのか、と呆れるあなたが
隣にいるよう
無数の散らばりの中
迷いなく見つけて呟く
いつの間にかあなたの口からも
聞けるようになった名前
こんなに深く長い河が
ほかにあるかしら
こんなに深く永い心も
ほかにないでしょう
あなたは今
この河のどの辺りにいるの
それとも今
この河をどこかから見ているの
私はまだ
全部を伝えていないのよ
さそり座の隣にある射手座の辿り方
河の中にそっと隠れている
仔狐やトカゲのこと
星ばかり見てた私の世界に
流れ星を降らせた大切な人のこと
とても心強くなれたこと
もっと隣にいたかったこと
今年の七夕は晴れたから
伝説の二人は逢えるのね
懐かしく温く頬撫でる風は
私の涙ばかり置き去りにして
会いたいなぁ




