表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/12

第二話『ミリィ、初めての人間界!』

お世話様です。

数ある作品の中、ご訪問頂きありがとうございます。


今回は、ミリィが初めて人間界に来たお話しです。

まるで子供のようにはしゃぐ彼女の姿を感じて頂けたら嬉しいです。


どうぞ宜しくお願いします。

七色にきらめく光の柱――

精霊門をくぐったミリィは、ふわりと足元が宙に浮くような感覚に包まれた。


「う、ん…………」


 光の眩しさで一瞬、目を瞑ったミリィ。

そして、ゆっくりと目を開ける。


「んん――え、わああっ……!」


 目の前に広がったのは、見たこともない海と青空。ふわふわの白い雲。

そして、後ろを振り返ると遠くには、どこまでも続く緑の野原と、人間たちの住む町が小さく見えた。

ミリィは、パァっと顔を輝かせる。


挿絵(By みてみん)

「これが、ここが……《人間界》――! 本当に、本当に来ちゃったんだ!」


 ふわっとスカートを揺らしながら、ミリィは野原に駆け出した。

草の上をころころ転がったり、小さな花を見つけてはしゃいだり、羽のように軽いステップでぴょんぴょん跳ねたり。


「あはは、見てみて! このお花、ちっちゃくてすっごくカワイイーっ!」


 誰に言うでもなく、満面の笑みで花を掲げるミリィ。

その姿は王女という気品をまったく感じさせず、むしろ一人の無邪気な女の子のようだった。

精霊城では、お行儀よくしなきゃいけなかった彼女も、今は誰の目もない自由の中、心からはしゃいでいた。


――風が吹く。


スカートと金色の髪が、光の粒をまき散らすようにふわりと踊った。

ミリィは両手を広げて、思いっきり深呼吸する。


「――ん~~~~っ! 人間界、最高~~~っ!!」


 その無邪気な叫びは、海の向こうまで響いていった。

本作を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

少しでも楽しんで頂けたら、とても嬉しいです!


宜しければ、評価や感想などを頂けると、今後の創作の励みになります!

引き続き応援宜しくお願い致します!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
こんばんは!! 人間界に来てしまったミリィ。 その美しさと嬉しさで無邪気にはしゃぐ姿が可愛いですね(*´`) 素敵な画像とともに楽しませていただきました°・*:.。.☆
いよいよ人間界に到着しましたね! 無邪気にはしゃぐ様子が可愛い! これからの展開が楽しみすぎます!
キャーーーーッッ!!!ミリィちゃん、ついに人間界へーーー!!(≧▽≦) 冒頭から七色の光の柱とか、ふわっと浮かぶ感覚とか、描写がまじで美しすぎて… 読むこっちも「一緒にワープした…?」ってなる没入感で…
2025/06/26 21:59 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