私の可愛い悪役令嬢
もどかしい。
その一言に尽きる。
恋愛小説ならばトキメキながら何ページでも読めただろう。歌劇ならば切なさと甘酸っぱさに身を捩って楽しんだことだろう。
けれど、それが現実の友人の話になった途端に冷静になるのはなぜかしらね。
「絶対に、絶対に、私を好きになるはずなんてないのよ」
そう断言した友人は、ピンクに染まった両頬を押さえて小さく横に振る。緩く巻いた髪がふわふわと揺れる姿は愛らしい小型犬を思い出させた。
客観的に見ても、彼女と彼女の婚約者は相思相愛だ。
それなのに、どうして二人とも片思いのようなことになっているのかしら。
互いに愛し愛されているのに伝わらないなんて、ロマンス小説の前半の盛り上がり部分よね。小説ならときめくのに、現実は「いい加減に素直になれ」と説教がしたくなるなんて、不思議だわ。
理由は分かりきっている。
「デートだなんて。どうしてなの?こんなのおかしいわ。おかしいわよ。もしかして、バグ?バグなのかもしれないわ」
少々お馬鹿で、かなり鈍感で、頑固者なこの親友、エルローズ・ペリエのせいだ。
婚約者同士なのだから堂々とデートすればいいのに、しきりに「おかしい」「変よ」「どうして」を繰り返している。
好きな相手から誘われているのだから、こうして私とお茶しているよりも着る服を選べばいいのに。
初夏とはいえ羽織るものがいるわね。彼女の藍色の髪なら水色を基調にしてもいいわね。後でメイドたちと要相談だわ。
「もう。ヴィヴィったら聞いてるの?」
「ちゃんと聞いているわ」
上気した頰を膨らませている姿が可愛いと言えばさらに怒らせることになるから言わない。
「だから、ね。その、殿下と……デート、とか変よね。視察とかそういう理由かな?きっとそう、よね。お仕事の一つなんだわ」
「別に、婚約者同士でデートしても変でもないでしょう」
「そ、そうかな。普通、なのかな」
寂しそうに微笑むから口を挟んだけれど浮上したのは一瞬で、すぐに肩を落として分りやすく落ち込む。
相変わらず、浮き沈みの激しい子ね。
貴族らしくない振る舞いだけれど、それは私といる時だけ。それだけ信頼を得ているのだと思えば、多少の優越感がある。
「でも、私は嫌われているはずだもの。形だけの婚約者だもの。好きになんてなってもらえないわ」
「そうでもないと思うけれど…」
「だって、もうすぐ彼の前には運命の乙女が現れるのよ。そして二人は劇的な恋に落ちるのっ」
どう言っても私の言葉を信じそうにないので、こちらの様子を見る余裕もなく嘆いている彼女をそのままにティータイムを楽しむ。
せっかくの紅茶が冷めてしまうわ。
甘味を抑えた焼き菓子に好きなジャムを塗って口に入れる。
ん。美味しい。相変わらずパティシエの腕がいいわ。帰りに包んで貰おうかしら。
もう一口と味わっていると、彼女がいきなり立ち上がって頭を抱えたまま空に向かって叫んだ。
「そして、私は断罪されて修道院に行ったり、娼館に行ったり、国外追放されてのたれ死んだりしちゃうんだわぁああああ!」
あら、いい風。
ついでに彼女の戯言も遠くへ飛ばしてちょうだい。
まったく、公爵令嬢が婚約破棄ごときで国外追放になるはずないじゃないの。それに、娼館?いやだ、怖い発言しないで欲しいわ。あの執着心の塊のような婚約者に聞かれたら、周りにいる私たちに被害が出るのよ。
公爵家自慢の花園の中で、さっきから百面相をしている彼女は、この国の宰相ペリエ公爵の娘で第二王子デューク殿下の婚約者でもある。
ついでに言えば、十年来の付き合いになる愉快な親友でもある。
エルローズとの初めての出会いは彼女の七才を祝う誕生日パーティーだった。
我が儘放題と評判のエルローズの誕生日パーティーは盛大に催された。公爵夫妻が、愛娘のお友達を選ぶ為に家門に連なる子ども達を招待したからだ。
かくいう我が家もペリエ公爵の縁戚にあたるので招待された。
親戚筋のみならず使用人たちの間でもエルローズの我が儘は有名だった。自分の意見が通らないと泣きわめき、都合が悪くなると人のせいにする。お嬢様の我が儘に耐えきれず辞めた使用人は片手を超え、家庭教師は既に二人変わっている。
なにせ公爵家だ。王家の次に位が高く、公爵閣下は王位継承権も持っている。彼女が敬意を払うのは王家と両親だけでいい。そして、公爵夫妻は娘に甘かった。砂糖の塊に蜂蜜とジャムをかけるぐらい甘かった。
叱られたことのないエルローズの我が儘は天井知らずで、公爵家に連なる親戚一同の悩みの種でもあった。
お友達に選ばれてしまえばどんな無理難題を言われるか分らないと、両親は私に目立たないようにしなさいと釘を刺した。
多少のリスクと引き換えにしても旨味を取りたい家はここぞとばかりにエルローズの元へ我が子を出撃させていたので、私一人参加しなくても問題はなかった。
エルローズの我が儘っぷりは九才の私から見ても酷いものだった。ケーキが気に入らないからと作り替えさせたり、似た色のドレスを着た子にジュースをかけたり、人の物を取ったり壊したり。あんまりな傍若無人っぷりに、私も両親も彼女から距離を取った。
あんな子の友達なんて絶対無理と思っていたのに、その一週間後には唯一のお友達となっていた。
世の中は不思議で満ち溢れている。
原因のひとつがエルローズの婚約者でもあるデューク殿下だ。
誕生日パーティーに遅れてきたデューク殿下は、ローズの我儘っぷりを見て「こんな奴と婚約なんて絶対にイヤだ」と指差して叫んだのだ。
デューク殿下の気持ちは分らなくもないけど、本人を目の前にして言ってダメよね。そんなことは同じ年の私でさえ分かるのに、王子様には分からなかったらしい。
しかも相手は我が儘モンスターのエルローズ。さすが王子様は怖いもの知らずだわ。
感心と呆れの混じった気持ちでことの成り行きを見ていた時だ。
「私だって貴方みたいな失礼な人はお断りよっ!!」
「エルローズ。なんてことを言うのです。殿下に謝罪なさい」
「絶対にイヤよっ!」
怒ったエルローズを公爵夫人が叱ったが、癇癪をおこした彼女はその手を振り払って走り出した。
私のいる方向へ。
油断していたのもあるが、意外と足が速かったエルローズを避けることができずにぶつかった。それはもう真っ正面から。
私の後ろには小休止の為の小さなテーブルがあり、テーブルの上には飲みかけのグラスや料理を盛った皿が置かれていた。
結果どうなったかといえば、エルローズがぶつかった私が後ろに倒れてテーブルにぶつかり、反動で跳ね返りエルローズに倒れ込んだ。倒れた私の背中にはテーブルに乗っていたものが降り注いだ。
この時の事は一瞬の出来事であまり覚えていない。
ドン!ゴン!ガシャン!ガシャガラン!といった感じである。
衝撃と何かが倒れて壊れる音がして目の前が真っ暗になった。あちこちが痛かったが両手を突いて起きあがろうとしたら私の下敷きになったエルローズが見えた。
ああ、しまった。我が儘お嬢様を下敷きにしてしまった。
「大丈夫?けが、ない?」
朦朧とする中、彼女の頭や顔に傷がないか確認して安心するとそのまま意識を失った。
後で聞いた話だが、私は何かで頭を切ったらしく血がだらだらと流れていたらしい。
血塗れの私は公爵家の客室で医師の診察を受け、エルローズは血塗れの私を見て気を失い、所在をなくしたデューク殿下はお付きの人に促されてお城へと帰ったらしい。
もちろん、パーティーはお開きとなった。
私の傷は思ったほど深くなかったが、それでもこめかみ近くの傷は残るらしい。髪の毛で隠れる位置なので悲観はしてないが、代わりに母と公爵夫人がショックを受けていた。
さめざめと泣く母に謝る公爵夫人とそれをなだめる私。
九才の怪我人に気を遣わせないで欲しい。まったく。
エルローズはショックで高熱を出したが一晩で下がったらしく、公爵夫人と謝罪に来てくれた。
しおしおとやってきたエルローズは私を見るなり目から涙を溢れさせて大泣きして謝ってくれた。
そこに我が儘モンスターの面影はどこにもなく、涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにした小さな女の子がいた。
気の強さを表していた勝気な眉はへにょりと垂れ下がり、怒りに燃えていた翡翠の瞳は涙で溶け、嵐にも立ち向かうような姿勢は自信なく猫背へと変貌していた。
「ご、ごめ…ごめん、なさ……、ひっく、ごべんだはい」
………だれ?
