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ガーネット
キミのホントウはどこにある
溢れる炎に小指が触れれば
その断片でもわかるのか
キミのサイコウはどこにある
高まる心音に合わせて唄えば
その片鱗など見えるのか
キミのシンジツはどこにある
揺らめく光に唇を重ねれば
その末端だけ味わえるのか
キミを知りたくてたまらないのに
想えば想うほどに歪んで
捻れて拗れて縒れて絡んで
キミだけ変わらず真っ直ぐなまま
優美なのに芯のあるガーネット
危うさごと情熱を包む輝き
撫でようとすればまた
僕はキミの熱に侵される
宝石言葉と効力からイメージ