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びー・じー・えむ
2年前に書いたもののリメイク。
ぼくは、ぼくの感情をコトバにすることができないのに、
きみはそれでもぼくが好きだという。
ぼくが、ぼくの意味を見つけ出せていないのに、
きみはそれでもぼくが消えて欲しくないという。
ぼくには、分からない。
きみがぼくの隣で笑う意味も。
ぼくには、量れない。
きみがぼくを優しいという基準も。
ぼくは優しくない、優しくないんだ。
きみはぼくの何を見ているの、
きみはぼくに何をしてもらったの、
きみは、きみの見ているぼくは、誰なの。
何も言わないぼくに、きみも困った。
けれど突然きみに翳がさす。
ごめんね、自分勝手だったね、と、立ち去るきみ。
ちがう
違うよ、きみは自分勝手ではない。
きみの評価は押し付けではない。
ぼくが、受け入れるのを怖がっただけだ。
待って。
ぼくはまだ、きみの言葉を聞いていたいのに。
なくなってはじめて、あってほしいと、ねがうもの。




