◆◇◆人物紹介◆◇◆
とても長いタイトルの小説を書いてみたくなりチャレンジしましたが…話の設定を盛りすぎて、1話完結で収まらなくなりました。
長編ではなく、五話くらいにまとめるつもりですので、最後までお読みいただければと思います。
【クリスティーナ・アルバー公爵令嬢 17歳】
異世界系ドロ沼恋愛推理小説『可憐な白い花は手折られる〜この子誰の子?〜』のヒロイン。帝国皇室の血を引くため、皇室に多い金髪碧眼の美少女。
王太子の婚約者だったが、お城からの帰り道、覆面の男に拐われ意識を失くしているうちに純潔を奪われ、王太子妃資格を失くす。
その後妊娠していることが発覚。
事件後、傷ついたクリスティーナに優しく寄り添ってくれた、王太子側近のアーサー・ガーランド公爵令息と入籍するも、結婚式当日教会に向かう途中で馬車事故にあい夫が死亡。結婚式も挙げず未亡人となる。
そのショックで自分が異世界系ドロ沼恋愛推理小説の主人公に転生した、前世日本人だったことを思い出す。
(前世 山崎真由享年35歳)
大学からの付き合いの彼と27歳で結婚。出産を機に専業主婦となり、子供達が幼稚園に通っている空いた時間に、大好きなドロドロの昼ドラを見るのが趣味。
小説『可憐な白い花は手折られる〜この子誰の子?〜』は、そんな真由が気に入ると思って親友のミドリが貸してくれたけれど、序盤で読むのを止めてしまったため、この話の肝心なところは知らない…。どうして自分が亡くなったのかも思い出せない…。
【ローランド・バイオレット王太子 18歳】
バイオレット王国王太子。クリスティーナの幼馴染で元婚約者。金髪菫色の瞳の王子様。
学園卒業後、結婚の予定だったが、不運な事件のため、やむを得なくクリスティーナと婚約解消。
幼い頃から一緒だったので、クリスティーナにとっては家族のような存在。婚約解消後も、兄のように見守ってくれる人。
【アーサー・ガーランド公爵子息 20歳】
ローランド王太子の従兄弟で側近。父は王弟。腰まであるストレートの銀髪に菫色の瞳の綺麗系イケメン。
クリスティーナがローランドの婚約者だった頃は敬愛の念を抱いて見守っていたが、事件後、今にも死んでしまいそうなクリスティーナに寄り添い支えるうちに愛が芽生える。
妊娠したクリスティーナを母子共に守るため、妻に迎えこれから結婚式を挙げる…という時に馬車事故に遭って帰らぬ人になる。
【フィリップ・ガーランド公爵子息 17歳】
ガーランド公爵と異国の舞姫の間に生まれた庶子。アーサーの異母弟。黒髪菫色の瞳のエキゾチックな顔立ちに筋肉質な細マッチョイケメン。
母親はフィリップを生むとすぐに公爵に息子を預け、流浪の旅に出てしまったので、彼は公爵家で育てられた。嫡男と区別するため、正妻のエリザベスにアーサーの従者として育てられる。
本物のお姫様であるクリスティーナは、ずっと憧れの対象だった。
【ヘラルド・アルバー公爵 42歳】
クリスティーナの父。金髪緑目の美丈夫。クリスティーナの母である、5歳下の帝国皇女フランソワ・アラバスターとは完全な政略結婚。フランソワはお人形のように整った顔だけれど、ヘラルドの好みは庶民的な可愛らしい系。
フランソワが学園を卒業するまで帝国で暮らしていたのを良いことに、学生時代は男爵令嬢のリリと浮気していた。
男爵令嬢では、公爵家に嫁ぐことは無理なため、そのまま政略結婚でフランソワと結婚するも、リリともそのまま隠れて交際を続け、クリスティーナよりも先にスチュワートという息子までこさえている。
正妻のフランソワ亡き後は、間を置かずにリリを後妻に迎え、スチュワートを養子としてアルバー公爵家の跡継ぎに据える。
クリスティーナのことは、政略の駒としか見ていない。
【フランソワ・アルバー公爵夫人 享年30歳】
クリスティーナの母。アラバスター帝国第二皇女。皇室に多い金髪碧眼の人形のように整った美しい人。
夫のヘラルドに対して愛情はないけれど、夫婦として体裁は保たれていたため疑問に思うことはなかった。娘のクリスティーナに対しても、自分で育てることはないため、特に思い入れはない。
自分が育った皇室も一夫多妻で、政略結婚とはそういうものだと思っている。
元々体は丈夫でなかったうえに、流行り病を患い、クリスティーナが10歳の時に他界する。
【リリー・アルバー公爵夫人 40歳】
クリスティーナの義母。茶髪茶目の童顔。
クリスティーナとは、関わることがないため、綺麗なお人形のようにしか思っていない。
そのうち家から出ていき、王太子に嫁ぐ高貴な存在なので、粗末には扱わないけれど、家族としての愛情はない。
思わぬ事件で、王太子候補から外されどうしようか?と思ったけれど…すぐに他の嫁ぎ先が見つかって良かった♡…と思ったら、次の嫁ぎ先の夫がすぐ亡くなりまたまたどうしようか?と思ったけれど…そのままガーランド公爵家に留まってくれてラッキー♪ぐらいの感覚。
アルバー公爵家に嫁いでも、庶民的な感覚が抜けない。
【スチュワート・アルバー公爵子息 20歳】
次期アルバー公爵家当主。クリスティーナの義兄。
茶髪緑目で、顔立ちは父のヘラルドそっくりなため、養子となっているが実子だろうとみんな思っている。
クリスティーナが王太子妃として家を出ることが決まっていたため、幼い頃から当主教育を受けていたので、リリーよりは高位貴族的な考え方が身についている。
クリスティーナに対する態度は、母と同じ。
【ナターシャ・サラマンド王女 22歳】
隣国サラマンド王国の第五王女。
黒髪黒目のセクシー美女。サラマンド王が老いらくの恋で娶った平民出身の寵姫が産んだ姫。孫よりも年下。
母の身分は低いが寵姫のため、甘やかされて育っている。
ローランド王太子が外交でサラマンド王国に来た時に一目惚れして、婚約者がいるのも気にせず誘い掛けるも相手にされなかった。
クリスティーナとの婚約が解消されたと聞き、父王におねだりして、サラマンド王国にとってはかなり不利な様々な条約を結ぶことと引き換えにローランド王太子との婚約を結んでもらう。血筋が良く、ローランド王太子に大切にされているクリスティーナのことは、邪魔だと思っている。
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