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言の葉ひらひら  作者: Jade
4/100

盛夏詩





ああ


空が青い


ああ


満杯の蝉


ああ


杜が蒼い


ああ


鎮守の朱


さやか

 さやか


地には熱

天には風


教える雲

訪れの音


あれ

 あれ

  走る

傘なき子

バスの中

さぁっと

小雨に

消えてった



おお


天が鳴る


おお


千花の水


おお


虹が立つ


ああ


再びの青





~~~~

 ~~~~



宵の果てさえ暑く

蝉の幻聴に焼かれる

隣人は倦んだらしい

窓を開閉している

私はしょっちゅう

氷を作っている

寝返りさえ

聞こえそうな静寂

虫の恋など

何でもないと

言い聞かせる

何でもない日

凍えるように

朝を待つ

時の遺骸を

数えながら



明暗。

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