表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/100

美しくなくていいですか

使い古したコーヒーカップ

その茶ばんだ飲み口のように

美しくなくていいですか


服が決まらなくて時間食って

慌てて引いたアイラインみたいに

整ってなくていいですか


世界一で居続けたかったがために

鏡に映った娘を疎んだ女王ぐらいに

正しくなくていいですか


努力はします

間違えないように

けれども想いは時として

予期せぬ方へ歪むから


私は毎夜 恐ろしいのです

小悪魔は悪魔に昇格するのか

貴方を閉じ込めたくなりはしないか

スープにかける「おいしくなぁれ」が

いつの日か呪いになりはしないか


溢れそうな恋慕は

まだかろうじて私の支配下です

ただしもう純粋ではないから


美しくなくていいですか

私も、つらいの

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