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無意味
光のような
闇のような
希望のような
絶望のような
意志というもの
諦念というもの
終いが見えずに嘆息する
木陰の私、ないし、理想。
消えてゆく、幽かなものに心惹かれ
文字に起こして眺め、打ち捨てる
とらえどころのなさ
渇ききっては濡れ
濡れきっては渇き
白と黒の羽根を並べる
天地をかいくぐって
カタチナキモノになりたい
ぽつりと浮かぶ永遠の点に
/絶句/
求めるのは抜け去った跡
絶叫を開閉して
都合よく取りまとめる
自分という嘘を踊らせながら
平板を切り刻む、踏み砕く。
/哄笑/
たぶん、干からびている。