一瞬、本当に誰か分からなくてまじまじと見てしまった。
思わず公爵夫人に視線を向けたものの、なんと言っていいか分からず、再びしょげるエルローズを見る。
「この子もとても反省したみたいなの。貴女さえ良ければ、滞在中少しで良いからこの子と過ごして頂けないかしら?」
公爵夫人にここまで下手に出られて断れようか。
こうして、公爵家の医者から許可がでるまでの五日間を別人のようなエルローズと過ごすこととなったのである。
頭を怪我していたせいで三日もベッドから出られず、暇を持て余す私の元に翌日からエルローズがせっせっと通ってくれた。
別人と化した彼女は優しくて親切で、相手を思いやる気持ちを持っていた。
いや、本当にだれ?
実は双子で入れ替わっていると言われたほうが納得できる。
「あの、こんなことを言うと変に思うかもしれないけど、私、高熱のせいか記憶が曖昧なの…」
眉をへにょりと下げてそう言ったが、記憶どころではなく、人格が違うと思う。それくらい別人だった。
会って間もない私が戸惑うのだから、公爵家の方々や使用人の戸惑いは思わず笑ってしまうほどだった。公爵家の方々、閣下と夫人、四つと三つ年上のお兄様方は良いほうに捕らえているが、使用人はエルローズがお礼を言う度に固まってなんとも言えない顔をする。
「今まで私が悪かったんだもの」
と寂しそうに笑うので、思わず頭を撫でてしまった。
「そのうち慣れるわよ」
私の上手くない慰めに照れ笑いを返してくれたエルローズが好きになりかけていた。
この子の友達ならなりたいな。本当にそう思った。
公爵家での生活は楽しく快適に過ぎ、明日は家に帰るという日。
エルローズと遊戯盤で遊んでいた時、エルローズがちらちらとこちらの様子を伺ってきた。
「なにか話したいことがあるの?」
「えっ!あ、あ、その、あの、………うん」
小さく頷いたエルローズは口を開けては閉ざすを繰り返してなかなか話し出そうとしない。自分でももどかしいのか下唇を噛んでしまっている。
「癖になるわ」
指先で彼女の唇に触れて解放してあげる。
小さくついた歯の形をつぃと撫でれば小さな吐息が指先に触れた。
「あ、あの、あの、ヴィヴィっ。あのね、聞いて欲しいことがあるの」
顔を真っ赤に染めてあたふたと両手を彷徨わせる姿が可愛らしくて思わず笑ってしまった。
この五日間で私とエルローズは愛称で呼び合うほどには仲良くなった。私は彼女を「ローズ」と呼び、彼女は私を「ヴィヴィ」と呼ぶ。
「あのね、こんな話、信じてもらえないかもしれないけれど、本当のことなの」
そう話し始めた彼女の表情はとても真剣だったが、その内容は俄かには信じがたい夢物語のような話だった。
なんでもエルローズには別世界の記憶があるという。恐らくそれは前世の記憶で、この世界はゲームという小説のような世界とそっくりだというのだ。
その中でエルローズは主人公を虐める悪役で、いずれ現れる主人公の女の子が六人の令息たちと恋の駆け引きを繰り広げるらしい。その令息の中にはデューク殿下もいるのだとか。
「本当はね、ヴィヴィじゃなくて私が怪我をするの。それで、小さい傷を理由にヴィヴィを顎でこき使うの。それでね、怪我の原因を理由に、デューク殿下にも我が儘放題ですっごく嫌われるの」
ただの妄想にしては設定はよくできている。
