67/100
冬日和
朝陽が爽やかすぎて
なんとはなしに
気後れする
雪の上の
澄んだ空気
木々はひっそりと
凍りついて
きらり
きらり
と
輝く
あの枝から
落ちる
雫
に
な
れ
た
ら
駆ける術を持たない魂が
ほんのりと光に滲む
南天にとまった
ツグミが
一羽
羽ばたいていった
.......................
今日は日向ぼっこかい
いい子だね
冬も後少しだ
お前のあくびを見ると
縮こまっているのが
馬鹿らしく思えるよ
そろそろ時間か
おやつはないんだな、これが
さて
元気にしてなよ