エルローズが小説を好んで読んでいたなんて聞いたことはない。むしろ勉強を嫌がっていたと聞いている。そんなエルローズがこんな物語を思いつくかしら。
彼女の語る悪役のエルローズは、高熱で性格が変わる前の彼女ならありえそう。あの我が儘モンスターは気に入らない相手に容赦などしない。どんな手を使ってでも相手を破滅させようとするだろう。
でもいま目の前にいるエルローズは違う。
怪我をした私を思いやり、謝ってくれた。決して我が儘モンスターじゃない。
それに……
「私、前みたいに酷いことなんてできない。お話の展開が変わるかもしれない。それに、お父様やお母様やお兄様たち、公爵家のみんな、それにヴィヴィに嫌われたくないっ」
ポロポロと流れる涙を見ながら、胸がきゅうっと締めつけられる。
「可愛い…」
思わず漏れでた声は幸いにも聞こえなかったらしい。
ハンカチで涙を拭き取る。泣いて赤くなった目元が可愛い。
「信じるわ」
「………ほんとう?」
「本当よ。可愛い私のローズは嘘つきじゃないもの」
「ヴィヴィ……」
見る間に目に浮かんだ涙が溢れ出して泣き始めたエルローズを引き寄せて抱きしめる。
妹がいたらこんな感じかしら。
こんなに可愛いエルローズを悪役になんてさせないわ。
九才なりに母性愛を炸裂させた私は、彼女のお友達として公爵家に出入りするようになった。
公爵夫妻の信頼を得た私は、エルローズと共に勉強する機会を得て週に二日は公爵家に泊まるほどになった。
まずは、エルローズから物語の展開を聞いては紙に書き留めて対策を練ることにした。
細かい部分は忘れたと言うが大筋だけでも問題はない。
特に没落だなんだと物騒な話はないが、悪役エルローズの悪評の数々を思い出させて対策を取った。既に出来ている悪評はどうしようもないが、これからイメージアップはできるはず。現に公爵家の使用人からは好感触を得ている。
一番の問題はデューク殿下で、お見舞いの品が私に届いた。
私の怪我の具合は、「傷があるなんて誰にも知られたくない」と公爵夫人に懇願して偽造してもらったので、デューク殿下は知らないはず。
だって、もしも殿下が罪悪感から同情を感じたりしたら、とても面倒なことになるかもしれない。我が儘モンスターにさえ傷を負わせたからと婚約を続行するくらいなのだ。僅かな疑惑の芽は摘むべきだ。
エルローズにはデューク殿下に失礼なことを言ったとお詫びの手紙を書かせた。何度も送ると鬱陶しがられるので、時折季節の便りに乗せて相手を思いやる手紙を送るようにする。
エルローズが語る物語を参考にすれば、デューク殿下は控えめで庇護欲を感じる相手がお好きなようだ。
いまのエルローズならいけると判断して、後押しと助言を頑張ったのだが、素直になりきれない殿下と思い込みの激しいエルローズの恋は十年経っても平行線である。
物語の世界だと頑なに信じているエルローズは、いずれ主人公が現れて殿下から婚約を破棄されて破滅すると思い込んでいる。
デューク殿下は可愛くなったエルローズを好きになっているのに、素直に好意を伝えられないまま現在に至る。「言わなくても分かっているよな」なんて自分勝手な想いがエルローズに伝わるわけがない。婚約という約束に安心しきっているのではないかしら。
見ているほうがやきもきしてしまう。
エルローズも面倒だが、殿下は殿下で面倒なのだ。
今度のデートだって、事前にリサーチをしたあげく、どうせならエルローズを驚かせて喜ばせたいと計画を練りまくっていた。
植物園を散策して、美味しい食事を楽しみ、老舗の宝石店で指輪を買うという内容だった。初デートで指輪とか重すぎる。しかも。初めてのアクセサリーのプレゼントが指輪。
コレを聞いた時は絶句したが、拗らせているエルローズには効果があるかもしれないと思い直した。
もう、そのままプロポーズすればいいのに。
その上、レストランは初めての行くところがいいと言い出したのだ。エルローズのような貴族令嬢が行く高級レストランなんて数えるほどしかないし、そのどれも入店済みである。
そこでデューク殿下は新しいレストランを開業することにしたのだ。
初めてのお客様として招待するらしい。
発想が斜めすぎる。
なんなの、その「初めて」に拘る情熱は。気持ち悪いんですけど。
そのせいで初デートが半年も遅れることになったし、開業の準備に奔走することになったし、会う機会がグンと減った。そのせいでエルローズが勘違いを炸裂させて、「やっぱり嫌われている」と私も巻き込まれた盛大な痴話喧嘩になったのよ。
呆れるわ。
まぁ、でも今度のデートである程度は進展するのではないかと期待している。
本当に、プロポーズすればいいのに。
私たち周囲の人間がどんなに協力したとしても、結局のところ、決定権は二人にある。エルローズは長年の思い込みで面倒くささに磨きが掛かっているのでデューク殿下には是非とも奮闘してもらいたい。
私がどうしてデューク殿下の内情を知っているかといえば、殿下の側近であるヒューバート卿と結託しているからだ。
ヒューバート卿も拗らせ過ぎた殿下に呆れていたところだったので、仲間意識が芽生えたのだ。
おかげで殿下の内情も知れて大いに助かっている。
この調子で物語の主人公が現れる前に二人の絆を強くして、横槍が入らないようにしなきゃ。
エルローズが覚えている物語では、主人公が現れるのは隣国の使節団を歓迎する大規模な歓迎パーティーだ。
すなわち今年の秋。
邪魔なんてさせるものですか。
夏が終わるまでに、何がなんでもこの厄介な二人をくっつけてみせるわ。早速ヒューバート卿に連絡して計画を詰めないといけないわね。
「私がこんなに悩んでるのに、ヴィヴィは楽しそうね」
「だって、百面相しているローズが面白いのだもの」
「もう!私は真面目に悩んでるんだからっ」
子犬の甘噛みのように戯れてくる姿は本当に愛らしい。
さぁて、どうやってこの愛らしい悪役令嬢を幸せにしてあげようかしら。
ふふふ。あぁ、楽しい。…………あら、なんだか私のほうが悪役令嬢みたいね。それも悪くないわ。
【登場人物】
ヴィクトリア・オルコット伯爵令嬢[ヴィヴィ]
(乙女ゲームでは悪役令嬢の腰巾着役。悪役令嬢の断罪後は語られていないが、王子ルートでは死亡する)
エルローズ・ペリエ公爵令嬢[ローズ]
(乙女ゲームでは我が儘モンスターな悪役令嬢。断罪のバリエーションは攻略対象の数だけ存在する)
デューク第二王子
(乙女ゲームでは攻略対象の一人。メインキャラのはずが発売後はツンデレ気質なチョロ王子と呼ばれる)
ヒューバート卿
(乙女ゲームでは攻略対象の一人。デューク王子の側近。軽く見えるが頼れるお兄さんタイプ。人気No.2)